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設定や構想が既存のものと似通ってしまう (No: 1)

スレ主 リーム 投稿日時:

どうも、リームと申します。
こちらの掲示板は初めてです。よろしくお願いいたします。

現在、「異世界転生」ものに初めて挑戦しようとプロットを組んでいるのですが、主人公が「誰が」「何のために」「どうやって」転生させたのかを練っているのですが、その時点で既存の設定と似通ってしまいます。

最初は「神様的なの出して、単なる気まぐれで」だと明らかに面白みに欠けるので、現実世界で一度死亡したのちに、ヒロイン枠の召喚士に召喚されるという設定で考えました。
また、「主人公以外にも転生者がいれば面白そう」「元々のジャンルの異能力バトル要素も足してみよう」「転生したタイミングで何かしらの能力が付与されたことにしよう」と色々浮かんで組み込んではみたのですが、結果出来上がったのが

・異世界での異能力バトル
・召喚された転生者数人と召喚士である異世界人1人のチーム制
・それぞれの陣営の存亡をかけた戦いを描く
・バトルも重視するが、主人公と召喚士や同じ転生者同士のコミュニケーションを中心にしよう
・個人の才能や適性、周囲の期待などの葛藤がテーマ

というもので、見直してみると「これFateやん、あと金色のガッシュやん。舞台と立場入れ替えただけやん」と超有名どころの二番煎じが出来上がりました。

と、こんな感じに何か自分なりにオリジナリティのある設定を考えてはみるのですが、結局は有名どころの二番煎じか、超王道悪く言えば陳腐なものができあがってしまいます。

既存と既存を組み合わせるとオリジナルが生まれるみたいなことを聞いたことはありますが、その既存が強すぎて全然オリジナリティがないという……。
こういう独創的な発想というのは、どうすれば身についていくのでしょうか。

まだまだ質問があるのですが、まずはこちらから質問します。
よろしくお願いします。

カテゴリー: 著作権・オリジナリティ

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設定や構想が既存のものと似通ってしまうの返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 1 No: 1の返信

投稿日時:

その主人公が現代人でなくFateよろしく歴史上の人物であるなら、それは漫画「ドリフターズ」と言ったほうが良いでしょう。
要約すると時代を問わず異世界に呼び出された偉人たちが二つの陣営にわかれて戦う、みたいな内容の漫画です。
多分「なんだ、構想してたの既にあるやん」と思うんじゃないかと思うんですが、そうではなく。
「それでも良いんだ、これで問題ないやん」と考えましょう。
ちなみに、Fateとドリフターズは設定面では舞台が異世界か現代かバトルロイヤル方式かどうかというだけで、偉人をテーマにバトルものしてる事については変わりません。しかし差別化できるほどそれぞれ個性的で、「似てると言われりゃ似てるかもしれんが、別物でしょ」と思います。

確かに、モノによってはちょっと内容を聞いただけでパクリ元がわかるくらいの作品もありますが、御作の場合どちらかと言うとドリフターズの名が先に出てくるでしょうし、Fateと似てるなんて微塵も感じませんでした。たぶん主人公は偉人ではないだろうし。
作者が似てると思ってるだけ、ということはよくあります。

次にオリジナリティについてですが、生み出すことが出来なかった場合、見つけ出しましょう。
例えば「異世界で異能バトル」という時点で個性があるんじゃないでしょうか?
異世界と言えばファンタジー、剣と魔法という先入観があるところに、魔法ではない能力の戦いですから。
チート能力というのはよくありますが、よくよく考えるとこのチート能力ってサポート系なのが多くて、そのチート能力で直接的に戦闘してる作品はあんまり無いんじゃないかなと思う。
すると「異世界で異能バトル」が個性なので、これを全面に押し出す設定・展開・演出になり、作品の方向性が見えてきます。
「読者に何を見せるか」を意識すると、自分の作品のオリジナリティを発見しやすいです。

世の中、似たような設定の物語はラノベ漫画問わず腐るほどあるでしょう。偉人をテーマにしたバトルものだけでもざっとFate、ドリフターズ、シャーマンキング、文豪ストレイドッグス、もろもろあります。
「設定」は似てても良いんです。それで問題ないです。
その設定で何をするか、が似てるとパクリと言われます。
だいたい、10年くらい前の流行は「異世界・魔界など現世以外の場所からヒロインがやってくる」という設定で、今は「現代主人公が異世界へ転移・転生する」という設定で、流行自体が「立場を入れ替えただけのもの」です。
ちなみに更に10年前になるとやはり「異世界へ旅立つ」が流行ってたので、そもそも「立場を入れ替える・逆のことをする」というのは物創りにおいて基本です。
設定の時点で似てると思ってしまうというのは、自分の好きなものを設定にしたら自分の好きな作品を連想してしまった、というだけの話です。
それをそのイメージのまま書けばそりゃ既存作と似てくるでしょうが、ここで問題なのはイメージのほう、つまり展開、内容、やってる事、なので、設定は問題ではありません。

