元記事:よく見かけるけどイメージできない言葉
お疲れ様です。千歳です。
魔法小説を読んでいるとよく出てくる表現ですが、情景がいまいちイメージできないものがあります。
「掻き消える」と「空間が歪む」です。
参考になりそうな動画や映像があったら紹介してください。
上記の回答(よく見かけるけどイメージできない言葉の返信)
投稿者 silica : 0 投稿日時:
こんにちは、silicaです。
えーと、正直、この質問だけでは答え難いのです
その理由を順番に説明します。
1 「掻き消える」
この言葉の意味そのものは、跡形もなく消える、とかそんな感じの意味なのですが……
a 遠くの方に捉えていたはずの彼の姿は一瞬で掻き消え、次の瞬間には私の目の前に現れていた
b 砲撃が終わると、そこにあったはずの建物は跡形もなく掻き消えていた
この二つは、受ける印象が違いますよね? だって、aの方の文では「彼」の速さを形容するために掻き消えるが使われていますが、bの方の文では「砲撃」の威力の形容に用いられてますから、示したい物、示していることが違います。
つまり、「掻き消える」という表現は、とにかく、本来そこにあるはずのものが跡形もなくそこから消えている、ということを示しているに過ぎません。でも、そのイメージは、何によって、どんなふうに、によって変化します。
そのため、漠然と「掻き消える」のイメージが分からないと言われても、具体例を出すことは出来ません。
2 「空間が歪む」
こちらはもっと難しいです。と、言うのも。「空間が歪む」と言うのを人間は、自身の知覚では恐らく知ることができません。目は光を認識しますが、光は空間に沿って飛びますので、目では空間の歪みを認識できません。他の感覚もまた同様に、空間が歪んでいたとしても、歪められたとしても、それに合わせて感覚もズレるので恐らく分からないでしょう。ブラックホールに落ちている最中の人間は、その空間が歪んでいることも、外から見たら落ちているように見えることも、時間が引き延ばされていることにも気付くことは出来ないように。
その上で、空間が歪む、と言うのをわざわざ描写するなら、歪められる空間に依存しない知覚手段を持っているのを前提に、どう見えるかを決めている必要があります。
空間が歪んでいる、というのなら、見え方と実態の差で普通に書けるんですけども。錯視錯覚系です
というのはSFに頭を汚染されている人の発想ですけどね……。
こちらも、どういう文脈で、どう使われているかによって印象が変わりますのでなんとも言い難いです。
結論
どちらの言葉も、文脈によってイメージが変化するので、参考になりそうな物、と言われても漠然とし過ぎています
それから、全体として質問にロクに答えていなくてすみません。今のままでは、何を持ってきたものやら、皆目見当もつかないのです
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: よく見かけるけどイメージできない言葉
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