「価値観の異なる読者の意見は無視してOK」
— うっぴー/ライトノベル作法研究所 (@ranokenn) 2019年1月8日
例えば、妹萌えでない人に妹ラブコメ小説を読ませても否定的な意見しか返ってきません。
「芸術を解さない輩め!」
と思ってスルーしてください。
逆に妹萌えの人から批判されたら、「俺の妹への愛が足らなかったのだ!」と大いに反省しましょう。
ラノベ読者は、キャラ文芸の良さをまず正しく理解できない
私が主催している勉強会では、小説の批評を行う際に「ラノベ、なろう」と「キャラ文芸、文芸」のグループに分かれます。
ラノベ、なろうの読者は、キャラ文芸、文芸の良さをまず正しく理解できないからです。これは逆もしかりです。
例えば、私が微妙だったと評価した女性向けキャラ文芸のプロットが、講師の作家さんから「プロ級です!」と絶賛されていたことがありました。
これは私がラノベ、なろうの読者であって、キャラ文芸の読者とは価値観が異なるためです。
10人中2人の読者から支持されれば大ヒットになる!
小説を書いている人は内向的なタイプが多く、批判されると自分がすべて悪かったのだと落ち込んでしまう傾向が強いです。
しかし、世の中には自分とは価値観の異なる人が多いものです。
例えば、漫画バクマンでは、漫画は10人中2人の読者から支持されれば大ヒット作になると語っています。
自分と合う2割の人を徹底的に楽しませよう!
逆に言えば、8割の人はあなたとは価値観が異なるので、どうやっても支持してもらえないということです。
そこで、残り2割の自分と合う人を徹底的に楽しませましょう、というのが、漫画バクマンで語られた大ヒット作のメソッドです。
つまり、価値観が合わない人の意見はスルーしてOKということです。
価値観が合うか合わないかは、ジャンルそのものを否定しているかが大きな目安になると思います。
異世界転生を否定している人の意見は、異世界転生を書いている人はそもそも聞かなくてOKです。
日常系が嫌いな人の意見を日常系を書いている人は聞く必要はないということです。