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モチベーションの維持 (No: 1)

スレ主 白唄 投稿日時:

初質問です。
ファンタジー小説を書こうと志してから1年ほど経つのですが、未だに納得のいく設定、プロットが書けずネット小説サイトに投稿すらできない状態が続いています。今までは何万字と書いた設定集やプロットなどを没にしても、「もっと面白いものが書けるはず」と考えてモチベーションを保っていましたが、それも難しくなってきています。
やはりある程度は妥協して投稿してみるべきなのでしょうか? 
それとも自分の中で完璧だと思えるプロット、設定ができるようになるまで粘るべきでしょうか?
初歩的な質問で申し訳ないのですが、どなたかご教授いただけますと幸いです。

カテゴリー: やる気・動機・スランプ

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モチベーションの維持の返信 (No: 2)

投稿者 大野知人 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

 その問題はかなり個人差がデカいんだけどね。
 俺の場合、大雑把に面白そうな設定が思いついたら見切り発車で書きはじめちゃうなぁ。

 基本的に、『なせば成る、なさねば成らぬ』の思考で動いてるのでプロットや設定をあんまり考えずに1・2シーン(プロローグに限らず、いきなりラストシーンから書きはじめる時もある)書いてみて、自分の中で作品イメージを掴むようにしています。

 あとこれは似て異なる問題なんだけど、『最初から良い物が作れるわけではない』ので、後から作り直す・書き直す前提で『取り合えず作る』ってのも、結構大事かな。

 ちなみに俺の場合。
①なんとなく、やりたいことを決める。
 例:『最近のなろうだとこういうのが流行ってるらしいし、逆張りすっか』とか、『嘘吐きの探偵の話とか、ちょっと面白そうだな』

②大雑把に、設定や舞台を決める。
 例:『ただの探偵じゃ詰まんないな。よし、魔法使い専門の探偵の話にしよう』
   『主人公の探偵が嘘吐きだから……。逆に「魔法使いは嘘が吐けない」とかの設定はどうだろう?』

③主人公の設定や、ヒロイン・悪役などを決め、『取り合えず』書くシーンのシチュを決める。
 例:『主人公は嘘が吐けるけど魔法使いじゃない訳だから……。悪役は強い力を持った魔法使いにして、力で迫られて追い込まれたところで「実は○○は嘘でしたー」なんて言ってどんでん返しが起こったらおもしろいよな』
   『やっぱ、ラノベだしヒロインが欲しいよな。主人公が嘘吐きで、悪役もいるとなると……。対照的に真面目っ娘がいいかな』

④『取り合えず』でメインキャラが登場するシーンを書いてみる。
 例を挙げるのは難しいんだけど、③で書いた感じのキャラをベースにして、『追い詰められる主人公』『嘘吐きな主人公を信じてよい物か悩むヒロイン』『どんでん返しにあって驚く悪役』などを幾らか書いてみる。大体1~2万字くらい。
 設定の説明やなんかはもう既にやったものとして、脳内にぱっと浮かんだものを書く。

⑤上で書いたものから、もうちょい作品展開を絞って設定やトリック・プロットを作っていく。
 例:『美味しい展開としては「ヒロインが主人公を疑う→やっぱり主人公を信じ抜くと決める→ヒロインの信頼と主人公の策謀で勝利!」みたいなのかなぁ』
   『黒幕が突然登場するんじゃ詰まんないし、主人公の身近なキャラとかにしようかな?』
   『探偵モノらしく短編連作で作って、「でも実は全ての事件で黒幕が糸を引いてました」ってのが定番だよな』

⑥一度設定の整理を行い、プロローグから序盤で出すべき設定・情報の量を決める。
 例:なし
⑦プロットを制作する
⑧一回目の原稿を書く
⑨1週間くらい休み、その間に人に読んでもらう。
⑩自分でも読み返し、人に貰った感想・批評と合わせて問題点・改善点を考える。
⑪改善点を纏めてメモにする。
 例:『やっぱり設定が複雑すぎて読みにくくなってるなぁ。削るか』『このキャラとこのキャラ、登場順逆にした方がミスリード誘えて良いんじゃないか?』

