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視点者の意識がないときの描写 (No: 1)

スレ主 左野冠 投稿日時:

 こんばんは、お世話になります、左野です。
 小説を書いていると、視点者が寝たり気絶したりするシーンに当たることがあります。
 視点者の意識がないときの描写は以下の方法で問題ないでしょうか。また、他に方法があればぜひ教えてください。

1:視点者が意識を失うぎりぎりまで地の文で書く。その後は書かない。
 いわゆる、「おれは寝てしまった」というものです。
 よく使われている手だとは思うのですが、「『おれは寝てしまった』ってモロに目覚めたあとに考えることだよなあ。『おれは死んでしまった』に近いものを感じるぞ」というような、余計なことを考えてしてしまいます。
 かといって別のいい言葉が思いつくわけでもない。
 これはお約束の文章として素直に使っていいのでしょうか。

2:視点者を変える
 視点者を変える方法です。意識がなくなった後の展開が長いときに使うべき方法と聞きます。
 しかし、一人称小説でやると、地の文が随分変わってしまいます。(文章力によるとはいえ)違和感を覚えますか。

3:視点者の意識がなくなったあと、神視点(というより無視点三人称? 地の文では登場人物の心情を一切書かず、ただ事実のみ書く)で描写する
 特にお聞きしたい方法です。
ーーーーーーーーー
例)
「頭が痛い」
 そうぼやくと、椅子に座って本を読んでいた魔女が、長くて美しい髪を耳にかけてから、本をぱたんと閉じてこちらに視線を向けてくる。
「風邪でもひいたのか」
「たぶんね。もう寝るよ」
 おれは頭を押さえながら、フラフラと歩き、ベッドに腰掛ける。
「寝るのなら、その前に薬を飲むかい。私が作った薬がまだ残っているはずだ」
「うん、ありがと。それ飲んで寝るよ」
 おれがそう返事をすると、魔女はさっと薬箱から瓶を取り出した。
「ほら」
「サンキュ」
 瓶を受け取り、一錠だけ取り出す。すると、魔女は水がなみなみと入ったコップをもってきて、すぐ近くの机に置いた。
「水。これを飲み干せ」
「え、いいよ。そのままのみこめるし」
「寝ている間に脱水症状を起こしたらどうするんだ」
「わかった、わかったよ」
 他人の健康だけは本当に心配するんだよなあ、この魔女は。自分のにはてんで無頓着なくせに。そんなことを思いながら、コップに口をつける。
「熱は?」
 コップの水を半分飲み干してから、答える。
「……ああ、なさそう。大丈夫だよ」
「ならいいんだが」
「そうそう、この薬、よく効くんだよね。飲んだ瞬間こてっと寝られちゃうんだ。起きた頃にはもう元気いっぱいだし」
「特殊な睡眠薬だからな」
「ん、じゃあ、おやすみ」
 おれはそう言って、水をふくみ、薬を口に放り込む。ゴクンと飲み込んで、それだけでもう眠い。ベッドに横たわり、ブランケットを被る。どんどん眠気が襲ってくるのが嫌でもわかった。

「おやすみ。ふふ、もう寝息を立てている。……私は心配でならないよ、君はいつも必要以上に無理をするんだ。君は私よりよっぽど脆いというのに」
 暖炉の光がコップをオレンジ色に照らす。暖かい空気で部屋は満たされている。
「君の前じゃ口が裂けたって言えないが……私は君のことを」
 誰かの思いを隠すように、火の粉のパチパチはぜる音だけが、病人の小さな寝室に響いていた。
ーーーーーーーーー
 というものです。
 今書いている小説があるのですが、例のように、視点者の意識がなくなったあとの展開が視点を変えるには微妙な長さで、しかしどうしても描写したい場面があります。
 そのために方法3を使う予定なのですが、変でしょうか。

 よろしくお願いします。

カテゴリー: 文章・描写

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人気回答!視点者の意識がないときの描写の返信 (No: 2)

投稿者 のん : 3 No: 1の返信

投稿日時:

 こんばんは、のんです。1つずつ私見を述べさせて頂きますね。

 先ず1つ目の、視点者が意識を失うぎりぎりまで地の文で書く。その後は書かない。方法。左野冠様が仰る通り、よく使われいますね。
 お約束な文章として素直に使っても問題ないと思いますが、私も似たような事を考えて無駄に抵抗します。例えば地の文で「おやすみ」と言わせてみたり、「夢の世界に下り立った」としてみたり。別のテンプレに乗っ取って「周りの声が遠退いていった」と書いてみたりです。

 私はだいたいこの1つ目の方法を取った後に、主人公が意識を取り戻すまで時間を飛ばして他のキャラクターに説明させます。他にも、何があったか想像できる目印だけ用意することも有りますね。王道です。

 2つ目の視点者を変える方法は、個人的にあまり好きではありません。
 もともと三人称であったり、主人公格が複数人いるのであればその限りではありませんが。大概は作者が楽だからそうしているのだろう、と透けて見えます。主人公にも感情移入できていないような序盤にされると特にですね。

