『勉強ができないけど頭が良いタイプ』というのは、いわゆる「地頭が良い」というのをフィクション的に誇張したキャラなんだろうと想像し、私的には違和感がありませんでした。
思考が実践的かつ経験主義的で、普通の人が諦めるような状況を奇抜な工夫で乗り切ってしまうイメージ。
そういうやつって学校の勉強なんてそもそも馬鹿にしているから成績は悪いってことでもいいし。
あるいは、年収100万円の差を生活力で埋めているので、勉強なんてしている時間がない、でもいいかと。
そういうタイプのキャラを脳筋方向に突き抜けさせると両津勘吉みたいになりそうですが、この場合は両さんでもなくて、それなりに知性派で口の立つタイプ。だから屁理屈ばかり言っている。
ヒロインはもう少し正統派の知性派。しかしやっぱり「理論家」というより「理屈好き」の一面があって、ムキになって主人公との屁理屈合戦に乗ってしまう。
みたいなイメージを思い浮かべて、読んでみたいと思いました。