設定や構想が既存のものと似通ってしまうの返信 (No: 3)

投稿者 あざらし : 1 No: 1の返信

投稿日時:

人それぞれの考え方はあるでしょうが、オリジナリティは、つまるところ創作者個人が反映されたことで生まれると私は考えております。

まず最初に。
『誰も見たことも、聞いたこともない』
これが出来れば最高なんですが、どの世界にも前人が星の数ほどいらっしゃいますし、そういった代物がそうそう浮かぶことはありません。
新しいアイデアだと思っても実は既に存在していた、なんてことはクリエイターの世界ではつきものです。(話しがそれますが、逆算しても全く同時期に閃いたとしか思えない不思議な現象シンクロニシティも結構あります)
才能溢れた人が一生を捧げるつもりで取り組んで、ひとつ生まれるかどうか。そういった類いのことです。(だからこそ諦めずに追求して欲しいのですが)

>既存と既存を組み合わせるとオリジナルが生まれるみたいなことを聞いたことはあり

これは俗にいう苺大福方式です。
ただ、この方式はセンスも求められます。
余計解りにくくなったかも知れませんが、苺と大福を組み合わせるというのは、味覚のセンス抜きでは成し得ません。
組み合わせの発見もさることながら、加えて苺を入れた時点で品種によって変わる酸味に逢わせて餡子の味も調整しないといけませんよね。
単に苺を放り込んだわけではなく、製法がある以上は苺の品種選別から、餡子の調整まで様々な知識をベースにした苦労があったはずです。
これらが技術で、組み合わせの発見がセンスです。
技術は数をこなせば身につくんですが、センスは磨いてこそ身につきます。

>超有名どころの二番煎じが出来上がりました。

これは既存作品をそのままインプットしているからだと思いますよ。
物語というのは『ここが似ると、どうしても既視感が出る』というポイントがあります。既視感があると訴求力が極めて弱くなります。ことは単純『だったら元作品なり、その作者が書いた作品を読めばいい』こうなります。

好きになった作品があったら、それを咀嚼して消化して、エキスだけを血肉としてインプットしなければいけません。
そうしたリームさんという著者個人を反映していない場合、それを参考にしても似てしまうのが必然です。
Fateなら『どのルートが好きなのか?』から始まって『どういうところが好きなのか?』『なぜそれが好きなのか?』特徴的なポイントとなる部分を意識的に排除しながら、元作品を徹底的に分解してからインプットして下さい。
影響を受けた元作品は氷山の一角。その下の水中にある見えない部分を自分なりに想像するのも手です。
いずれにせよ、インプットには必ず自分の感じたことを。

>独創的な発想というのは、どうすれば身についていくのでしょうか。

ここまで書いたことも関係するのですが、もちっと砕いて書きますと、
1)こだわり
2)熱中できること
3)経験

オリジナリティには、これらも重要になります。
どれもが、リームさんが他の人と異なるはずの部分です。
1)も2)も趣味趣向に関係しますので、読者へのアピールポイントや執筆されるときに力のいれ具合が他の人と異なっているはずです。
そういった違いを、さらに3)で補完して、リームさん個人を作品に反映させる努力を続けていくことでオリジナリティが出てくるようになるはずです。

>主人公が「誰が」「何のために」「どうやって」転生させた

これ、基本的には物語のスタート地点です。極論『あとまわし』のままプロットを書き進めることが出来るように思います。
「誰かは不明」「何のためにも不明」「家を出たら車にひかれて転生した」
これが良いとは口が裂けても申しませんが、こんな作品も星の数ほどありますよね。転生ものは転生してからが本番で、読者の求心力をつかむひとつはストーリーの方向性を照らすことです。

もちろんスタート地点から物語全てに影響を与えるという物語にすることも出来ますし、実際プロ作品ではそういった作品が主流です。
ただ、プロットならば一行目からの展開に固執して悩まれるよりも、全体の骨子を作られた方が良いように感じました。

>現在、「異世界転生」ものに初めて挑戦しようとプロットを組んでいるのですが

私は執筆はしませんので失礼な話しではありますが、異世界転生ものには基本形といえるパターンがあります。
(A:どんな人物が)
(B:どんな世界で)
(C:なにをする)

この中からAだけを決めて下さい。
はい、ここで高校生が、なんてやったらダメです。
そうじゃなく『○○の特技をもった人』や『○○に詳しい人』という異世界で活躍できる要素です。なんならリームさんの特技を当てはめるのも手です。(こういってはナニですが、書きやすいはず)