 3つ目の視点者の意識がなくなったあと、神視点で描写する方法も、もとが一人称であるのなら違和感を覚えることが多いです。ただ、2つ目よりは良いですね。
 例文を頂きましたので、それをもとに意見しようかと思います。先ず、主人公の一人称から三人称への切り替え部分。
 魔女の台詞の前に、三人称に切り替わった地の文が欲しいですね。例としましては、主人公が寝たことの明記と、魔女がどういった様子かを表す軽い描写です。
 それから『誰かの思いを隠すように』の『誰か』が魔女を指しているのでしたら、ハッキリ魔女と書いた方がスッキリします。

 最後に別の方法。主人公は意識がないという前提を覆してしまいますが、例文程度の文量でしたら主人公の一人称のまま続けた方が良いでしょう。
 ぼんやりとした微睡みの中で魔女の言動を受け取りつつも、確りと認識しないままとし。寝て起きて忘れてしまうのです。これもまたよくある手法ですよ。

視点者の意識がないときの描写の返信 (No: 3)

投稿者 サタン : 2 No: 1の返信

投稿日時:

創作は自由ですので、視点を変える事それ自体は何も問題ありません。
しかし、のんさんも仰っていますが、「視点を変えるのが一番楽に表現できるから」と安易に変更してしまうのは良くないでしょう。そしてやはりそうした作者の意図が読者にまで透けて見えてしまう。
安直な手段であり、創意工夫がなく、表現力を活かせるチャンスをフイにしてると言わざるを得ない。
――ただ、これは別に視点変更を批難しているわけではなく、視点変更そのものは立派な創作のツールで、便利で優秀な手段の一つです。

「視点変更は長いシーン変更のときに使うもの」という認識があるようですが、そんなことはありません。
個人的には、むしろ逆かなと。
「長いシーンで視点変更するほど」であるなら、そりゃ、
「視点主が変わる」=「物語の中でスポットを当ててる人物が変わる」=「物語のスポットを当ててる人物とは主役のこと」=「物語の主人公が変わってる」
基本的にはこういうコト(語り部≒主人公)なので、そもそもが「本来の主人公の物語ではないシーン」を書いている、という事です。

これはよくあることだと思いますが、物語を書く上で、その物語の全容を知ってる作者はアレも必要コレも必要と関係ない事をいろいろ考えてしまいます。
例えば、バトルものでライバルの心情を書きたい、とか。
それは「ライバルの話」であって、「主人公の話」ではない。
ライバルの事情を理解して戦うのであれば、それは「主人公も事情を理解」してなきゃおかしい。主人公も理解してるなら、そもそも主人公視点から書けるはず。
「主人公は理解していない、知らない事情」であるなら、それは読者も知る必要のない情報でしょう。
一人称において視点移動というのは、「主人公は知らないが読者は知ってる」という状況のみ使う機会がある手段なので、「でもライバルの事情を知らないと戦闘が映えないんだよなぁ」なんて場合は、そもそも展開に間違いがあります。
例えばライバルの事情を知ってるキャラクターを用意するなど、あるいはライバルに矛盾した行動を取らせ主人公に疑問を持たせるなど、主人公側にライバルの事情が伝わるよう設計しないと。
「主人公の物語」を語るとき、基本的に「主人公の視点からすべてが見える」ハズなんです。これは人称関係なく。
敵側の思惑など主人公視点から見えない事は、どんなに重要な設定であっても語る必要のない情報だし、それを語るのは作者の自己満足か、演出の一環、という事になります。
正直なところ、Webでよく見る素人作品では前者、自己満足ということが多いです。通して読むと「このエピソードいる?」って事すっごい多い。
特に主人公の一人称で主人公の知らない事って、書く必要ないというか、「主人公の物語」の外にあるモノでしょ?

なので、作品スタンス(群像劇やダブル主人公など)や作風(主人公の話以上のモノを書くことはある)以外の、必要な視点移動、つまり「演出の一環」という扱いで視点移動を使う場合。
そうしたシーンは、あくまで演出の一環なので、短いシーンにまとめることが出来るというか、演出なのでそんな長く書いてもしょうがない。
御作の場合は「主人公が寝入った後のワンシーン」なので、「普段主人公には見せない顔」というキャラ演出として良いと思います。
ただの演出なので、さほど凝った工夫をする必要もないし、安易に視点移動を利用することは悪い手段ではないでしょう。

>1
>「おれは寝てしまった」というものです。
「そこで意識が途絶えた。」「まどろむうちに夢を見ていた。」「睡魔に負けた。」もろもろ。
「寝てしまった」ことを暗示する表現をすれば、なんでも「ギリギリまで」で寝た事の表現は可能です。

>2
視点については上記したけども、3についても言えることですね。
「誰の視点にも合わせない」という工夫は良いと思います。
でも、結局「主人公の視点から外れる」という事は2も3も同じなので、やってることは同じでしょう。

>他に方法があればぜひ教えてください。
結局のところ、「その場面で表現したいもの」が表現できればそれで問題ないので、個人的には主人公の視点のみでなんとかすべきだろうと思います。

