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プロットの膨らませ方、組み立て方について (No: 1)

スレ主 蛇鷲 投稿日時:

前回から間をおかず三度目失礼します。
当方現在複数のプロットを動かしているのですが、分量が原稿用紙にして30枚にも達しないほどにしかなりません。どれも起承転結、単行本一巻分程度のイベントは準備したと思っているのですが…
書き方の参考にしている書籍では「プロットはまず十枚を目安に、最終的には百枚を目指す」と書いてあるのですが、どうやればそこまで膨らむのか見当もつきません。
皆さまのプロットの膨らませ方、話の作り方を教えていただきたいです。
 また、当方プロット作成で地の文よりも台詞を先行入力している(紙芝居形式の動画を作っているせいか、どうしても台詞重視になってしまいます)のですが、こうしたやり方はまずいのでしょうか?

カテゴリー: 文章・描写

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人気回答!プロットの膨らませ方、組み立て方についての返信 (No: 2)

投稿者 あまくさ : 13 No: 1の返信

投稿日時:

差し支えなければ、その参考にされている書籍を教えてください。
個人的にはプロットを100枚も書くくらいなら、さっさと本編を書き始めた方がよほどましだと思ってしまいます。100枚も必要な根拠に興味を持ちました。

見つけました (No: 5)

投稿者 あまくさ : 2 No: 2の返信

投稿日時:

わかりました。
五十嵐貴久『超・戦略的! 作家デビューマニュアル』ですね。
いま入手したので、ちょっと読んでみますね。

人気回答!プロットの膨らませ方、組み立て方についての返信 (No: 3)

投稿者 サタン : 6 No: 1の返信

投稿日時:

プロットは、人それぞれなので書籍にしろWebの講座にしろ、こういう場での返答にしろ、真に受けないようにしましょう。
数学問題の解き方やスポーツの練習のように、こうすれば成果がでる、というものではないです。
それらは、あくまで「参考」です。いろんな参考から自分なりの答えを出しましょう。
そして、そのためには最初に物語の構造を理解するのが一番手っ取り早いです。
構造を理解するためには、三幕構成を理解するのが一番良いでしょう。
また、これは私も勘違いしてた事ですが、三幕構成は理論であって物語作成方法でもなければプロットの作り方が書いてあるわけでもありません。
あくまで「物語はどういう構造をしているか」という事を、感覚や感性に頼らず論理的に解説している、理論です。
まずはこうした物語の構造を知らないと、第三者が書いた創作論を読んだところで理解できないし参考にも出来ません。
例えば何かの書籍に「こうこう、こうしてクライマックスを盛り上げる」とか書いてあっても、その理屈は理解できていても、同じようにやったところで盛り上がる場面が書けないって事ありませんでしたか。
あるいは「こうすればキャラが魅力的になる」と書いてあって、そのとおりにやっても一切魅力が出なかったって事はありませんか。
創作論でその人が言ってる理屈は理解できても、物語の構造を知らないと実現するための手段がわからないので、形にならないわけです。
なので、その書籍やWebに書いてあることが間違ってるわけではありません。
まずは物語の構造を理解し、他人の創作論はあくまで「参考」に止めて自分なりの答えを出しましょう。
人それぞれ違うので、そっくり真似ても上手くいくわけありません。

さて。苦言からはじめてしまったけども。
プロット100枚というのは、おそらく少ないページ数から始めて徐々に膨らませていって、それが結果的に10万字くらいの長編小説になりますよ、という方法論じゃないかなと思う。
100枚を超えた辺りで、プロットとして起こした概要を詳細に書き込んでいく。そういう感じかな?
これは、大事なのは「最初に10枚くらいで書く」という部分です。
つまり最初に10枚で「話を完結させろ」という事が目的です。
極端な話、この時点で「お話は作れてる」って事を理解しましょう。
大事なのは「話を完結させる」ってことなので、それさえ出来れば、ぶっちゃけ10枚なんて書かなくても良い。
というか、私の場合は文字数が多いと把握しきれないので、PC画面でスクロールしなくて済むくらいにまとめます。
原稿用紙にして2・3枚くらいじゃないかな。