⑫改善点が見つかったら、それを基に再度プロットを作り直す。
⑬再制作したプロットを基に、もう一度書き直す。元の原稿を手直ししても良いが、必要とあればゼロから再制作する事。
⑭再制作版が出来たら、再度人に読んでもらう。自分もしばらく原稿から離れて冷静さを取り戻し、推敲。
⑮再制作版を基に、更に直す場所のメモを作る。
⑯直す。

 くらいの感じです。
 まあ、推敲と修正作業はぶっちゃけどれだけやってもらっても良いんですが。
 ちなみに、俺クラスの貧弱体力だと半年くらいかかりますね。この作業。
 常人なら、2~3か月って所かな。

 大事なのは、設定を作りこみすぎない事。
 何万文字の設定を練ろうが、作中に登場させることが出来るのはせいぜい数千文字です。いや、千文字でも多いかもしれない。
 
 どうせ作りこんだ所で、無駄になるのでやるだけ時間の無駄ですよ。
 そんな余裕があるんなら、文章書け。

 あとまあ、ここまで書きましたからハッキリ言いますけど。

>それとも自分の中で完璧だと思えるプロット、設定ができるようになるまで粘るべきでしょうか?

 おこがましいわボケ。と言うと言い過ぎですが。
 初心者が、最初から完璧な物作れたら苦労しねーんですよ。

 まあ、図工の課題でも読書感想文の課題でも良いですが。物作るってのはクソみたいに難しいんです。
 で、だからこそ何十回も失敗するまでやるんです。

 貴方は今。図工で出た紙粘土の課題をやろうとして、『まずは何作るか絵に描こー』と言って絵を描いてみた物の、納得がいかないから書き直している状態です。
 絵に描いた通りの物をシッカリと紙粘土で作れるかもわからないのに、絵の段階でウダウダ悩んでるんじゃないよ!
 
 と言う話です。

 プロットなんぞどうでも良いので、まずは文章を書きなさい。
 自分の癖とか、作風、やりたいことを理解してからプロットを作ることをオススメします。

モチベーションの維持の返信 (No: 3)

投稿者 サタン : 2 No: 1の返信

投稿日時:

創作にモチベは大事だろうとは思うのだけども、ぶっちゃけ、究極的にはモチベは不要だと思いもするんだよね。
というのも、食事するのにモチベって必要ないでしょ。腹が減ったから食うわけで。
書きたいから書くわけだし、書きたいという欲求を高めようって行為をすること自体が逆に やりたくない という感情を認めてるんじゃないかなと。
だから、モチベが湧いてこない場合って、もしかしたらやり方や考え方、もっと根本的なところが間違ってるんじゃないかなって思う。

私見でしかないけど、スレ主さんの場合は「もっと面白いものが書けるはず」という、これまでモチベを保ってきた考え自体に間違いがあるんじゃないのかな。
だって、ずっと書いてりゃ気づかないレベルにしろ腕前は上がってるんだから、昨日より今日のほうがより「面白いもの」は書けるようになってるわけじゃん。
じゃあ、昨日のを消して今日また書いて、今日書いたものを明日また消して書いて、そりゃ作品は完成しないよ。

そして、「妥協」もまた創作には必要なものだけど、たぶんスレ主の場合は「仕方ない」という感情からの妥協だから違うと思うかな。

これもまた持論でしかないんだけど、
まずスレ主さんが考える「面白い」の定義を決めてくださいな。
その作品の何が面白いのかをよく考えて。
「主人公が活躍して女の子にモテモテになるのが面白い」と考えたならば、「それ」が書けてりゃ面白いんですよ。
作者が出来を気にするか気にしないかは別の話なんです。
繰り返し書くけど、「面白い」と「作者が気に入る」というのは別の話。
主人公無双が書きたいなら主人公の活躍が書けてりゃ、作者が気に入らなくてもそれは「面白い」んです。

ただただ漠然と「面白い」と感性で考えて作品を判断してませんか。
そうではなく、「これが面白い」をちゃんと考える。
そしてそれを書く。ここに妥協は絶対しちゃだめ。
でも、その出来栄えを作者自身があまり気に入らなかったりして作者の感性で「これ面白いのかな?」と疑問に思ったとしても、「作品としての「面白い」はちゃんと書けている」と判断できるのであれば、そこは妥協が必要。