 言われるがままベッドに横になると、目を閉じる。
 目を閉じた瞬間スッと全身の力が抜けていくようだった。
 睡魔に抗えないまま夢とも現実とも取れないまどろみの中、やさしくこちらを見つめる魔女の顔だけが薄っすらと脳裏に映っていた。
 いや、目は閉じてる。でも自分の顔を覗き込む魔女の表情まで見えるようだった。
 ああ、夢だ。もう夢を見てるんだ。
 そう思ったとき、こちらを覗き込む魔女の唇がゆっくりと動く。
「ふふ。私は、君のことを――」
 目が醒めたらきっとこんなこと覚えてないだろう。けれど、何か、忘れてはいけないような気がした。
 魔女の姿は、こちらを見つめたまま。おれの意識はまどろみへと消えてゆく。

と、まあ拙いですが、このように主人公視点から書くことも十分可能でしょう。
目が覚めたときには覚えてないわけですから、主人公視点としてそのまま書いても問題ない、という判断です。

魔女の、「君のことを」が何なのかわからないので他の例は出しにくいですが、魔女が主人公に恋心を抱いているなら「眠るまで近くにいてやろう」とか他のセリフでも暗示することは出来るだろうし、あるいは魔女がやましい気持ちを抱いているなら、寝入った主人公の夢の中で「やさしい魔女の口元に、歪な笑みが浮かんだ」とか書いてもいいし、「特殊な睡眠薬」が何か別の薬なのだとしたら、「血のような、赤黒い色をしていた。」と不吉な感じにしてもいいし。
主人公視点から、いかようにも出来るんじゃないかなと思う。

これは100%参考にならないでしょうが、「いっそその場面全体を魔女視点にしてしまう」というのも考えられます。
長いシーンの視点移動は微妙だと書きましたが、それはあくまで「主役が変わってしまうから」というのが理由なので、視点主はあくまで語り部として、「魔女視点から主人公を語る」という書き方をすれば「主役が変わる」という事にはなりません。
まあ、物語終盤のネタばらしをする際に犯人や黒幕視点で書くようなものですね。
これも、まあ、問題ないけど安直っちゃ安直なので、全体の構成次第なところがありそうですね。

視点者の意識がないときの描写の返信 (No: 4)

投稿者 オミクロン : 1 No: 1の返信

投稿日時:

 オミクロンです。自分の3の手法を多用しているので、参考になれば幸いと思い書き込ませていただきます。

 まず、留意すべき点として、「視点移動」が発生した。ことを分かりやすくすべきだと思います。例外があるとすれば、叙述トリックの真似事をする時くらいでしょうか。

 自分がの場合、視点移動直後に主人公の3人称を使います。佐野様の文の視点移動に私が文を入れるなら、次の一文を挿入します。

 深い眠りに落ちた主人公の頬を、魔女は優しく撫でた。

 1人称の地の文で、自身の3人称が出てくることはありません。なのでこの瞬間に、「あ、視点が変わったな」と分かりやすく見てもらえると思います。

 ただ、他の方々の指摘通り、3人称神視点は情報の取捨選択が極めてシビアです。読者が知る必要のない情報をズラズラ書けば、蛇足になります。また、必要なものでも余計に書けばネタバレに直結します。

 この【必要な情報】というのがまた厄介者でして。短期的に見れば不必要であっても、長期的に見れば必要だったりする場合があるんです。特に継続することに意味がある情報、情に関するものが該当すると思います。

 そこらへんはストーリーの詳細により精通した作者が、推敲に推敲を重ねることでどうにかなると思います。

 最後に、これは他の批評者様への批判に当たりますが、多少関連するので書かせてください。

 3人称神視点の文章というのは忌避されがちです。カメラワークの問題、情報過多の問題、感情移入の問題等々。それは否定しません。ですが、存在してはいけない文体ではないと思います。

 むしろ、それらを適切に扱えれば、物語に厚みを持たせることが出来るというのが私の考えです。「主人公の視点で全てが見える」物語は、極論が過ぎると感じました。逆に物語を薄くする可能性を持つと私は思います。

 実例を提示させてください。ソード・アート・オンラインのアリシゼーション編です。

 ネタバレになりますが、主人公キリトは作中で心肺停止状態になり、脳の一部が損傷に近い状態になります。それを治療するためにアンダーワールドへとダイブすることになります。

 そこからはアンダーワールドの世界と、現実世界の双方で物語が進行します。現実世界においては主人公不在であるため、視点は3人称神視点で進行しています。

 更に中盤以降キリトは心神喪失状態となり、自活すらままならなくなります。そこからはアンダーワールドの世界でさえ、主人公がいるにも関わらず、キャラクターのアリスへと視点が変更されます。

 では、これらの「主人公の外」にある物語や描写。アスナの必死の努力や、神代の葛藤、アリスの献身などは、作者の長ったらしい自己満足と断ぜられるべきでしょうか? 私は否だと思います。これらを失えば、あのアリシゼーション編は駄作として終わったでしょう。

 総括します。3人称神視点は毒にも薬にもなります。毒性のみを見て捨てるのは、余りにも勿体ないです。なのでまずは自由に表現をして、後から真に必要か否かを推敲するのがいいかと思います。そうすれば自己満足の領域を可能な限り削り、演出の部分を増やせると感じました。