そして問題にしてるのは話の膨らませ方ですが、まず、「話は作れてる」という事は理解できたでしょうか。
では、それで終わりです。
その「作れた話」をそのまま執筆に起こせば小説になるので、それで書けます。
でも、それじゃページ数が足らないんです、というのが悩みでしょう。
しかし考えてみて下さい。
最初に考えた「作れた話」は、それがベストな構成で、シンプルに最短でまとまっています。
それ以上の事を「膨らませる」と称してアレコレ書いたところで、それはただの蛇足ではありませんか?
10万文字規定のところを、1万文字に満たない量でしか書けそうにないのなら、それは1万文字の物語だって事です。
無理に10万文字に膨らましたって、余計なことばかりで面白い内容になるとは思えません。
それ以上膨らまないなら、それでいいんです。

でも、現実問題10万文字書かなきゃならんのに、どーすりゃいいの? となると思う。
既に作った「作れた話」は、もうそれ以上膨らまない(作者の発想の問題はこの際おいといて)ので、別の話を作りましょう。
例えば「主人公とヒロインが恋をする話」を1万文字で構想したとする。これ以上はふくらまない。
そこで、まったく別の話「世界が滅亡してしまう話」を考えてみる。
そしたら、「主人公とヒロインが恋する話」と「世界が滅亡してしまう話」をくっつける。
「主人公とヒロインが恋をして世界が滅亡する話」ができる。
まったく関係ない話を組み合わせると、ぶっちゃけ量は倍以上に膨らむので、1万字程度を想定してても6~10万文字にはなると思う。
ちなみに、これは「主人公とヒロインが恋をする話」がメインプロットで、「世界が滅亡する話」はサブプロットということになります。
要するに、サブプロットを作れば良い、という話です。

また、これは考え方を逆にすることも出来ます。
すなわち、「主人公とヒロインが恋をする話」の場合、「主人公がヒロインに一目惚れする話」と「ヒロインが主人公に惹かれてく話」に分割することができます。
「主人公がヒロインに」のほうをメインプロットとして、「ヒロインが主人公に」をサブプロットと考えると、前述したことと同じように考えられます。

おそらく蛇鷲さんは「話を膨らませられない」のではなくて、「こういう話を書こう」と考えた場合、その一つの物語に対して「30枚に達しないくらいの枚数」までしか思考できないのだろうと思います。
少なくとも今はそれが限界だろうという話で、未熟とかって話でもないです。人それぞれの個性の問題です。
いま考えてる話を要約してみて、一行にしてみてください。
そして「主人公とヒロインが恋する話」みたく二つに分割してみて、メインプロットとしたほう一個でまた物語を作ってみてください。
たぶん、また「30枚に達しないくらいの枚数」までしか書けないはず。
でも、考えてみて。
要素を半分に分割した内の一つを書いてるんだから、この場合「15枚に達しないくらいの枚数」しか書けないハズじゃない?
でも、たぶん「30枚ほど」は書けるんじゃないかな。
そうしたら、同じことをサブプロットにもやって、あわせて「50~60枚ほど」は書ける計算になる。
これを「一つの物語にまとめる」と、前述したけど倍以上に増えるので、おそらく100枚は超えると思う。

でも、あまくささんも書かれているけど、正直プロットに100枚も書いたってしょうがないです。
そもそも「これから書く物語を事前に把握するためのモノ」がプロットなので、パッと見てすぐ理解できる規模でないと、あんま意味がない。
じっくり読まないとわからないような量のプロットじゃ、全体像がわからないから。
>当方プロット作成で地の文よりも台詞を先行入力している
プロットは人それぞれなので否定はしないけど、少なくとも私はプロットには地の文もセリフも書かないです。

プロットの膨らませ方、組み立て方についての返信の返信 (No: 7)

スレ主 蛇鷲 : 3 No: 3の返信

投稿日時:

ご教授ありがとうございます。
サタン様がおっしゃった『分割』を参考にプロットを章ごとに分割して考え直したところ、頭から終わりまで1pにまとめていたものを数倍にすることすらできませんでした。どうやら大筋があやふやでイベントの数も不足気味なまま話を一気に膨らませようとしていたみたいです。
しばらくは分割や追加でサブプロットを生み出し、また一足とびに膨らまそうとせずに細部を考え、物語をきちんと描けるようにたたき台を組みなおしたいと思います。

