もちろんスレ主様が独自に解釈する「ざまぁ」を描けばよいと思います。
ただ、「ざまぁ系」として流行しているタイプの作品にかぎって言えば、「復讐劇」ではなく「追放系」ととらえる方が近いかもしれませんよ。
その特徴は、
1)主人公を見下す「ざまぁ対象」が登場する。
2)主人公は「ざまぁ対象」を(それほど)憎まない。
3)「ざまぁ対象」は、主人公の実力を軽視したことが原因で勝手に没落する。
で、3に対して読者が「ざまぁみろ」という感情を抱いて満足します。
これは復讐の亜種ではなく、チートものの亜種と考えられます。オーソドックスなチートとの違いは、主人公の上昇によってではなく、「ざまぁ対象」の転落によって主人公のチートを際立たせるという点です。
このパターンが長編に向いている理由は、
4)「ざまぁ対象」の視点を盛り込むことが不可欠。
5)主人公を見下す「ざまぁ対象」だけではなく、対極として主人公を高く評価するキャラを登場させることも、ほぼ不可欠。
6)「ざまぁ」はストーリー全体というより要素であって、それとは別に主人公の魅力や能力そのものも描く必要がある。
以上かと思います。