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タイトル:モチベーションの維持の返信 投稿者: サタン

創作にモチベは大事だろうとは思うのだけども、ぶっちゃけ、究極的にはモチベは不要だと思いもするんだよね。
というのも、食事するのにモチベって必要ないでしょ。腹が減ったから食うわけで。
書きたいから書くわけだし、書きたいという欲求を高めようって行為をすること自体が逆に やりたくない という感情を認めてるんじゃないかなと。
だから、モチベが湧いてこない場合って、もしかしたらやり方や考え方、もっと根本的なところが間違ってるんじゃないかなって思う。

私見でしかないけど、スレ主さんの場合は「もっと面白いものが書けるはず」という、これまでモチベを保ってきた考え自体に間違いがあるんじゃないのかな。
だって、ずっと書いてりゃ気づかないレベルにしろ腕前は上がってるんだから、昨日より今日のほうがより「面白いもの」は書けるようになってるわけじゃん。
じゃあ、昨日のを消して今日また書いて、今日書いたものを明日また消して書いて、そりゃ作品は完成しないよ。

そして、「妥協」もまた創作には必要なものだけど、たぶんスレ主の場合は「仕方ない」という感情からの妥協だから違うと思うかな。

これもまた持論でしかないんだけど、
まずスレ主さんが考える「面白い」の定義を決めてくださいな。
その作品の何が面白いのかをよく考えて。
「主人公が活躍して女の子にモテモテになるのが面白い」と考えたならば、「それ」が書けてりゃ面白いんですよ。
作者が出来を気にするか気にしないかは別の話なんです。
繰り返し書くけど、「面白い」と「作者が気に入る」というのは別の話。
主人公無双が書きたいなら主人公の活躍が書けてりゃ、作者が気に入らなくてもそれは「面白い」んです。

ただただ漠然と「面白い」と感性で考えて作品を判断してませんか。
そうではなく、「これが面白い」をちゃんと考える。
そしてそれを書く。ここに妥協は絶対しちゃだめ。
でも、その出来栄えを作者自身があまり気に入らなかったりして作者の感性で「これ面白いのかな?」と疑問に思ったとしても、「作品としての「面白い」はちゃんと書けている」と判断できるのであれば、そこは妥協が必要。

そのプロットの「何が面白いのか」をまず考えて、そしてその「面白い」をちゃんと引き出せてるプロットかどうかを考えてみて、これ以上思いつかないってとこまで試行錯誤してみてください。何パターンかひねり出したりして比べてみながら。
そしたら、執筆は、自分が決めた「面白い」を強調できるよう疑うことなく書いていくだけです。

「面白い」は感覚的なものだし感性で感じるものだけど、作者の立場で書くときは感性で考えちゃダメ。
それで出来るのは、ふわっとした曖昧なイメージを長期間変わらず持ち続けることができて一切ブレず、しっかり創作上に表現できていけるって人だけ。
出来ない以上は、「面白い」は感覚で考えず、いや、感覚で考えたとしても具体的に言葉にしてちゃんと出力しておくのが良い。
そして、決めた「面白い」に対しては妥協はせず、感性で考えると面白い展開なんだけど決めた「面白い」からは少し違うものと判断できる事は切り捨てるなど妥協が必要。

モチベの話に戻ると、つまりこれは「これが面白い」と決めたモノを読者にどう伝えていくかって事になるから、例えば凄く面白かった作品を見た後に同じ趣味の友人と会ったなら、「その作品」について何時間も喋りたくなったりするでしょ?
この創作のモチベってのはそういうもの。
だから、いまはモチベって表現したけども、基本的には「欲求」だと思う。
ウザいくらいに「これいいだろ、面白いだろ、このキャラいいよな!」って読者に伝えたくてしょうがない。
創作ってそんだけのことであって、決して「書かないと! もっと凄いのが作れるんだ!」と意気込むものじゃない。と思う。
それを決めるのは作者じゃなく読者。

これは蛇足かなと思うけど、
スレ主さんがあまり好みではないと思う作品を読んでみてください。
そしたら、その作品で「何が面白いのか」を考えてみてください。
スレ主さんの好みではない作品の「面白さ」を探すって行為なので、そこにスレ主さんの「感性」は入り込まないで答えを出せるはず。
そしたら、その作品ではその「面白さ」をどのように表現していたか、というのを考えてみてください。
その作品で「面白さ」はちゃんと表現できてると思えるのなら、その作品は「スレ主さんの好みではない」が「面白い作品である」ということです。
表現できていないと思える場合、それはスレ主さんには読み取れていないか、本当に面白くない作品であるかのどっちかです。
なので、ちゃんと編集の目を通って面白いと判断されたプロの本でやってみると良いです。

もちろん、自分で書く以上は「自分の好みではない作品」を書いてくのはしんどいですから、これは極端な話でただの訓練的なものね。
自分の作品の場合は、プロットの時点で自分好みで面白いものを極力作ってくべき。ただ、作品として仕上げるなら、その「面白い」には妥協せず、感性からくる「好み」はある程度妥協を知らないといけない。
作者の「好み」は作品におおいに盛り込んでいくべきだけど、同時に「好み」が「面白い」をカオスにして作品を歪めてしまうことが多いですから。

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