 長文失礼しました。

主人公と読者の認識のギャップを作る (No: 5)

投稿者 あまくさ : 1 No: 1の返信

投稿日時:

>1:視点者が意識を失うぎりぎりまで地の文で書く。その後は書かない。
>いわゆる、「おれは寝てしまった」というものです。
 (中略)
>これはお約束の文章として素直に使っていいのでしょうか。

はい。お約束の文章として素直に使っていいと思います。
仰る通り不自然な文章ですが、それを言い出したら小説の地の文なんてすべて不自然です。話者が出来事の流れや自分の行動を延々と語るなんて、「誰に何のために語っているの?」と思ってしまいませんか?
しかし、読者はそんなことあまり気にしないものだと思います。小説の文章はたいていそんな調子なので、慣れてしまって違和感を持たないんですね。
なので、

◎お約束の文章を素直に使う。

安直なようですが、全体の7割方くらいはそうするのが自然に感じさせる最善の方法だと割り切った方がいいかと。
そうした中で、特に重要なパート、ここはどうしても表現したいという箇所のみ、テクニックや工夫を凝らすべきです。

>2:視点者を変える

一人称の場合は、NGではないでしょうが、必要性が薄ければ避けておいた方が無難な手法だとは思います。
ご存知かと思いますが、この方法は絶対にNGだとする意見が根強くあります。そういう方の考え方も個人的には理解できるのですが、他の人物からの視点を交えることによって良好な効果を出している作品もありますから、一概にダメとは言えないでしょう。

注意点としては、

◎視点が変わったことを読者に伝える工夫は必須。

◎三人称でありながら一人称的な効果を持たせた三人称一視点(三人称単一視点、三人称一元視点とも言います)という手法もありますから、一応検討してみる価値があるかもしれません。視点が動いたときの違和感は一人称よりは少ないでしょう。つまり三人称一視点は、ご質問のような問題が生じがちな一人称の弱点を補う手法として推奨されているのだと考えています。

>しかし、一人称小説でやると、地の文が随分変わってしまいます。(文章力によるとはいえ)違和感を覚えますか。

地の文はむしろ変わるべきでしょう。
ある程度の違和感は覚悟しなければならないので、推奨しない方がいるのだと思います。しかし、上述したようにそれで効果を出している作品も見受けられますから、どうしてもやりたいならテクニックで乗り切るしかありません。
また、作者的に未練があっても、必要性が薄いなら諦めるという決断も時には重要かと。

>3:視点者の意識がなくなったあと、神視点(というより無視点三人称? 地の文では登場人物の心情を一切書かず、ただ事実のみ書く)で描写する

2と3は、視点が変わるという点では同様です。なので、読者を混乱させない配慮は必要でしょう。2と3のどちらが違和感が少ないかは、書き方次第なので何とも言えないところだと思います。

ところで。
以下、蛇足かもしれませんが、もう少し深読みしてみますね。

例文の、

>「頭が痛い」
(中略)
>おれはそう言って、水をふくみ、薬を口に放り込む。ゴクンと飲み込んで、それだけでもう眠い。ベッドに横たわり、ブランケットを被る。どんどん眠気が襲ってくるのが嫌でもわかった。

この部分で表現されているのは、主人公と魔女の関係性、魔女の主人公への微妙な気使い。それと、

>「そうそう、この薬、よく効くんだよね。飲んだ瞬間こてっと寝られちゃうんだ。起きた頃にはもう元気いっぱいだし」
「特殊な睡眠薬だからな」

とありますから、ひょっとすると何かの伏線になっているのかもしれません。
しかし、それらは別のシーンでも難なく表現できる気がします。

より重要なのは、むしろ次の数行なのでしょう。

>「おやすみ。ふふ、もう寝息を立てている。……私は心配でならないよ、君はいつも必要以上に無理をするんだ。君は私よりよっぽど脆いというのに」
>暖炉の光がコップをオレンジ色に照らす。暖かい空気で部屋は満たされている。
>「君の前じゃ口が裂けたって言えないが……私は君のことを」
>誰かの思いを隠すように、火の粉のパチパチはぜる音だけが、病人の小さな寝室に響いていた。

何が重要だと思ったかと言うと、ここで「主人公と読者の認識のギャップ」を作っているんですね。
魔女から主人公への何らかの想い。それを主人公は知らず、読者は知っているという状態を作っています。こういうギャップをストーリーに盛り込むのは読者をヤキモキさせたり緊迫感を作ることが可能で、上手く使うと効果的かと。

>「君の前じゃ口が裂けたって言えないが……私は君のことを」

普通に考えればこれは魔女の主人公への恋心かなと想像させますが、ひょっとするとミスリードになっているのかなとも深読みできます。魔女だけが知っている別の秘密があって、何らかの大きな伏線になっているのかもしれません。
ただこれも、やろうと思えば主人公が風邪をひいて眠りに落ちるシーンでなくても盛り込めると思うんですよ。

したがって、このご質問の本質は、語り手が眠りに落ちたときの文章をどうするかではなく、キャラと読者の認識のギャップを作りたい時にどうすればよいか、なのではないかと思ったりもしました。
前者だけなら言ってしまえば些細なこと。「お約束の文章として素直に使う」で十分なのだろうと考えます。

