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魔法の掟について (No: 1)
スレ主 黎鴉 投稿日時:
初めまして、黎鴉(くろからす)と申す者です。
今回、現代ファンタジーの魔法の掟、魔法でやってはいけないことと魔法を使う人の義務を作っていたのですが、いまいちしっくりくる掟が出来なくて悩んでいます。
いろいろ調べたりしたのですが調べ方が悪いのか中々出てこず、ふんわり覚えているおジャ魔女どれみとかの掟ぐらいしか資料が無くて……
皆さんが知っている掟を教えてください!
自分が考えた掟は少ないですがコレです。
【魔法会の掟】
・他人を蘇生してはいけない
(それは世界の理をねじ曲げることだから)
・又、怪我や病気を瞬時に治してはいけない
(同上)
・世界の理を守る守護者となれ
(我々、魔法と言う理の力を借りている者達の義務だから)
・魔法で魔法使い以外の生命を殺してはいけない
(命大事に)
カテゴリー: 設定(世界観)
この質問に返信する!魔法の掟についての返信 (No: 2)
投稿日時:
ケルト神話にはゲッシュの掟という魔法のルールがあります。
ゲッシュを守る限り、戦士は神の加護が約束されるが、誓いを破ってしまうと命に関わるほどの災厄をこうむるとされる、加護であると同時に呪いでもある魔法です。
ゲームのフェイトで有名なクー・フーリンは、「生涯犬は食べない」「自分より身分の低い者からの食事の誘いを断らない」という複数のゲッシュの誓いを立てていました。
ゲッシュは守るべきルールが多いとそれだけ力を発揮します。
これによって彼はチート能力を手に入れて無双していたのですが、宿敵であるコノートの女王メイヴの策略により、目下の者から犬の料理を献上されて、これを食べてしまい、ゲッシュの誓いを破ってしまいます。
すると、チート能力を失った上に身体が痺れてしまい、宝具ゲイボルグも奪われて殺されてしまいます。
彼に力を与えていたゲッシュの魔法が、最後に彼を死に追いやったという皮肉な神話です。
こういう魔法の掟が作れると良いなぁと思います。
魔法の掟についての返信 (No: 3)
投稿日時:
うっぴーさんがとても良い資料を出してくれたので、クーフーリンの例を補足する形で回答すると、
クーフーリンは「生涯犬は食べない」「自分より身分の低い者からの食事の誘いを断らない」という掟を守っていました。
そしてコノートの女王メイブによって「身分の低い者に犬を献上され、掟を破ることになる」となります。
うっぴーさんが書かれたまんまですが、これの意味する所がわかるでしょうか。
これ、「掟」がまんま「物語のネタ」になってるんですよ。
クーフーリンが破れたところから逆算すると、「掟を逆手に取られて弱体化」するから「こういう掟を作る」という感じ。
つまり、物語を先に作れば「掟」のアイディアはすぐに出てくるかと思います。
逆に「掟」を先に作ると、例えば「他人を蘇生してはいけない」は「他人を蘇生せざるを得ない展開」を作らなきゃいけないってことだから、けっこうダークな雰囲気になってしまいます。
もちろん、「蘇生を阻止しようとする主人公たちの話」でも良く、つまりは「蘇生」をワードにネタを作ることになります。
そうしたエピソードを作らなきゃ、そもそも設定を作る意味がないからね。
そうした考えのもと、扱いやすい掟というのはFateシリーズでもありますが「神秘を隠匿すること」ですね。
ようは「魔法を大衆の目にさらしてはいけない」「バレちゃダメよ」という掟です。
敵なり事件なりが公になろうとすれば、主人公たちは掟を守るために動かざるを得ないです。強引にでも物語を進められるので、非常に扱いやすく、Fateシリーズ以外でも「正体を隠すこと」などよくあります。
どういう掟にするにせよ、その「掟」を利用した物語を作ることになるので、逆に物語を先に作ったほうがしっくりくる掟を考えることができるでしょう。
魔法少女的な日曜朝のアニメ的な物語なら、「悪いことに使ってはいけない」という掟があれば、それを破って悪いことをする悪役を退治する話、というのも扱いやすいですね。
逆に考えれば、どういう話を書きたいのか? 「悪者を退治する話」なら「悪いことに使ってはいけない」という掟を作ればいいし、日常モノっぽい「魔法使いの生活の話」なら「魔法使いは互いに助け合うこと」という掟を作ればいい。
小説はあくまで物語があってこそなので、雰囲気だけでもいいから物語を先に作ったほうが内容にマッチした設定を作れます。
魔法の掟についての返信 (No: 4)
投稿日時:
ローファンタジーで、わりといい魔法使いの集まりみたいですね。
黎鴉さんの例だと若干ちょっと掟の理由が曖昧な感じがするのですが、
(”世界の理”の部分が特に曖昧に感じました)
私は「治療魔法を使いすぎてはいけない理由」にとても説得力のあるものを聞いたことがあります。
それは「本人の自己治癒能力を促進することになるため、それだけ傷を負った者の寿命を縮めてしまう」から、という設定でした。
同じ理由で「加速の魔法」も多用はNGとなっておりました。
あとですね、本来ゲーム的な魔法使いは真理の「探究者」(黎鴉さんの仰る「守護者」ではないことに注意して)として、知識に貪欲でないと務まらないんです。そうしないと新しい魔法が身につかないから。
そのため、知識欲が旺盛すぎて善悪でいくと悪側に傾くことがけっこう多いんですよねー。なので「悪役にどういうルール違反タイプが多いのか」「それで実際にどう困っている人が多いのか」を先に作ってから「それをしてはいけない」としたほうが自然です。ルールってのは、ないと悪いことをする人が多くて困るからできるものなんで。
黎鴉さんの世界観では、ほとんど魔法が開発されつくされていて、いわゆる「禁じ手」も出尽くしているような感じでしょうかね。
とりあえずできる魔法をあげてみてから「この魔法はこういう理由で使っちゃダメ」とひとつずつ決めてみるのもいいですよ。だいたい、犯罪に使えるものはダメということが多かったり。
テレポートの魔法なんかは「よく見知っている場所」でないと土の中とかに転移してしまって危険だから、というのがお約束だったりしますしね。
だいたいの魔女っ子は「使えること自体が秘密」ですが、それはやっぱり、便利な魔法が使えることを知った人達が利用しようと押しかけてくるか、もしくは危険人物だとみなされて魔法使い全体が弾圧される可能性があるから。悪い魔法使いを放っておけないのもだいたいその理由。
でも、悪い魔法使いにもそれなりに理由があったりするもんですよ。さっき言ったように「最初から使えるわけではない、いろいろ修行したり研究したりして新しく身に着けないといけない」場合は、その貪欲な姿勢がなければ務まらないんです。そういった「先人たちの知恵を魔法使いの学校なんかで要領よく教えてもらっている若造どもにその苦労がわかるか!」的な感じで自分を正当化してくる魔法使いもおりますから、黎鴉さんの世界の魔法や魔法使いの「歴史」がどんなものなのか、も考えてみるといいかもしれませんね。
皆さんありがとうございます。 (No: 5)
投稿日時:
hexaさん、サタンさん、うっぴーさん貴重なご意見ありがとうございます!
サタンさん、うっぴーさんの言うとおりまずは物語を完成させて、hexaさんの意見を参考に掟を決めていこうと思います!
ありがとうございました!