【次回作こそ最高傑作と自分を信じられる人が成功する!】
「あなたの最高傑作を教えて下さい」
「次の作品ですよ」
映画監督チャップリンの84歳時のセリフ
プロ作家デビューが早いのは、次々に新作を書く人です。
逆に1つの作品にこだわって、何年も改稿している人はなかなかデビューできません。
「自分にはこれ以上の物語は書けない……」という無意識のブレーキを外そう!
1つの作品にこだわるのは「自分にはこれ以上の物語は書けない……」と無意識のブレーキをかけてしまっている状態です。当然、これでは成長は遅くなります。
実際に、たくさんの作家志望者と接してきて、デビューが早いのは「次々に新作を書く人」です。
彼らは「自分はよりよい物語が書ける!」と、自分に対する信頼があるのです。
プロ向けのデッサンスクールを開いている成冨ミヲリさんによると、絵がうまくならない最大の原因は「どうせ私なんて下手だし、うまくならない」という卑屈な気持ちだそうです。
これは小説の場合もまったく同じで、プロ作家になった人はプロよりも自分の方がおもしろい物が書けると思った人です。
漫画家漫画『バクマン。』によると才能がなくても成功する漫画家の条件は
- うぬぼれ
- 努力
- 運
だそうです。
人間は勘違いでも良いので、自分はできる!才能があると思い込むと、その分野に強くなります。
「自分にはこれ以上の物語は書けない……」という無意識のブレーキは外しましょう!
構想期間と作品の質は比例しない。試行回数を増やすほうが大事
構想1週間、執筆期間1ヶ月の小説が「小説家になろう」のランキング上位に入ることもあります。
逆に、構想3年の超大作が新人賞の一次審査で落選することもあります。
1つの作品にこだわるより、新作に次々に挑戦した方が、成功確率がはるかに高くなるのです。
例え、失敗したとしても小説を書けば書くほど、確実に腕が上がり、成功確率もアップしていきます。
アメリカのベストセラー作家、スティーブン・キングは以下のように述べています。
「作家になりたいなら、何をおいてもこの2つをやるべきだ。大量に読み、大量に書くことだ」
1つの作品にこだわれば、小説を書く量は、新作を次々に出すより落ちます。当然、成長速度は、新作を次々に出す人より遅くなります。
なぜ1作品にこだわる人は作家デビューに失敗するのか?まとめ
- 2004年から、たくさんの作家志望者と接してきて、デビューが早いのは「次々に新作を書く人」。彼らは「もっと良い物語が書ける!」と自分に対する信頼がある。
- 1つの作品にこだわり続けてデビューできた人は、私が知る限りいない。彼らは「これが自分の限界だ!」とブレーキをかけている。当然、成長は頭打ちになる。
- 構想1週間、執筆期間1ヶ月の小説が「小説家になろう」のランキング上位に入ることもある。構想期間と作品の質は比例しない。試行回数を増やすことが大事。
良いアイディアが浮かんだら、とにかく書いてしまって、小説投稿サイトに投稿するのが一番です。書けば書くほど、確実に腕が上がり、成功確率もアップしていきます。