そのプロットの「何が面白いのか」をまず考えて、そしてその「面白い」をちゃんと引き出せてるプロットかどうかを考えてみて、これ以上思いつかないってとこまで試行錯誤してみてください。何パターンかひねり出したりして比べてみながら。
そしたら、執筆は、自分が決めた「面白い」を強調できるよう疑うことなく書いていくだけです。

「面白い」は感覚的なものだし感性で感じるものだけど、作者の立場で書くときは感性で考えちゃダメ。
それで出来るのは、ふわっとした曖昧なイメージを長期間変わらず持ち続けることができて一切ブレず、しっかり創作上に表現できていけるって人だけ。
出来ない以上は、「面白い」は感覚で考えず、いや、感覚で考えたとしても具体的に言葉にしてちゃんと出力しておくのが良い。
そして、決めた「面白い」に対しては妥協はせず、感性で考えると面白い展開なんだけど決めた「面白い」からは少し違うものと判断できる事は切り捨てるなど妥協が必要。

モチベの話に戻ると、つまりこれは「これが面白い」と決めたモノを読者にどう伝えていくかって事になるから、例えば凄く面白かった作品を見た後に同じ趣味の友人と会ったなら、「その作品」について何時間も喋りたくなったりするでしょ?
この創作のモチベってのはそういうもの。
だから、いまはモチベって表現したけども、基本的には「欲求」だと思う。
ウザいくらいに「これいいだろ、面白いだろ、このキャラいいよな!」って読者に伝えたくてしょうがない。
創作ってそんだけのことであって、決して「書かないと! もっと凄いのが作れるんだ!」と意気込むものじゃない。と思う。
それを決めるのは作者じゃなく読者。

これは蛇足かなと思うけど、
スレ主さんがあまり好みではないと思う作品を読んでみてください。
そしたら、その作品で「何が面白いのか」を考えてみてください。
スレ主さんの好みではない作品の「面白さ」を探すって行為なので、そこにスレ主さんの「感性」は入り込まないで答えを出せるはず。
そしたら、その作品ではその「面白さ」をどのように表現していたか、というのを考えてみてください。
その作品で「面白さ」はちゃんと表現できてると思えるのなら、その作品は「スレ主さんの好みではない」が「面白い作品である」ということです。
表現できていないと思える場合、それはスレ主さんには読み取れていないか、本当に面白くない作品であるかのどっちかです。
なので、ちゃんと編集の目を通って面白いと判断されたプロの本でやってみると良いです。

もちろん、自分で書く以上は「自分の好みではない作品」を書いてくのはしんどいですから、これは極端な話でただの訓練的なものね。
自分の作品の場合は、プロットの時点で自分好みで面白いものを極力作ってくべき。ただ、作品として仕上げるなら、その「面白い」には妥協せず、感性からくる「好み」はある程度妥協を知らないといけない。
作者の「好み」は作品におおいに盛り込んでいくべきだけど、同時に「好み」が「面白い」をカオスにして作品を歪めてしまうことが多いですから。

モチベーションの維持の返信 (No: 4)

投稿者 silica : 1 No: 1の返信

投稿日時:

こんにちは。
結局、質問はモチベーションの維持の仕方でしょうか?
だとすると、正直に思ったことを言わせて頂くなら、「態々モチベーションを維持しようとしないと書けないなら、書かなくて良い」です。少なくとも趣味なら、書きたいから書く、やる気が出ないから書かない。それで良いと思います。
態々モチベーションを作ってまで書くのは何のためのなのでしょうか?

それから。たった一行のネタから見切り発車で短編書いたりしてみるのも良いと思います。まずは、あっさりと短編をいくつも作ってみたりしても良いかと。話の面白さは、設定の濃さやプロットだけで測れるものでもないですし、スッキリとまとまっている小さな話を作ってみるかと良いかと思います。
(怒涛の短編推しですね。どうにも長編書こうとして事故っているように見えるので)

結論:書きたいから書く。態々モチベを上げる必要があるなら書かなくて良い。無い設定から見切り発車でやってみては如何?
以上です。

モチベーションの維持の返信 (No: 5)

投稿者 ふ じ た に : 0 No: 1の返信

投稿日時:

