小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

返信する!以下は元記事

タイトル:物語作品の「何が駄目なのか」が読者視点で分からないの返信 投稿者: 大野知人

 うーん、別に良いんじゃないですか?

 面白がれるというのは、それだけ興味を持てるという事です。
 『つまらない』と言うのは、この場合問題提起ですけれども、しかし逆に言えば『否定』から始まる都合上、どうしたって『工夫して面白くする』方向には話は進まない訳です。

 であれば、『普通の人がつまらないと感じるものを、面白がれる』と言うのは立派なオリジナリティの根っこです。

 ただまあ、『どうやら普通の人はこれを詰まらないというらしい』という統計は必要ですね。比較データとして。
 でも、別に『つまらない』と感じる必要は無い。
 
 もっと単純に、『これがこうなっていると、つまらないらしい』と言うのを『仕組み』として把握すればいいんじゃないでしょうか。
 具体的には、『つまらない』と言われている作品のレビューや、或いはちゃんとした評論家が書いた文章を読むんです。
 実写デビルマンとかも、少数ながらちゃんとした批評が転がっていたはず。

 その感性に自信を持ちましょう。
 
 それにまあ、本来なら、つまらない物をシッカリ突き詰めれば、そこにちゃんと意味が出てくるはずなんです。
 例えば『涼宮ハルヒの憂鬱』アニメ版におけるエンドレスエイト、ご存じでしょうか?
 ループ物SFをやるのに、8週連続ほぼ同じ脚本のアニメをやったんです。

 でも、実は毎回ちょっとだけ違う。
 些細な台詞の言い回しとか、シーンごとの小物とか。

 某百科事典にただ一言『地獄』なんて書かれたこともあったそうですが、ともあれ『ほとんど』同じ話をやるんです。コアなファンですら、3回くらいで飽きてくる。
 
『つまらない』訳ですよね、コレ。
 
 でも同時に、そこにある細かい違いを探そうと躍起になったり、見つけたことを楽しんだり。『つまらない』を楽しむ方法も絶対にある訳で。

 他の人と違う感性をよく見直してみるのは、大事なことだと思いますよ。
 でも、『書き手として致命的』って訳じゃあない。違う事を自覚して、どう違うかを理性的に理解出来れば、それは立派な武器ですよ。

 P.S. ちなみに俺は、国語教師の祖父と元広告代理店勤務の母のもとに生まれたので、クソほど『読みやすい文章』に煩い人間です。
 読みにくい文章を見ると、嫌味か罵声のどっちかが飛び出すレベルです。
 正直、鍛錬投稿室とかの作品は半分くらい、放送禁止用語叫びながら批評書いてます。
 まあ、出来るだけ丁寧にするよう心掛けているつもりなのですが、憤懣やるかたない部分が多く、中々上手く出来なかったりします。

 ……って言うようなクソ野郎もいるので、半額オソーザイさんは全然いい方だと思いますよ。
 自信をもって。

コメントは4500文字以内。

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

トップページへ 「物語作品の「何が駄目なのか」が読者視点で分からない」のスレッドへ

小説の書き方Q&A:創作相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