「800字以内の粗筋にまとめられない作品は駄作」というのは、俺割かしなっとくかもしれません。
一時期、ビブリオバトルをやっていたんですけど、ある程度規模のデカい大会になって来ると『一分半以内(人によるが300~600文字)であらすじと作品のウリを紹介できないと、観客の受けが悪い』です。壇上に居るから、すぐ見て分かる奴ですね。
多分実際には、それこそ『設定を複雑に編み込んであって、一つ一つの謎に細かいギミックがある』クラスの曖昧表現をすれば――或いは『ネタバレを一切しないあらすじ』を書けば、俺の作品を800字以内にまとめる事は可能なわけですが……。ま、そういう事じゃねぇよなっていうね。
実際、今回の場合『俺はどうやら設定を作りこみすぎる癖がある』→『逆に「作りこまれた設定」が生きる作品にすりゃ良いんじゃね?』という単純思考で生まれた節もありますし。
カリオストロの城とローマの休日は……。『装甲騎兵ボトムズ』と『泣いた赤鬼』くらいには共通する基本構造してますよね。