「もっと面白いものが書けるはず」というのは、「現状ではいまいちかもしれない」っていう不安の裏返しとも言えるかもしれないですね。

なので、面白いかどうか自分では分からないなら、短編なりにアレンジして読み切りにして、面白いかどうか読み手に委ねてみればいいのでは?って思いました。
それでウケが良ければ、連載版として長編にするといいのでは?って思いました。

あくまで個人の意見ですが、何か参考になれば幸いです。

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モチベーションの維持の返信 (No: 6)

投稿者 手塚満 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

結論から申せば、設定やプロットはもっといい加減に作って、小説本体を書く必要がありそうです。それも必ず本編を最後まで書き上げることが大事でしょう。以下、少し説明してみます。

1.物語と設定は不可分の同時進行

設定は掌編くらいでは頭の中で考えるだけでいいかもしれませんが、尺が長くなるにつれて必要となってきますね。ないと序盤と終盤で齟齬をきたしたり、下手すると物語が破綻したりする。ファンタジーともなると、魔法や生物種族など、作品独自ないしは現実との相違が多々出てきて、設定をしっかりさせておくことが重要になってきます。

おそらく、そういう必要性を感じて設定の作りこみをされていると思います。方向性は正しいのですが、どの程度までやるかが問題です。それも、作品完成のプロセスのどの段階で、という点が重要になってきます。

問題を極端にして考えてみますと、例えば全く物語を想定していないのに、設定は作れるか。できないですよね。何をさせるキャラか分からないのに、どういう能力、欠点等々があるか、具体化のしようがありません。アイテムや世界観等も同様です。

そこで簡単なあらすじを作ってみるとします。「魔王にさらわれた姫を騎士が救う」とします。魔王はやっぱり魔力絶大だろう、騎士は剣で戦うだろう、さらわれるくらいだから姫は無力だろう、と思いつきます。すると「姫救出に駆けつけた騎士を魔王が魔法で瞬殺しそう」とか思いつきます。すると「騎士に魔法使いをサポートさせねば」と新キャラが出てきます。すると「魔法使いの役割は……魔王の魔術を封印するか弱めるかは必要かも」と能力設定が出てきます。すると「魔王の魔力を数分間封じて、その隙に騎士が魔王に致命傷を」→「魔王の弱点はこうしよう」→「その弱点を突くための段取りはこうかな」→……みたいに発想できます。

設定とストーリー/ドラマは不可分で、どちらかが先に完璧になることはありません。設定とストーリー/ドラマを行き来しつつ、どちらも具体化していくことになります。もし「こういう設定さえあれば、後は物語がうまく進むはず」といった感覚がどこかにあるなら、いったんその感覚は捨てる必要があります。

2.プロットは物語の可能性でしかない

といっても、いきなり本編を草稿レベルでも書いちゃうのは難しいですよね。だからおやりになっている通り、(あらすじと)プロットを考えることになります。プロットは物語進行の組み立てを示し、出来事の因果関係も盛り込むわけですが、非常に簡潔なものになります(通例、本編の1/100もない)。

それで面白さを出せるかって無理ですし、これなら面白くなるという保証すらできません。プロットに肉付けしていって、面白くもつまらなくもできる。例えばリアリティって、物語がいかにも眼前で起こっているように感じるために大事ですけど、細部に宿ると言われてたりする。プロットはあくまでも面白くする前の元ネタです。

ですので、いくらプロットをいじってても、限界は低いんですね。なにせ「面白さの可能性」ですから。しかし可能性であることで、逆の現象も生じます。本編へ具体化していくと、つまらないと感じることがあるのです。これはプロットが可能性の塊であることが原因です。

上述しましたが、例えばリアリティの出し方はいろいろある。プロット段階では「こうしてもいい、ああしてもいい」といろんな可能性が思い浮かびます。作者的にはその可能性全部に対してワクワクしますので、しばしば「このプロットからはこれだけ面白くなる」と感じてしまいます。しかし物語に具体化するのがたった1つの事例でしかない。プロットから本編を起こしていくにつれ、「こんなはずじゃない」という勘違いをしがちです。

しかし、可能性の塊を表現する方法なんてありません。仮にその方法を思いつけたとしても、読者がそれを受け取って読み取る能力に期待するわけにはいかないでしょう(間違いなく「何が書いてあるか分からない」になる)。面白さが出せなくて、しかし面白くなるはずと過剰に期待しがちだったりする。いろんな点で、プロットに大きく期待してはいけないということになります。ですので、プロットを精いっぱい頑張るのはあまり意味がないわけです。