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視点者の意識がないときの描写の返信 (No: 6)

投稿者 ヘキサ : 1 No: 1の返信

投稿日時:

実は一人称でこの手のシチュエーションを3回ほどやらかしたことがあるhexaです……

1:視点者が意識を失うぎりぎりまで地の文で書く。その後は書かない。
 いわゆる、「おれは寝てしまった」というものです。

はい、この手法で乗り切りました。ちなみに一人称の文章描写というのは他者に説明しているわけではなく、本人の認識を列挙しているだけなので「次第に意識が薄れていった」のを自覚しているってだけのことであまり気にしなくていいです。
確かに描写している最中に若干の苦しさを感じましたが、この時に限っては視点を変えるほどのこともないと思いました。

2:視点者を変える
 視点者を変える方法です。意識がなくなった後の展開が長いときに使うべき方法と聞きます。
 しかし、一人称小説でやると、地の文が随分変わってしまいます。(文章力によるとはいえ)違和感を覚えますか。

違和感は当然出ます。私は1の手法と比較してどっちがマシに思えるかで1を選びました。ケースバイケースだと思います。
あと、あまくささんの仰っているようにベースが三人称一元視点だと視点を変えても違和感はあまりないです。それでほんの短時間だけ他者の視点で描写したこともあります。でも、一人称で通して書こうと決めていた作品のほうでは、この違和感がかなり気になり1を選びました。正直勘の域に入るのでうまく説明できません。

3:視点者の意識がなくなったあと、神視点(というより無視点三人称? 地の文では登場人物の心情を一切書かず、ただ事実のみ書く)で描写する
 特にお聞きしたい方法です。

この神視点がですね……かなりの曲者なんですよね……
文章を拝見すると、魔女の心情にまでは入り込んでませんね。
「君のことを」以降の内容がどこまで物語上で重要か、そこをつきつめてみてください。
私個人には使いこなす自信はありません。

あと、誤解されやすそうなサタンさんの「主人公視点で入手できない情報に意味はない」という意見についての補足をさせていただきたいと思います。
実は、「主人公視点で得られる情報のみで物語の完結に辿り着けるか」は、物語が物語の形を成しているかどうかの重要な指標になります。そのため、私個人の意見としては、今まで作品を完結させたことのない人、させたことはあっても今手掛けている作品で完結の見通しが危うい予感がする人などには、できれば主人公視点のみで取り組むことをおすすめしたいです。

何故かというと、他者視点で読者に情報を知らせて満足してしまうことで、情報が主人公に辿り着かない可能性がある、そういう場合、主人公の動きが悪くなってしまうことがあったりするから。
また「物語の進行上重要な情報を主人公が知ろうとしない=主人公に問題解決能力がない=物語が完結できない」という可能性が高かったりするからです。
もしくは「主人公が重要な情報を知らせてもらえる立場にない=その物語から外れた存在であるということになってしまう=主人公の物語ではなくなってしまう」とかですね。

なので、その点をしっかりクリアしているうえで他者視点を追加しているプロの作品はほぼ問題ないことが多いです。ただ、漫画やアニメなど視点の概念の薄い映像媒体に慣れ過ぎたうえで、気軽に視点を変えてみようと思っている方には警告せざるを得ないです。
映像ってのは、人間の水晶体なりカメラのレンズなりドローンでの撮影なり、映像を撮った時点で役目を終えることが多いです。でも、言葉というのは、人の意志で生み出されて紡がれるものです。私が神視点を最も苦手としているのは「これ、誰の気持ちなわけ?」というところにあるからです。

とはいえ、この神視点で面白い作品を書いていらっしゃる方も知っています。中には、本当に神の視点だったとラストにわかったものもあります。個人的には、その神の主観が入っているギャグテイストのものが面白かったですね。
ただ、情報の説明のためだけに神視点にするのはいただけないと思っています。それなら主人公が疑問に思った時に聞いて、それで主人公が知ればいいだけのこと。知ろうとしない主人公は、その将来の見通しが危ぶまれます。

視点者の意識がないときの描写の返信 (No: 7)

スレ主 左野冠 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

 こんにちは、質問者の左野です。
 数々のためになる回答ありがとうございます。

 皆様のおっしゃるとおり、やっぱり視点変更はまあ安易にやるもんじゃないですね。

 回答者のあまくささんが最後に言い当ててくださった、「キャラと読者の認識のギャップを作るとき」というのがおっしゃるとおり質問の主軸です。

 後出しジャンケン的で大変申し訳ないのですが、例が私の意図していたところからずれてしまったみたいです(何のための例やねん)。
 書いているうちに「あれちょっと違う……? かも?」となったのですが「結構時間かけちゃったしもうこのまま行こう」と思って出してしまいました。
 皆様の回答を読んで「あ、この例、3の方法の説明にはなっているけれど、このままだと私の書いている小説の状況とはだいぶ違うぞ」ということにはっきり気づきましたので、補足と訂正をさせてください。

