アミューズメントメディア総合学院(AMG)の小説・シナリオ学科は、卒業生の合計出版点数が680冊を突破したという実績を持つ、日本で一番の総合クリエーター学校です。
今年から「小説・シナリオ学科」にアニメ・ゲームシナリオ専攻が新設され、ラノベ作家だけでなく、ゲームシナリオライターになるためのカリキュラムも用意されました。
夢を追うだけでなく地に足のついた職業訓練の場でもあるのですね。
今回は、AMGのゲームシナリオ専攻でどのような講義をされているのか? 授業内容を取材させていただきました。
夏休みの宿題が指定したゲームを4本してくること!?
授業が始まってすぐ、
夏休み中に指定したスマホゲームを4本プレイしましたか?
と先生が生徒さんたちは問いかけていました。
中学、高校の授業ではありえないような課題なので、まずビックリ!
ただ、「各シナリオのタップ数(スマホをタッチする数)を調べましたか?」と、続けて聞かれ、これは遊びではなく、プロのシナリオの長さを測るための勉強だったのだとわかって、二度ビックリ!
ラノベ作家になるため、プロとして生き残っていくための勉強で最も重要なのは、今、売れている小説を分析、研究することです。
これはプロ作家の間では常識ですが、ゲームのシナリオライターでも同じなようです。
やっぱりプロのシナリオから学ぶのですね。
そのために遊びではなく、勉強としてゲームシナリオを読むのです。
プロの制作現場と同じ課題を学生の頃からこなす!
次に、先生はシステムテキストについて解説しました。
スマホゲームのカードに書かれたキャラが、ハロウィンやクリスマスなどのシチュエーションでどんなセリフを言うのか? 想像し、もっともキャラの魅力を引き出すセリフを考案するというものです。
例えば、アイドルの美少女が海でコンサートを開いているイラストがあったとしましょう。
そうしたら、彼女が今までアイドルとして培ってきた経験が詰まっており、かつ彼女の性格にあった、その場の状況に適した最も魅力的なセリフを、約25文字で書かなければなりません。
「セリフにこそキャラクター性が宿る!」
というのはラノベの場合も同じですが、クライアントから与えられた課題から最適解を探し出すというのは、ゲームのシナリオライターならではのものだと思います。
生徒さんたちは、夏休みの宿題でプレイしたゲームキャラのシステムテキストを、先生から与えられた10個近くのシチュエーションごとに書くという課題に、挑戦していました。
これはゲーム制作の現場で行われていることそのものですね。
学生の頃から、プロと同じことをしてプロの先生に評価してもらうことで、着実にゲームシナリオライターとしての実力を培うことができます。
ゲームのシナリオライターになるならラノベ作家の肩書があると有利!
ゲームのシナリオライターとして就職するなら、ラノベを出版した実績があると、とても有利となります。
(出版社経由で、ゲーム会社から作家にゲームシナリオの依頼が来ることもあります。仕事の入り口が広がる!)
ラノベ作家になるために小説を書きつつ、シナリオライターを目指すというのが、将来の収入を見据えた賢い選択ではないかと考えています。
AMGでは、豪華な作家、編集者の講師陣が教えてくれるので、ラノベ作家への夢とシナリオライターとしての道、両方叶えることができる場所だと思います。
シナリオライターを目指されている方は、ぜひAMGの授業を無料で体験できる体験説明会に参加してみてください!
AMGの生徒さんにインタビュー。2年生のSさん
AMGで学んで一番良かったと思う事はなんですか?
『怖がらずに誰かと話すことができるようになったこと』です。
私が小説・シナリオ学科に入学して最初に学んだのは『相手と自分を見ること』でした。
お陰様で、数々の委員会で他学科と会議、交流し、良いものを創り上げられたと思います。
まだ勉強中ではありますが、エンターテインメントの本質を覗いた気がしました。
小説の執筆やシナリオ制作でどのような壁にぶつかりましたか? どのように乗り越えましたか?
私がぶつかったのは『魅せ方の壁』でした。
自分が一番その物語を理解しているのに、魅力的に見せてあげられない。自作した物語に申し訳なさを感じていました。
それからは、とにかく作品を読んで研究しています。気になるところは付箋を貼り、深堀を繰り返し行いました。
そこで得たものを自分の作品に反映しています。
AMGに入学してもっとも「楽しかったこと」はなんですか?