3.盛りすぎた設定でキャラが身動きできないことも

設定とプロットを頑張りすぎるのは、別の弊害もあります。特に設定の作りこみすぎで悪弊が出やすい。設定って、例えばキャラクターですと「主人公は怒りっぽい」→「髪型を貶されたときに激怒する」とか曖昧から具体化に進みます。「怒りっぽい」だけだと漠然としていて主人公が怒りから行動を起こすタイミングなどで苦労します。しかしピンポイントに「髪型を貶されると」としておけば、敵が主人公に言う罵倒で髪型を貶させるだけでよくなります。

しかし、例えばそういうのをたくさん作っていくと、逆にキャラが動かなくなります。喜怒哀楽全部に条件設定すると、いちいちその条件を起こさないといけなくなってくる。よくあるのが能力設定の過剰です。これもできる、あれもできる、としていくと、できることは全部やらないといけなくなってきます。例えば「主人公は超高温の炎で敵を撃てる」と設定しておいて、作中で明かして、しかし炎を出さなかったら、読者には肩透かしで、不満の原因となります。「凍結魔法はできない」と設定しても同様です。凍結さえできれば、というピンチを作らないと、読者に肩透かしになります。

設定は「べからす集」の面があります。設定を盛ったら、盛っただけキャラは縛られのです。適度に縛られると動かしやすいですが、できるできないをどんどん具体化しよう、あるいはキャラの強さや魅力を設定で保証してやろうと盛っていくと、ある段階からキャラを動かせない悪影響に変わります。スリリングにしようと落とし穴の数を増やし、ついにどう進んでも落ちてしまう状況になり、身動きできなくなるようなもんです。

ですので、設定やプロットはある程度までにして、物語本編の草稿を完成させたほうがいいんです。草稿が完成したら、逆にそこからプロットを生成したり、設定の過不足を検討して、改稿していくほうが効率も出来栄えも良くしやすくなります。

4.挫折を繰り返すと挫折する習性が身に着いてしまう

そうせず、設定とプロットを頑張っては、本編未完成ということを繰り返すと、非常に悪い癖が付きます。誰でも、良きにつけ悪しきにつけ、繰り返し行ったことは身に着いてしまいます。たとえ「設定とプロット作ったら、本編を頑張るぞ」→「本編が完成させられず残念、次こそ」みたいな、意識しているのは「失敗したが繰り返すまい」だとしても、いわば体が覚えるのは「設定とプロット頑張ったら、本編は失敗させる」になります。

そうなると大変です。設定(やプロット)作り出した時点で既に、本編が出来上がらないことが織り込み済みになっているからです。いわば、失敗するために行動を起こす、になります。しかもたいてい無意識です。類例は例えばダイエットでよくあります。最初は短期決戦しようときついダイエット計画を立てる。しかし無理がたたって失敗する。失敗にあせってまた無理をし、やっぱり失敗。

それを繰り返すと、成功しないダイエット計画を立ててしまう癖がついてしまうのです。むしろ、挫折しないうちは不安になりさえする。失敗して「ああ、やっぱり」と残念半ば、安心半ばの奇妙な感覚に納得してしまうようにもなります。

小説執筆でも同じことが起こります。失敗は成功の母、ということわざはありますが、あまり失敗経験を繰り返してもいけません。小さくて不満もあるけれど、一応は小説完成の成功経験を積み重ねないと危険です。完成させる(無意識の)癖がついたら、ときどき「思い切り設定盛ってみたら」といった冒険しても大丈夫になります。

モチベーションの維持の返信 (No: 7)

投稿者 読むせん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

プロットで煮詰まったら、そのまま放っておくかな?

 どっちみち「今の自分」では完成できない、知識とか何かとかが足りないんですよ。何の知識が、何が必要だったのか?とかを見つける日まで放置します。

場合によっては、こういったサイトでプロットを公開して、アドバイスもらうのも一手です。

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タイトル:モチベーションの維持 投稿者: 白唄

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やはりある程度は妥協して投稿してみるべきなのでしょうか? 
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