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プロットの膨らませ方、組み立て方についての返信の返信の返信 (No: 9)

投稿者 サタン : 1 No: 7の返信

投稿日時:

私が書いた「分割」というのは、
「勇者が成長して魔王を倒す話」を分割すると考えると、
「勇者が成長して力をつける話」と「勇者が魔王を倒す話」に分ける、ということです。要素を分けるってことです。

章ごとに分割となると「勇者が成長して魔王を倒す話」は、
「勇者がヒロインと出会う話」「ヒロインと旅をする話」「魔王軍幹部と戦うことになり~」という感じになってるんじゃないかな。
この場合、私が先に提示した内容と違って、そもそも分割した内容でまとまった流れが出来てないと書き上げてもグダグダになるので、この方法ならこの方法で別の話になります。

でも、「勇者がヒロインと出会う話」で話をまとめりゃ良いだけなので、その内容でプロットを作って、終わったら「ヒロインと旅をする話」でプロットを作って、とすりゃ良いのではないかな。
「勇者がヒロインと出会う話」も、端的に考えて「勇者の現状」・「ヒロインのキャラクター性」と「出会う切っ掛け」と「出会ったあとどういう関係になったか」という、「現状」「切っ掛け」「結果」を考えれば原稿用紙一枚くらい埋まっちゃいますよね。
物語の流れは、この「現状」「切っ掛け」「結果」があれば何がどうなったのかを読者に伝えられるので、基本形だと思います。
物語が5章まであるのなら、これで5ページは書ける計算かなと。
とはいえこの方法は話の内容を詳細にしてるだけなので、話を膨らましてるわけではない、って事は理解したほうが良いかもしれないです。

プロットの膨らませ方、組み立て方についての返信 (No: 4)

投稿者 甘粕 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

プロット100枚論は、ちょっとマトモに受け取ったら作品書く方が早いじゃんってなりますね。私はマインドマップを使って、プロットを書く場合もあれば、昔は脳内で全て完結させて作品を進めていた事もあります。

人によって本当にプロットというのはやり方が違うので、無理にそんなに膨らませなくても、質問者さんの様に、会話で進めていくという形式でまずはやってみたら良いのではないかと思いました。物語を完結させるという事が要はクライマックスまで、ちゃんと物語を持っていく事が出来れば十分なわけなので、どんな形でもいいかと思いますよ

プロットの膨らませ方、組み立て方についての返信 (No: 6)

投稿者 あまくさ : 2 No: 1の返信

投稿日時:

スレ主様が参考にされたと思われる書籍にざっと目を通しました。内容からみて十中八九その本に間違いないと思いますが、違っていたらご容赦を。

まず10枚。そして100枚を目指して膨らませると確かに説かれていました。なるほどと思う部分もありましたが、いくつか前提条件があるようですね。
私なりに要約してみます。

1)最終目標は、約400枚(400字詰め原稿用紙換算)の公募用原稿。

2)プロットを起こし始めてから本編の脱稿までに1年ほどを見込む。(本業・学業・家事・趣味などのため執筆にフルタイムをあてられないことを前提とした期間)

3)5W1Hを基本にして、まずストーリーの骨格を10枚程度にまとめる。

4)3に肉付けすることにより、20枚、40枚、80枚~100枚程度を目指して膨らませる。

5)4の文章は、自分だけに分かるメモ書きのようなものでよい。(したがって100枚でも、50枚の短編小説よりも遥かに早く書けるとのこと)

6)5でまとめた100枚プロット(あまくさ仮称)の中には本編に必要なすべての要素、すべてのエピソードを揃える。

7)100枚プロットをまとめる過程の中で、各要素の矛盾点などを洗い出し、エピソードの過不足、最適な順序などを検討する。

8)7を元にして本番の400枚を執筆する。

以上は私の解釈で多少アレンジした部分もありますが、概ねこういうことだと思います。

で、感想。

まず、これは普通プロットと呼ばれているものとは違うように思います。プロット以上、本編以下のラフ・スケッチという感じでしょうか?
このような作業を実行したことがない私としては是非までは分かりませんが、一つの方法として有りだとは思いました。

