WEB小説投稿サイトの大手「小説家になろう」では、小説を更新すると読者が集まってきて、ポイントとブクマが入ります。
また大半の読者はスマホで小説を読んでおり、長文を読むのは苦手だと言われています。
最低でも毎日、更新しなければならないため更新速度も重視して、1話1500文字くらいが良いという説があります。
しかし、私の分析では、なろうは一話一話がおもしろくないとポイントが入らないので、クオリティを上げるために、序盤は3000字は書いた方が良いと思います。
できれば、それ以降もこれくらいの文量があると良いです。
短すぎると読み応えがなくなってしまい、ポイントが入らなくなります。
一話一話の質を重視すべき。一話3000文字が適正
更新速度よりも一話一話の質を重視した作品が、最近のなろうハイファンランキングでは勝っています。
2021年5月13日。午前中での
1話が3284文字。
2話が3247文字。
3話が3504文字。
1話 3843文字
2話 3724文字
3話 3310文字
1話が3236文字。
2話が4152文字。
3話が3056文字。
日間トップ3は、もっとも大事とされる最初の3話の文量が多く、読み応え重視で書かれています。
完結後ずっとランキング上位に居続けている「サイレント・ウィッチ」は
1話 7204文字
2話 6881文字
3話 3674文字
と大変ボリューム満点です。
なぜ上位作品の最初の3話の文量が3000~4000文字と多いのか?
なろう読者は、最初の3話は読んでくれると言われています。
そこで、最初の3話の質を徹底的に上げる戦術がより有効となっており、結果、文量が上がっていると考えられます。
1500文字くらいだと短すぎて、満足度が低いんですよね。
人気作は、中盤以降も一話の文字数2000~3000文字くらいをキープして、一話の質と量にこだわっています。
読者視点で見た場合、やはりおもしろい小説を読みたいです。
サクッと読める手軽さ、というのも強いのですが。
(スマホだと長文を読みにくい)
おもしろい物を読みたい需要に応えるためには、文字数を3000くらいにあげて質にこだわった方が、ランキング上位に上がれると考えています。
もっとも作者視点で見た場合、一話3000文字を書くのは、かなり大変です。
時間がかかるというのも、さることながら……
無駄な説明や描写を省いて、おもしろいことだけ残して3000文字。
これを最低10万文字に到達するまで繰り返す。
質を保ったまま最後まで書ききるのは至難の技です。
ただ、これをできている人が、現在のなろうハイファンランキングの上位にいます。
なろう小説は序盤では特に、一話一話の質にこだわって3000文字は書いた方が良いですね。