ちょいやってみますね。
(A:両親が喫茶店をやっているので主人公はその手伝いをしている。人並み以上に詳しいし、基本的な軽食メニューぐらいなら作れる)
次にAの活躍の場を作ります。
(B:そこそこ文化度が高い異世界。朝晩二食の習慣)
(C:帝都と呼ばれる都で生活のために喫茶店を始める)
BとCはAの依存関係でもありますので、Aが決定するだけでかなり絞り込めるはずです。
このままじゃ捻りもないですし、直線的ですのでストーリーを盛り上げるための工夫、ヒロインとの出会いやら、店の場所を借りるまでに冒険要素を入れたりという肉付けが必要ですが骨子だけは出来ますよね。
基本形はあくまで基本形。いくらでも肉付けなり変更ができるはずです。
リームさんの設定なら(A )の部分、『主人公はなぜ異世界で活躍できるか』という優位静、他者との違いがポイントになってくるのではないでしょうか。

プロットの切り方なんて人によって様々でしょうし、書かせて頂いたことも一例です。試行錯誤してリームさんのやりやすい方法を発見して欲しく思います。

ちょい長くなりましたが、執筆頑張って下さい。
おもしろい小説おまちしております。

設定や構想が既存のものと似通ってしまうの返信 (No: 4)

投稿者 読むせん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

二次創作的嗜好を持つといいようです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ノリで言うと・・・・・・呼び出された主人公がそもそも『ガッシュと秀麿』であったら?

たぶん、ポンコツ熱血漢のガッシュが子供らしい純粋な気持ちで騙されたり丸め込まれたりして世界を爆走し、クールぶっているけれど熱い男である清麻呂がガッシュをサポートしながら世界を天才的に判断し切り抜ける。その際は帰還方法をこっそり彼が探す担当になるかと。

その世界には魔法的なものがあり、それはガッシュのつかえる能力とは別体系。
召喚されたガッシュや秀麿もその魔法的なものが使えるようになったりすれば、ザケルと異世界魔法、秀麿のブレーンと秀麿が使用できる魔法の4種を組み合わせたアイデア・バトルが成立します。

===================
あざらしさんが、おっしゃっているイチゴ大福方式に対して

既存のものにさらに既存の物を足してしまうクッキー・クランチ・アイスクリーム方式ですね。

アイスもクッキーも自分で手作りしないとなので、多少面倒くさいです。ただ、アイスクリーム的な部分は既存の異世界召喚という形で使用可能。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
女性が作りまくっている乙女―ゲー転生ものはこれですね。

そもそも【題材にされている乙女ゲー】は実在しません。異世界転生と自分がこさえた妄想乙女ゲームというセルフ2次創作になっている感じ。

これでミニゲーム要素・・・国崩しをする人、アトリエる人、しむシティる人、推理小説する人やアクションする人育成ゲームする人もいます。

設定や構想が既存のものと似通ってしまうの返信の返信 (No: 5)

投稿者 読むせん : 0 No: 4の返信

投稿日時:

訂正きよまろ・・・orz麻呂ですらねーし

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

設定や構想が既存のものと似通ってしまうの返信 (No: 6)

投稿者 にわとり : 0 No: 1の返信

投稿日時:

>「主人公以外にも転生者がいれば面白そう」「元々のジャンルの異能力バトル要素も足してみよう」「転生したタイミングで何かしらの能力が付与されたことにしよう」と色々浮かんで組み込んではみたのですが、

 なんか、お子様ランチ的な発想って感じがする。あれもこれもいいなーと思ってプレートにハンバーグとスパゲッティとプリンを乗せたらだいたいどこの店でも似たようなお子様ランチになってしまう、みたいな。足し算で考えていった結果のひとつの収斂進化っていう意味で悪いものではないと思う。オリジナリティってもっと細部の描写そのものとか、プロットの構造やキャラの目的意識に宿るもので、個々のイベントが共通していてもあんまり関係ないと思うし。

設定や構想が既存のものと似通ってしまうの返信 (No: 7)

投稿者 リーム : 1 No: 1の返信

投稿日時:

皆さん
貴重なご意見、ありがとうございました。

中々返信できず、まとめてのお礼となってしまって申し訳ないです。

もっと細部のところで構想を練っていきます。ありがとうございました。

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どうも、リームと申します。
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現在、「異世界転生」ものに初めて挑戦しようとプロットを組んでいるのですが、主人公が「誰が」「何のために」「どうやって」転生させたのかを練っているのですが、その時点で既存の設定と似通ってしまいます。

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また、「主人公以外にも転生者がいれば面白そう」「元々のジャンルの異能力バトル要素も足してみよう」「転生したタイミングで何かしらの能力が付与されたことにしよう」と色々浮かんで組み込んではみたのですが、結果出来上がったのが

・異世界での異能力バトル
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というもので、見直してみると「これFateやん、あと金色のガッシュやん。舞台と立場入れ替えただけやん」と超有名どころの二番煎じが出来上がりました。

と、こんな感じに何か自分なりにオリジナリティのある設定を考えてはみるのですが、結局は有名どころの二番煎じか、超王道悪く言えば陳腐なものができあがってしまいます。

既存と既存を組み合わせるとオリジナルが生まれるみたいなことを聞いたことはありますが、その既存が強すぎて全然オリジナリティがないという……。
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