訂正事項
・魔女のセリフ「君の前じゃ口が裂けたって〜」を「もっと体を大事にしてくれ、君は世界を救う人なのだから」とか「君には私の下僕として働いてもらわなくてはならないのだから」とか、いわゆる、「物語の方向性を読者に知らせる」ようなセリフに変えて読んでください。

補足事項
・例は、長編小説の冒頭であるとしてください。
・例で読者に示される「物語の方向性」が主人公に示されるのは、小説の前〜中盤で、結構な量を読まないと出てこないとしてください。
・魔女は物語についての様々なことを知っているので、彼女の一人称は、読者に必要以上の情報を提供してしまう、としてください。
・主人公の意識がなくなるまでは必ず彼の一人称です

 要は、物語の展開上、「主人公がすぐに知ってはいけない情報」だけれども「物語の方向性」のように「読者にどうしても知らせる必要のある情報」を伝えるためにはどうすればいいか、ということでした(何が一番質問したいか自分でもよく分かっていなかった)。

 どうしてもテンポのために冒頭で物語の方向性を読者に提示したくて、
 それは物語の構造上主人公がすぐに知ってはいけない情報であるため、彼の一人称で情報を提供してはならないのだけれど、
 情報を持っている人物の一人称(と三人称一元)は過剰な情報をもたらすので(そりゃあ書き方を工夫すればできるかもしれないけれど、不自然になりそうで)あまり気が向かない、
 はてどうやって描写しよう? ということです。

 私の書いている小説では、気絶気味の主人公の他に健康な人間が二人いまして、地の文に困った私は、わざと地の文を書かずにセリフだけで無理やり進めました。
 しかし、例文のように意識のない主人公の他に一人しかいなかったらこの方策はとれませんし、会話文だけで繋げてもいいのかという疑問もあります。

 どの方法が一番自然でしょうか、ということでした。前提がころころ変わってしまいましたが、回答いただけると嬉しいです。

視点者の意識がないときの描写の返信の返信 (No: 9)

投稿者 ヘキサ : 2 No: 7の返信

投稿日時:

何て言えばいいんだろう……私的には、すごくどうでもいい重要度の低い内容だ。

何のためになろうに「あらすじ」「キーワード」なんてものがあると思ってるんですか。
序盤では明らかになりづらい情報に前倒しで触れるためのものなのに。
わざわざ本文にどうしても入れたいと思うほどのもんじゃないです。

ベースの一人称が揺るがないのであれば、なるべく一人称で表現できる範囲で、で全然構わないと思う。
魔女のセリフは全部言っちゃってもいいくらいだ。それを「おぼろげな意識の中で聞いていた」→「目覚めたらすっかり忘れてる、何か大事なことあったようだったけど何だっけ?思い出せないや」この程度の描写でも構わないんじゃないの。

視点者の意識がないときの描写の返信の返信 (No: 10)

投稿者 サタン : 1 No: 7の返信

投稿日時:

>「主人公がすぐに知ってはいけない情報」だけれども「物語の方向性」のように「読者にどうしても知らせる必要のある情報」を伝えるためにはどうすればいいか
そりゃもう視点変更するしかないかと。
例文のようにワンシーンだけ視点変更して書くのがベターじゃないでしょうか。
テクニック的に手段はあるだろうけど、慣れないことをしても、おそらく上手く書けてるかどうか自分で判断できないと思うので。

一応。
これ、言われただけで理解するのは難しいと思うんだけど、という前置きをしておくけども、
まず第一に「本当に主人公が知ったら不味いの?」という事をよく考えましょう。
作者が伏せたいと思ってるだけ、という事は非常に多いです。
これは極端な例であるうえ極論どころか少し話が違う例だけど、刑事コロンボ(日本人なら古畑任三郎のが馴染みが良いか)は、序章で犯人が出てきて殺人のシーンを書いちゃってます。
推理小説で絶対伏せるべき情報を、いの一番に読者に提示してます。
「そりゃそういう話なんだから」って思うでしょうが、逆を言えば「そういう話にしてる」わけですから、考えようによっちゃ、伏せるべき情報なんてものは一つもない。
「その情報を提示したところで、読者の興味はどこへ向かうだろうか」と考えりゃベストな回答は見つかります。

あと、
>・例は、長編小説の冒頭であるとしてください。
とあるけど、冒頭なら話は別です。
というのも冒頭というのは、読者はその物語の内容を一ミリも知らない状態なので、完全なネタバレが書いてあったとしても、読者はそれがネタバレであることに気づきません。
例えば、古い映画でシックスセンスなんてのは「ネタバレすると面白くない」って私も思うけど、でも最初のシーンが主人公死亡のシーンなんだよね。
事前知識がない初見の読者(視聴者)だからこそ、それがネタバレだとは思わない。
また同時に、冒頭というのは物語の「前提」なので、どんな事でも読者は受け入れる。
冒頭に「魔法少女が存在する世界」と書いてあれば、そういう世界観として普通に受け入れるでしょ? どんなに突飛な設定でも、物語の核心になるネタバレでも、読者は素直に受け入れる。
だから、表現をちょっと濁すだけでネタバレにも気づかないわけですね。
これを利用して、冒頭だけ別視点にする、という小説は多く、例を上げるまでもなく覚えがあるでしょう。
冒頭なら、ネタバレを気にせず大胆に核心に触れる内容を書いてしまったほうが惹きつけるものがある内容になるんじゃないかと思います。

