導入はそのページ換算で言ったら1~5pくらいで終わらせないときついかな。
異世界スローライフは例に上げただけだろうけど、新人賞でそのジャンルはおそらくよほど秀逸なアイディアがない限りは2次にも行かないと思う。
というか、目的の探し方から始めるのはちょっとゆっくりしすぎ。書くモノにもよるけど、そういうのは導入で終わらせておかないと話が始まらない。つまりコレ含めて最初の5p程度でまとめるって考えも持ったほうが良い。
いや、というか、2はなんかおかしいな。
>そんな主人公に、異世界での生き方をどう見つけさせるか。
逆ですね、これ。
そもそも作者としては「主人公がどういう生き方をしていくか」という設計は執筆前にしてなきゃいけなくて、場当たり的に主人公を行動させて結果的に「主人公はこういう生き方を見つけた」となるわけではない。
それは先の展開を知らない読者側の思考。
執筆前から展開を考えてる作者側の思考としては、「どう見つけさせるか」は書く前・物語を作る段階・物語の発想段階で考えておけよ、って話になると思う。
そこから逆算逆算で展開を考えていくんですよ。
3の「目的に向かっての過程」は、一番大事な部分なんですが、というか1~2はほぼほぼ設定についての話で、3でようやく本編が始まるって形になってる。
このテーマで言うと「目的の達成」がオチになるので、つまり「目的への過程」が物語本編ってことになる。
だから、この3が物語そのもので、そしてそのオチになる4も含めて1~2より圧倒的に少ない文章量というのが、申し訳ないけど「話を作れない人」と思わせます。
1と2については、正直なんでもいいんで、慣れるとどうとでも入れ替えできます。
考えるべきは3の「目的への過程」これを起承転結にしなけりゃならない。
かなり意訳が含まれるけど、具体的には、
起 主人公は「目的」にどのように接触したか
承 「目的」とはどういうもの・ことか、それにまつわることは何か。
転 「目的」に近づく方向性が示され、すべきことが明確になる。
結 「目的」を達成したかかどうか、その結果どうなったか。
こんな感じ。
コッチが「物語」であって、1~2は、ぶっちゃけただの設定。
導入部分はほんと短くて良くて、というか多分短くしようと思っても長く書いてしまうと思うんだけど、それを短くまとめるのが腕でもあるので、可能な限り短くしましょう。
そんで具体的にと書いた「起承転結」の例は、ほんとに今とっさに噛み砕いて考え出したもので、ほぼ適当。
本当は、私はそもそも起承転結で考えないけど、起の部分だけでも効率的な説明の仕方とか目的に対して切っ掛けの提示をするとか、いろいろある。
でも、そういうのはあくまで知識であって、別にルールではないのだけど……
うーん……。
ごめん、はっきり言う。
スレ主さんって結構このラ研で長い人だし、口だけじゃなくちゃんと書いているようだし、でも、その、かなり言葉がキツイけど、それで未だにこの認識か、と思っちゃう。
本当に失礼な言葉でショッキングかもしれんけど、スレ主さんには新人賞で入賞を狙うのは早いと思う。掌編か短編を書いて「物語というのはどういうものか」を知ってからのほうが、かえって近道ではないかと思える。
なので、
>やはりボリュームが多い作品は受賞しやすいのでしょうか。
そういう問題じゃないかなと。
規定の範囲内であればページの多寡に貴賤はないです。
量より質が問題。