私は、なんかこんなのあったな~、という展開で。
半分条件で縛って、半分は主人公に選ばせるってのはどうでしょう。
「里抜けは重罪で、同じ一族の者が始末をつける」という決まりがある。そこで、主人公と、主人公の兄弟(兄・別の姉・妹・弟など)が呼ばれて、「お前達の誰かが、○○(抜けた姉)を倒さねばならん。」と、頭領の祖父か父親あたりが言う。
そこで、主人公に選択が生まれる訳です。
①別の者に任せる。
②自分が行く。
無論、①を選んでも良い。でも、その時には、「出かけた者は返り討ちに遭って誰も帰らず、最後に主人公が残る」というパターンになるのが必然。
で、②を選ぶ時には理由が必要になります。大抵は、「同族、それも肉親殺しの、こんなつらい思いをするのは自分だけで十分だ」とか、「他の者では返り討ちにされてしまう。一族で最も実力のある自分が行くしかない」というのが一般的かなと。
姉が反逆した理由として、「掟に縛られるより、自由が欲しかった」と言うのは、良くあるパターンです。
また、「すでに姉は殺されていて、動いているのはクローンだった」というのも、SFでは割とアリです。
ちなみにですが、アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の場合、内容が壮大な親子&兄弟喧嘩だったりします。これに、「ギアス」という異能力が絡む訳です。
それと、スピンオフの通称が「おっぱいバレー」として有名になった「デッド・オア・アライブ」も、キャラクターストーリーが兄と妹2人の追跡劇です。
兄=ハヤテ 次期頭領候補。何者かに襲撃されるが、瀕死ながらも命は助かる。
妹1=かすみ 次期頭領になる命を蹴り、兄の仇を追って里を抜ける
妹2=あやね かすみを追って里を出た追跡者。後に和解する。
まあ、簡単に言うと、「選択肢がある様で、実は無い」という様に話を仕向ければ楽になると思います。どっちに転んでも、結局主人公は汚れ仕事をする事になる。
これで良いのでは無いでしょうか。