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タイトル:クスリと笑える会話はどうしたら書けるようになるのかの返信 投稿者: 手塚満

世の中、お笑い芸人は数多といますが、なかなか笑ってもらえないのが実情です。しかし、こうスベッたという苦い経験を話すと想定外に笑ってもらえたりしまして、どうすれば笑いが取れるかは難しいのが分かります。

とりあえず「笑える会話文」すなわち、「自然な会話文」かつ「笑える(クスリ~ワッハッハ」は捨ててはどうでしょうか。笑えるベースとして、自然な会話文は必須です。

文章作品で自然に感じる会話は、口頭の会話では不自然だったりします。例えば「普通の会話でそんないちいち相手の名前言わないよ」「なんでそんな奇妙な口調なんだ」とか。文章作品の会話(台詞)は、コミックの吹き出しとは違ったものがあるように感じますし、アニメ、実写作品での会話も同様(文章作品原作だと忠実に台詞を再現して不自然になることも)。

文章作品を作りたいなら、まずは文章作品を読むことが必須でしょう。気に入った台詞、会話を書き出すとかすれば効果はあがります(一字一句、正確に読むことになるし、記憶に残りやすい)。

「笑えるは後回し」みたいなことを申してひっくり返すようですが、お笑いにも学べるものがあります。会話だから漫才、とはなりません。漫才は2人以上で行い、会話(や動作)の複数同時進行(パラレル)が可能ですので、文章に即さないものがあります(コミックなら適している)。

漫才だと例えば、

・時間進行0→1→2→3→4→5→…
 A「こないだうちのカミさんが昼飯抜きやって言うから、ってじゃかましいわ!」
 B「(少し耳を傾けつつ)ああ、あの気ぃ強うてボロカス言う奴?」

みたいにできますが、これを文章で一気に表す方法はありません(文章作品の会話が現実と異なりやい原因の1つ)。コミックなら1コマに吹き出しを2つ作れば可能です。

文章では、読者は単語ごとにイメージしていくしかありません(作者は逆で、全体イメージから発想する)。名詞で表されるモノをイメージし、それが動詞で表される行動をするとイメージする。文章に沿って、読んだ単語一つひとつを順にイメージして、最後に全体を統合することになります。

ですので、一人芸(シリアル)である落語が参考になります。1人で複数の登場人物の会話をこなしますよね。あるいは話している1人が(演じてない)他人の反応に反応し返して、周囲の状況を表すとかもある。文章でやれる通りに近いものがあります。しかもお笑い芸です。古典落語なら書籍化された台本も販売されています。参考にしやすいし、してみる価値はあるでしょう。

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