相変わらず、要領を得ない質問なので確認するのですが。
『ボリューム/文量が多い作品』の方が受賞しやすい傾向にあるか? という質問ですよね。
である前提で答えるなら、『一概にそうは言えない』というのが答えです。
『今日は急いでいて長い手紙になってしまい、ごめんなさい』などと言う言葉がある通り、長いというのは要するに『纏められていない』という事です。
勿論、どの要素も魅力的であり、かつそれを多数詰め込めているのなら良いのですが、『必要の無い要素』が沢山あれば、それだけ本筋のストーリーを阻害することになってしまい、却って評価を下げる結果になってしまうでしょう。
また、文章の量が増えれば増えるほど、冗長に感じやすくなるので、良いとは言えません。
一方で、短い文章が良いかと言われると、それはそうではありません。
短い事のデメリットは、スレ主さんも分かっておられると思いますが……。
一部キャラの心理描写が不十分であるとか、シーン内でのキャラの動きが大味になっていてのめり込みづらいとか、そもそも設定にいくつも謎が残ってしまうとか……etc
説明不足・中身不足を中心に問題が結構発生します。
じゃあ、どうすりゃいいのよ! って思うかもしれませんが。
一個は、迷える狼さんの文章を我々が読むことです。出来上がったブツを見れば『これは多い/少ない方に偏ってるから、こういう部分を足したり、削ればいいんじゃないの?』という事が出来ますが、叩き台が無ければ我々に出来る事はないですからね。
もう一個の方法としては、『ごはん』をイメージすると良いでしょう。riceの意味ではなく、『飯』という事です。
一般的に『美食』と呼ばれるものの条件は何でしょうか。
まず、大味な物は好まれないでしょう。複雑な風味や、あるいは素材の味が求められます。
一方で、まとまりのない物も嫌われます。テーマを作り、そこに収束するように作ると良いでしょう。
また、満足できるからと言って、山盛りで出されたらどうでしょうか。量にも気を使う必要がありますね。
で、この場合の量なんですが……。料理による、というのが事実でしょう。
牛肉が一枚しか乗ってない牛丼を食べたい奴はいないし(ステーキ丼ではありません。勿論、ステーキ丼を作っても良いですが)、焼き鮭が美味しくても一尾の単位で食べる奴はいません。
フランス料理を満漢全席並みの量で出されても困るし、アメリカンなハンバーグでパテが30gだったらソースがジューシーでも意味はない。
答えを言うのであれば、『質問が間違っている』と思います。
『今こういう作品を作っていて、こういうプロットで、こんなキャラクターが居るんだけど……』と、もっと具体的に言うのであれば、意見を言うことも出来ます。