すみません、逆に負担をかけてもあれなので私からは終わりにするつもりだったのですが、読むせんさん宛て№54を拝見していくつか思ったことがあったので。そちらから特に何か無ければ返信は不要です。
>うーん、自分の作品を読者視点で読むのって難しくないですか?
これも技術論で考える方がいいと思ってるんですね。
本質的な意味で他者の視点を持つことは不可能です。でも、それは哲学的な意味であって。
経験と思考によって他者の視点を60~70%くらい把握することは普通に可能です。で、技術論って60パーセント主義でいいんですよ。60%もできてない人、いっぱい居ますから。
60パーセント主義で自分の作品を読者視点で読むのは、習得可能な技術です。そして、そのくらいで十分有効だと思います。むしろ、それ以上を目指しても意味がありません。
>自分の人格を矯正する手段はあるのかな?といった意味合いでした。
>だからといって感性を矯正することって不可能じゃないですか?
人格や感性は、矯正しちゃダメですよ。仮に上手くやれて成功したとしても、何かが効率的にはなるけど何かが失われる、ユートピアの皮をかぶったディストピアの世界です。そして、失敗したら人間を破壊します。
矯正していいのは、これも技術です。スポーツの基礎練習は矯正そのもの。それと同じです。
自分が何をやりたいのかはしっかり維持した上で、それを達成する能力だけ切り離して矯正するということです。そういう矯正は必要です。