私見ですが、上の箇条書きのうち重要なのは3・6・7かと。

3は、サタンさんがよく言われる「物語の最小単位」に相当するように思います。ただし最小単位の考え方も人によって様々。10枚も必要ないという意見もあります。上記では5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように)の6項目に一定の具体性を与えると10枚くらいになるという考え方なのでしょう。

6・7は物語の要素だけではなく、それがどう繋がればストーリーがラストまで展開していくかという流れを作者が余すことなく把握する段階ということです。
例えばプッロトを作る時に、「何らかのエピソードをきっかけに主人公とヒロインの心が通じ合うようになる」みたいなことを書いていませんか? そういう段階で本番を書き始めてしまうと、「何らかのエピソード」を捻りだすために執筆が止まってしまいますし、妙案を思いついたとしても他の部分との整合性が悪く練り直しを迫られるかもしれません。そこで前に遡って書き直すとか、先の展開を変えるということを始めるとストーリー全体がどんどん歪になってゆき、大抵は収拾がつかなくなります(経験談)。結局、そこまで苦心して書いたことをバッサリ捨てなければならない羽目になりかねません(経験談)。
プロットの段階ならそうなっても諦めもつきやすいですよね? だから本番を始める前にそういうことはすませておけ、という話。それに必要な枚数があの本の著者の考えでは100枚ということなのでしょう。

ただし。
あの著者も、多くのプロは数枚程度のプロットですませているようだとも書いていましたよ。
つまり熟練によりストーリー作りのコツを体得しきっていれば、100枚を数枚に短縮するのも可能だということなのでは?

したがって、

>当方現在複数のプロットを動かしているのですが、分量が原稿用紙にして30枚にも達しないほどにしかなりません。どれも起承転結、単行本一巻分程度のイベントは準備したと思っているのですが…

イベントをどれだけ用意したか、それに何枚を要したかは実は重要ではないように思いますよ。30枚足らずだろうと数枚だろうと、6・7が満たせているのならそれで十分なんじゃないかと。要は物語のラフ・スケッチが(紙の上でも、頭の中でも)完成していて、ただ清書すれば本編が完成する状態まで練り上げられているかどうかの問題です。

繰り返しますが、本番執筆→破綻という事態を回避するために100枚のプロットを書くという方法が、誰にでも適しているかどうかは私には分かりません。見切り発車で本番を数多く手がけ、試行錯誤しながら物語作りのコツを身につけていくという方法だってあり得ます。人によっては早い段階から「三幕構成」などのシナリオ・テンプレートを学んで効率よくコツを習得するといった方法がより向いているかもしれませんし。
そのあたりは自身の適性や現状を考えて選択するしかないと思います。

(余談1)
100枚プロットについての章の後、新人賞の審査について書かれていたのが個人的に興味深いものでした。
新人賞は減点法。結果的に欠点とずば抜けた美点が同居する作品より、瑕疵の少ない作品が選ばれやすい。これは他でも聞いたことがありますが、その理由が身も蓋もないほど明快だったんです。

多数の人の話し合いで決まるから。

なるほど、それは日本人なら絶対、無難な線に落ち着きますよね。和をもって尊しとなす、ですから(笑)。目から鱗が落ちるとはこのことです。
いやもうホントになるほどです。だから、公募では冒険してはいけないという、うすうす感じていながら誰も暴露しなかった真実!
視点のブレが絶対的にタブーになる理由もわかりました。小説業界関係者が5人くらい集まったら、視点ブレが嫌いな人が絶対一人はいますからね。

ハリウッドのプロデューサーの言葉を思い出しました。

「同じだけど違うってヤツが欲しいんだよ」

なんだ。アメリカでも通用するじゃないか(笑
時代を10歩先取りしてはダメ。2歩くらい先取りしろってこと。

(余談2)
あとがきに、諸事情によって実際の小説の書き方について説明できなかった、いずれそれについての本を書きたいと思っているとあり、質問があればメールで受け付ける旨が書かれていましたよ。
いっそ、そちらに質問してみるのもいいのではないでしょうか?

