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タイトル:現在書いている物語の概要と主人公についての批評を下さいの返信 投稿者: サタン

正直、何故「犠牲が5人いる事」や「どうしても重苦しくなること」を問題視しているのか疑問です。
もともとそういうスタンスの話なんじゃ? 少なくとも全体的にそういう雰囲気だし、序盤で師匠を二人殺めてることから、スタート時点で「重い話です」と言ってるようなものでは。
殺人事件の推理小説で「人死にが出るのが問題だ」と言ってるようなものではないかなと。

確かに昨今の流行からすると「重すぎる」のではないかと思います。
でも、それを流行に合わせて改善したら、現状の雰囲気が台無しになるのでは? そしたらこれは改善ではなく改悪になっていまします。
「もともと重い話を書いてる」んだから、重い話になって当たり前でしょう。
すると、何故そこを問題視してるのでしょう?
逆に重くなかったら、想定と違うモノが出来ってことだから、そこれこそ問題では?

>物語の構成上【転】の部分でもう1周世界を回るため
ご存知かどうかわかりませんが、三幕構成という映画脚本の技術があります。
それによると、シナリオには物語の中程で「展開が結末へと収束する転機が必要だ」とあります。これを「ミッドポイント」と言います。
「起」で事が始まり、「承」で物語を広げ、読者が世界観や設定を把握したところで「ミッドポイント」によって物語の落とし所が読者に提示され、「転」で話を収束し、「結」で物語を〆ます。
「転」の部分でもう一周世界を回る、というのはミッドポイントとして話を収束させる切っ掛けとなっており、問題視するどころか上手い展開でしょう。

確かに「重すぎる」ことは事実で、Web小説の読者層から考えるに「鬱展開になりそうだ」と思えば読書を躊躇うことにもなりかねないシナリオだと思います。
でも、元からそういうコンセプトで作られてますよね……?
物語の主旨と、絶対変更できないだろうポイントを考えると、「師匠を殺める」とか「ヒロインを手に掛ける」とか、全部重い部分じゃないかなと思います。
これらを変更したら物語の雰囲気と物語の主旨そのものがガラッと変わって別物になっちゃう。
つまり、最初から「そういう重い話を作ってた」としか思えないです。
結果、想定通りに鬱になるほど重くなって、なのにこれを問題視しているとなると、もし本気で流行と今どきの読者に合うよう改善しようと思えばコンセプトの段階からゼロからやり直しになると思います。だってその時点から方向性が重いんだもの。
それなら新作書いたほうがいいかなと。

結論として、これは「そういう話」なので何も問題ないし、逆にそういう話と思って読めば結構上手く作れてる話じゃないかなと思います。
改善しようとするなら、真逆の方向性のほうが良いでしょう。
つまりはもっと重くすることがこの作品の個性になるかと思います。「重い話」なんだから軽くしたら改悪でしかないでしょう。

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