>彼女の一人称は、読者に必要以上の情報を提供してしまう
「説明」をしなけりゃ、別に全てを知ってる人視点でも問題ないかと思う。
ええと、これも極論なんだけど、「パルスのファルシのルシがコクーンでパージ」って、はじめてコレ聞いたとき「何いってんの」って思うでしょ。
でも、話を知ってる人が読むと、割と言い得てるというか、「うん、まあ、そういう話だね」って思うんじゃないかなと。
まあ、これは「専門用語の説明をしていない」というだけだけど、「なんの話題をしているのか」という説明さえナシで物語の核心を冒頭でアレコレ語ってる小説というのは、結構多いと思います。
二人称で始まる冒頭なんかはだいたいコレだよね。
作者は物語の内容と設定を知ってるからネタバレを恐れるけど、初見の読者は、当たり前だけど説明されてない事はわからないし、なら、「読者に与えても良い情報」のみ説明を用意すりゃいいだけ。
同時に「必要以上の情報」もおもっくそ書いちゃってたとしても、それは初見の読者は理解できないので、スルーしちゃう。雰囲気だけとらえて、理解できるものを拾ってく。
つまりは「与えても良い情報」のみ伝わる。

一応、汎用性の高そうなテクニック、端的にまとめると「ネタバレを気にするな、冒頭は大胆に書け」というテクニックというより考え方の一つを書いたけども、
正直なとこ、込み入った悩みというか、シンプルな悩みに見えて作者の方向性や設定・物語などが絡んできて不可能なこともありそうです。
つまりは限定的すぎて、その物語の詳細を知らないと佐野さんが納得しうる答えを出すことは難しいかなと思います。

というか、ぶっちゃけると「物語の方向性を示す」ことがどうして「必要以上の情報を与えかねない」に繋がるのかわかんなかったりします。
剣と魔法の世界で「悪い魔王が世界征服を企んでいる」とあれば、「ああ、勇者が魔王を倒しに行く話だな」と方向性がわかりますよね。
別に、「魔王はこういう存在で、勇者はこういう設定で」とか、そんなん説明しなくても方向性を伝える手段は多数あるでしょう。
根本的な部分で、「コレを読者に提示しなきゃ!」って考えで凝り固まってるんじゃないかなという印象。
「魔王を倒す」という物語の方向性を示したい場合、「魔王視点で世界征服開始の宣言をする、魔王軍の様子を書く」「平和な主人公の村で傭兵が魔王の世界征服についての噂話をしている」「主人公の村に魔王軍が攻めてくる」パッと思いつくだけでも、3通りの手段で方向性を示す展開は思いつきます。
なにも「ソレを説明しなきゃ情報を提示できない」というワケはないので、どういう物語か次第だけど、柔軟に考えれば展開はいくつでも思い付けると思う。
例えば、「魔王が世界征服を企んでるという噂が流れる」という序盤があって、これを主人公も耳にする。これで読者には伝わる。しかし主人公は村人なので魔王討伐には乗り出さない。話は進み、中盤くらいになると主人公の村が魔王に滅ぼされ、主人公は勇者として魔王討伐に乗り出す。
とまあ、そんな流れがあったとして、これは佐野さんが言ってるような「序盤で物語の方向性を指し示し、中盤で主人公がそれを目標に掲げる」というパターンでしょう。
序盤の「魔王の噂」を「魔王視点」とか「傭兵の噂話を耳にするけど、聞き流した」とか、主人公の記憶に残らない展開にすりゃ、「読者は知ってるけど主人公は知らない(覚えてない)」という状況が作れますよね。
無論、この例を読んで「そうじゃねえ、そういう簡単な設定なら悩んでない」と思ったでしょう。
なので、そういう設定や物語を知らない第三者が答えるのは難しい。と。

単純に「必要以上の情報」を書かないで物語の方向性を示せばいいだけではないでしょうか。
……それが難しく、そこに悩んでるって話ですが、そうなると話は戻って、「情報開示しないで書ける展開を考えろ、というかそもそも情報開示しただけで説明できてると思うな」って事になります。

視点者の意識がないときの描写の返信 (No: 8)

投稿者 あまくさ : 1 No: 1の返信

投稿日時:

私が書くとしたら、ベースを三人称(ゆるやかな)一視点とし、最初の例文と同じような感じに書くのが最も自然と判断しそうな気がします。

どうしても一人称でやりたいなら。
例えば、全体をAの一人称とし、各章の冒頭か末尾など決まった位置に短いBの一人称(独白)をかならず挿入するというようにパターンづけてしまうという方法などが考えられます。それならば読者は「この作品はそういう構成なんだな」と認識して読んでくれると思うので、あまり混乱は生じないかと。

視点者の意識がないときの描写の返信 (No: 11)

スレ主 左野冠 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

左野冠です。

 補足後の回答もたくさんいただきありがとうございました。

 そのあたりはケースバイケースになってくるんですね。
 おかげさまで、人称や、キャラと読者の認識について、理解が深まりました。これをもとに、問題のシーンを悩みながら組み立て直したいと思います。
 本当にありがとうございました!