てか、私が何か質問してみようかな。
身も蓋もないほどリアルな回答がもらえることを期待して。(和をもって尊しの方かもしれませんが)

プロットの膨らませ方、組み立て方についての返信の返信 (No: 8)

スレ主 蛇鷲 : 0 No: 6の返信

投稿日時:

わざわざ手本としていた書籍を購入してまで返信していただき、感謝の言葉が尽きません。本は入手されたもので間違いありません。
当方まず最初から終わりまでのだいたいの流れをワード1pにまとめ(ひょっとしてこれが皆様の考える『プロット』に当たるのでしょうか?)、そこから話を組み立てていたのですが、サタン様の教授をもとに章ごとに分割して考え直したところ、いまだ重要な部分があやふやなままだと分かりました。まだ上記3)の段階にも達していないうちに4)をやろうとしていたみたいです。
まずは枚数を満たすのではなく、概念図を基礎設計に引き上げられるよう話を考え直したいと思います。
ただ、当方文才はからきしどころか壊滅的なので、完成まで段階を踏み徐々に膨らませていくこの方式ならまだ完成に持っていける可能性が高いと思いこのまま続けたいと考えています。
余談2についてですが、当方かなり小心者のヘタレなので、本職の作家様に直接メールで教授を請うなぞできそうにないです。

プロットの膨らませ方、組み立て方についての返信の返信の返信 (No: 10)

投稿者 あまくさ : 0 No: 8の返信

投稿日時:

>当方まず最初から終わりまでのだいたいの流れをワード1pにまとめ(ひょっとしてこれが皆様の考える『プロット』に当たるのでしょうか?)、

他の方はどうなのか分かりませんが、私の考えているプロットはそうですね。ただし、

>いまだ重要な部分があやふやなままだと分かりました。

たとえ1枚のプロットであっても「重要な部分」は盛り込まないといけません。

ストーリーには幹と枝葉があります。すべての枝葉を書き込んだら当然1枚には収まりませんから、取捨選択が必要になります。そのストーリーにとって絶対に外せない枝葉は何か。そこを考えるんです。
幹と外せない枝葉。これだけに絞り込めば、単行本1冊くらいのストーリーなら1枚に収まると思いますよ。もし収まらなかったら、作者は重要だと考えているけれど実はそれほど重要ではない要素がまざってしまっている可能性があります。

で、外せない重要な要素とは何かですが。

例えば主人公が魔王を倒す話を書くとして。
前提として決めなければいけない事は色々有るでしょうが、一つには主人公が最初から魔王を倒せるほど強かったのか、弱い主人公が何らかの過程で力をつけて魔王を倒せるようになる話なのかという選択があります。それによってストーリーはかなり違ってきますよね?
弱くはないまでも魔王を倒せるほどには強くない主人公を選択するなら、魔王を倒せるようになる理由が必要になります。これも色々考えられるでしょうが、

1)試練や修行によって強くなる。
2)もともと魔王を倒せる素質を持っていたが、物語の序盤ではそれが発揮できない理由があった。
3)戦う力は弱いままだけれど、巧妙な作戦によって魔王を倒す。
4)仲間の助力を得る。
5)その他、

こんなところでしょうか。
このあたりまではストーリーの幹の一部です。ここから膨らませる要素が枝葉になってきますが、1~5によって必要な枝葉は違ってきますよね?
2であれば、素質、それを発揮できない理由、発揮できるようになるきっかけ。この3つは必須です。
3・4ならそういうものは必要ありませんが、これだけだと主人公の活躍が薄くて情けなく見えてしまう恐れがありそうです。なので、そこを補う何かが必要になります。

そういうところを補って考えていけば物語の基本的な骨組みは見えてくると思います。でも、これだけだとまだ具体的にストーリーを転がしていくことはできないんですね。例えば、平和な日常の中にいた主人公が魔王退治に動き始めるきっかけとなるイベントを考える必要があります。

想像ですが、スレ主様の作られてきたプロットはおそらく全体としてはそれほど曖昧なわけではなく、かなり詳細に作り込まれているのではないかと思います。
ただ、物語の基本となる幹から枝葉を広げていく思考のどこかでポイントの押さえ方に甘さがあり、実際に書いてみるとこれではストーリーがうまく動かないという見落としが生じているという感じなのではないでしょうか?

