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タイトル:魔法の掟についての返信 投稿者: サタン

うっぴーさんがとても良い資料を出してくれたので、クーフーリンの例を補足する形で回答すると、
クーフーリンは「生涯犬は食べない」「自分より身分の低い者からの食事の誘いを断らない」という掟を守っていました。
そしてコノートの女王メイブによって「身分の低い者に犬を献上され、掟を破ることになる」となります。
うっぴーさんが書かれたまんまですが、これの意味する所がわかるでしょうか。
これ、「掟」がまんま「物語のネタ」になってるんですよ。
クーフーリンが破れたところから逆算すると、「掟を逆手に取られて弱体化」するから「こういう掟を作る」という感じ。

つまり、物語を先に作れば「掟」のアイディアはすぐに出てくるかと思います。
逆に「掟」を先に作ると、例えば「他人を蘇生してはいけない」は「他人を蘇生せざるを得ない展開」を作らなきゃいけないってことだから、けっこうダークな雰囲気になってしまいます。
もちろん、「蘇生を阻止しようとする主人公たちの話」でも良く、つまりは「蘇生」をワードにネタを作ることになります。
そうしたエピソードを作らなきゃ、そもそも設定を作る意味がないからね。

そうした考えのもと、扱いやすい掟というのはFateシリーズでもありますが「神秘を隠匿すること」ですね。
ようは「魔法を大衆の目にさらしてはいけない」「バレちゃダメよ」という掟です。
敵なり事件なりが公になろうとすれば、主人公たちは掟を守るために動かざるを得ないです。強引にでも物語を進められるので、非常に扱いやすく、Fateシリーズ以外でも「正体を隠すこと」などよくあります。
どういう掟にするにせよ、その「掟」を利用した物語を作ることになるので、逆に物語を先に作ったほうがしっくりくる掟を考えることができるでしょう。
魔法少女的な日曜朝のアニメ的な物語なら、「悪いことに使ってはいけない」という掟があれば、それを破って悪いことをする悪役を退治する話、というのも扱いやすいですね。
逆に考えれば、どういう話を書きたいのか? 「悪者を退治する話」なら「悪いことに使ってはいけない」という掟を作ればいいし、日常モノっぽい「魔法使いの生活の話」なら「魔法使いは互いに助け合うこと」という掟を作ればいい。
小説はあくまで物語があってこそなので、雰囲気だけでもいいから物語を先に作ったほうが内容にマッチした設定を作れます。

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