補足 (No: 12)

投稿者 あまくさ : 2 No: 11の返信

投稿日時:

連投、お許しください。このスレにはいくつも書き込みしているので、返信はお気遣いなく。

「物語の方向性」にあたる要素を主人公には伏せておきたいというケースは、当然あるだろうと思います。しかしそれを読者には知らせておきたい理由は、「物語の方向性」は「読者を惹き込む牽引力」として有力だからなんですね。
そこを両立させるのが難しいのなら、別の牽引力を作る工夫をすればよいのではないでしょうか?

一例としては、最初の例文においての「魔女の本当の目的」に相当する要素。それ自体は読者にも伏せたままで構わないのですが、大きな秘密があるようだということだけを主人公に気づかせ、それは何かということを探しまわらせるのも王道かなと。それならば、普通に主人公と読者の認識を一致させながらストーリーを進められます。
アニメの『まどマギ』などは、暗中模索を繰り返しながら徐々に真相が明らかになっていく過程によって強烈な牽引力を作り出している好例だと思います。
逆説的に言えば、「物語の方向性が伏せられている」→「伏せられているから、真相が知りたくなる」という心理を利用して、別の意味での「物語の方向性」を作り出しているんですね。

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タイトル:視点者の意識がないときの描写 投稿者: 左野冠

 こんばんは、お世話になります、左野です。
 小説を書いていると、視点者が寝たり気絶したりするシーンに当たることがあります。
 視点者の意識がないときの描写は以下の方法で問題ないでしょうか。また、他に方法があればぜひ教えてください。

1:視点者が意識を失うぎりぎりまで地の文で書く。その後は書かない。
 いわゆる、「おれは寝てしまった」というものです。
 よく使われている手だとは思うのですが、「『おれは寝てしまった』ってモロに目覚めたあとに考えることだよなあ。『おれは死んでしまった』に近いものを感じるぞ」というような、余計なことを考えてしてしまいます。
 かといって別のいい言葉が思いつくわけでもない。
 これはお約束の文章として素直に使っていいのでしょうか。

2:視点者を変える
 視点者を変える方法です。意識がなくなった後の展開が長いときに使うべき方法と聞きます。
 しかし、一人称小説でやると、地の文が随分変わってしまいます。(文章力によるとはいえ)違和感を覚えますか。

3:視点者の意識がなくなったあと、神視点(というより無視点三人称? 地の文では登場人物の心情を一切書かず、ただ事実のみ書く)で描写する
 特にお聞きしたい方法です。
ーーーーーーーーー
例)
「頭が痛い」
 そうぼやくと、椅子に座って本を読んでいた魔女が、長くて美しい髪を耳にかけてから、本をぱたんと閉じてこちらに視線を向けてくる。
「風邪でもひいたのか」
「たぶんね。もう寝るよ」
 おれは頭を押さえながら、フラフラと歩き、ベッドに腰掛ける。
「寝るのなら、その前に薬を飲むかい。私が作った薬がまだ残っているはずだ」
「うん、ありがと。それ飲んで寝るよ」
 おれがそう返事をすると、魔女はさっと薬箱から瓶を取り出した。
「ほら」
「サンキュ」
 瓶を受け取り、一錠だけ取り出す。すると、魔女は水がなみなみと入ったコップをもってきて、すぐ近くの机に置いた。
「水。これを飲み干せ」
「え、いいよ。そのままのみこめるし」
「寝ている間に脱水症状を起こしたらどうするんだ」
「わかった、わかったよ」
 他人の健康だけは本当に心配するんだよなあ、この魔女は。自分のにはてんで無頓着なくせに。そんなことを思いながら、コップに口をつける。
「熱は?」
 コップの水を半分飲み干してから、答える。
「……ああ、なさそう。大丈夫だよ」
「ならいいんだが」
「そうそう、この薬、よく効くんだよね。飲んだ瞬間こてっと寝られちゃうんだ。起きた頃にはもう元気いっぱいだし」
「特殊な睡眠薬だからな」
「ん、じゃあ、おやすみ」
 おれはそう言って、水をふくみ、薬を口に放り込む。ゴクンと飲み込んで、それだけでもう眠い。ベッドに横たわり、ブランケットを被る。どんどん眠気が襲ってくるのが嫌でもわかった。

「おやすみ。ふふ、もう寝息を立てている。……私は心配でならないよ、君はいつも必要以上に無理をするんだ。君は私よりよっぽど脆いというのに」
 暖炉の光がコップをオレンジ色に照らす。暖かい空気で部屋は満たされている。
「君の前じゃ口が裂けたって言えないが……私は君のことを」
 誰かの思いを隠すように、火の粉のパチパチはぜる音だけが、病人の小さな寝室に響いていた。
ーーーーーーーーー
 というものです。
 今書いている小説があるのですが、例のように、視点者の意識がなくなったあとの展開が視点を変えるには微妙な長さで、しかしどうしても描写したい場面があります。
 そのために方法3を使う予定なのですが、変でしょうか。

 よろしくお願いします。

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