自分の作品が形になっていくことが、今でも一番楽しくて仕方ありません。
AMGは『自分の作品が誰かに届くかもしれない』と初めて思えた場でした。
また、他学科の熱を受けることができ、一つの作品を作り上げるには沢山の人が関わっているのだと常に感じています。
私はここで、壁打ちのその先を知ることができました。
AMGの生徒さんにインタビュー。2年生のKさん
AMGで学んで一番良かったと思う事はなんですか?
物語を書くという経験があまり無かったため、様々な文法や、アイディアの引き出し方、どう書いたら読み手に印象強く残るかなどを、個性的な先生方に教えてもらえたことです。
加えて、学内コンペや、外部講師(現役作家さん達)の特別授業など、AMGならではの経験も体験できることも、良かったことだと思っています。
小説の執筆や、シナリオ制作で「どのような壁」にぶつかりましたか? それをどのように乗り越えましたか?
書いている途中に作品に飽きてしまう、もしくは、これが本当におもしろいのかどうかと不安になってしまうときがあります。
きっとこれは小説やシナリオを書いたことがある人には必然的に起こる現象だと思っています。
しかし、こうなった場合の確実な対処法というのは、私の中にはまだありません。時間が解決するときもあれば、外に出て散歩やツーリングに出かけると治るときもあります。
AMGに入学してもっとも「楽しかったこと」はなんですか?
色々な価値観を持った、とてもユニークな新しい友人達と出会い、一緒に出かけたり、作品の話し合いをしたことです。
やはり、同じ志を持つもの同士が集まるなんてことは、実現させることはとても難しいことなので、ここで出会えた仲間たちとは今後とも仲良くしていきたいですね。
AMGの生徒さんにインタビュー。2年生のIさん
AMGで学んで一番良かったと思う事はなんですか?
良かった事は多岐にわたってあるのですが、一番となるとWordの使い方ですかね。
パソコンがない環境で育ったものですから、Wordという文章作成ソフトに触れることあまりありませんでした。
いまさら当たり前のことを人に聞くと言う事はかなりの勇気がいりますが、AMGさんの最初の授業でWordの使い方について学べたのですごく助かりました。
小説の執筆や、シナリオ制作で「どのような壁」にぶつかりましたか? それをどのように乗り越えましたか?
自分の作品を見せるのが。かなり苦ではありました。
自分の書こうとしている物は、声に出して評価できるものではないですし、素人が書いた物ですので当然文章力とか構成力などが低いです。
ですので、人に読んでもらうと言う事がすごく怖かったです。
ですが、読んでくださった人は、自分の作品を真摯に受け止め、アドバイスや色んなアイディアをくれました。
今現在でもいろんな壁にぶち当たっています。物語を書く速度、文章の構成力等々。まぁ、小説を書き始めたばかりなので、勉学に励みながら、この壁を乗り越えたいと思っています。
AMGに入学してもっとも「楽しかったこと」はなんですか?
色々楽しい事はあるのですが、自分の書きたい作品を考える事です。
本文を書く速度は遅く、文章力が上がったのか自分ではわかりませんが、入学してから書きたい作品のアイディアが増える一方なので、それを形にすること、なることが楽しくあり、楽しみでもあります。
AMGの生徒さんにインタビュー。2年生のMさん
AMGで学んで一番良かったと思う事はなんですか?
この学校に入って良かったと思えることは、いくつかありますが、その中でも特に良かったと思えることは、「書く技術が上がったこと」です。
お話の構成や登場人物の動かし方、どういう風に書けば読み手を物語に引き込めるか。
今まで知らなかったこと、知っていたけれど、どうすればいいのか分からなかったことなどが学べました。
小説の執筆や、シナリオ制作で「どのような壁」にぶつかりましたか? それをどのように乗り越えましたか?
私がぶつかった壁は「他人と自分の執筆速度の差」です。
自分はかなり執筆速度が遅く、友人から長編が一本完成したと聞いて、焦りや不安を感じたことが沢山あります。
自分と他人を比べても仕方ない、自分には自分のペースがある。頭でそう分かっていても、気持ちは追いつかずに苦労しました。そんな時は決まって、短いお話をいくつか考え、そちらを執筆していました。
AMGに入学してもっとも「楽しかったこと」はなんですか?
同じ目標を持つ人たちと、一つの作品について違う観点から感想や意見を言い合うのがとても楽しいです。
だけど、何より楽しいのは、授業が終わった後の自由時間に、他の人の会話を聞きながら、自分の作品を書くことです。
色々な話題に耳を傾けていると、面白いアイデアが浮んだりして、いい刺激になります。