   *   *   *

プロット作りの具体的な参考書として、

沼田やすひろ『超簡単! 売れるストーリー&キャラクターの作り方』

をあげておきます。
この本では13フェーズという考えが提案されています。ハリウッド式三幕構成の発展形として考案されたもので、タイトルに超簡単とうたっていますが内容はかなり詳細で簡単ではありません。
以下のような基本形が提示されています。

第1幕 対立
0)背景
1)日常
2)事件
3)決意

第2幕 葛藤
4)苦境
5)助け
6)成長・工夫
7)転換 (三幕構成ではここをミッドポイントと呼び、物語で最重要の折り返し地点としています。「真ん中でブン投げろ!」というやつです)
8)試練
9)破滅
10)契機

第3幕 変化
11)対決
12)排除
13)満足

ストーリーの流れがテンプレート化されているのがお分りと思いますが、これでは少し細かく規定しすぎと思われる方もいるかもしれません。
実際問題として、これをそのまま鵜呑みにする必要はないでしょう。闇雲に当てはめるのではなく、物語をどう盛り上げるか、それを読者にどう自然に感じさせるかというコツが様々な角度から解説されている本なので、それらの意味を考えて参考にすればよいのだと思います。

例えばこの本には、序盤に主人公が乗り越えるべき課題を提示し、前半に不完全な解決、終盤に真の解決を示すとよいというようなことが書かれているんですね。これは覚えておいて損はないテクニックだと思います。(この不完全な解決から真の解決へ向かう転換点が、前述のミッドポイントです)

なお五十嵐さんの100枚プロットに話を戻すと、初心者が最初から13フェーズのようなものに頼ることを避け、自分自身の実践によって体得した方がいいという考えなのかもしれません。

プロットの膨らませ方、組み立て方についての返信の返信の返信の返信 (No: 11)

スレ主 蛇鷲 : 1 No: 10の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます。
遅まきながらおすすめいただいた沼田氏の著作を読んでみました。

正直なところ、13フェイズ構成は納得できなかったです。
理由は大まかに二つ
1、当方が好きな作品でこの構成が当てはまるものがほぼない
2、例示される作品がほとんど知らない、ないし面白いと思わないものばかり
また、所々こじつけがましいように感じる部分があるのも気になります。
後リマインダーの部分は何度読んでもさっぱりでした。
ただ、キャラを役割によって主人公や対抗者など8種類に分類し、それぞれの相互作用からストーリーを動かすというのは大いに参考にしたいと思います。

プロットの膨らませ方、組み立て方についての返信の返信の返信の返信の返信 (No: 12)

投稿者 あまくさ : 2 No: 11の返信

投稿日時:

リマインダーというのは簡単に言えば「印象的な要素を盛り込め」ということです。これは、書籍の最初の方に書かれているテリングに相当します。
重要なのはテリング(表現)とプロットは別物だということです。なぜ重要かというと、テリングを重視してプロットを軽視する人、逆にプロットを重視してテリングを軽視する人が多いからです。

同意していただけるかどうか分かりませんが、スターウォーズの人気の要因の一つはダースベイダーのコスチュームだと思うんですね。もちろん他にもいろいろあるでしょうが、最初の映画が公開された時点ではあの外見が観客にあたえた印象が強烈で、作品の人気に火をつける決め手になったように思います。
ですが、あのコスチュームはプロットとは何の関係もありません。あってもなくても作品は成立します。リマインダーというのはそういうもの。作品の商品価値を高めるために、プロットやオーソドックスな創作論とは別の観点から付加する要素なんです。

繰り返しますが、テリング(表現・リマインダー)を重視してプロットを軽視する人と、逆にプロットを重視してテリングを軽視する人がいるんですね。作品を構想するにあたって、かなり感覚の違うところから思考される要素であるため、どうしてもそうなってしまうのだと思います。しかし、作品の魅力をささえる両輪としてどちらも等しく重要。それがあの書籍の主張なのだと考えています。

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前回から間をおかず三度目失礼します。
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