個人的にすごい現象を味わったのは近藤史恵「サクリファイス」っすね。
初めて新書版で買って読んだ時、駄作すぎてキレて本を捨てた記憶があります。
で、その後に鬱病になって仕事を辞めてしまって、2年くらいして体調と鬱が収まってから、図書館で文庫本の「サクリファイス」を何の気なしに借りて読みかえしたら充分に面白い小説だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
体調や精神状態、年齢、健康状態によって読める内容や理解できる内容って変わるんですよね。
現代に於(お)いては作品以上に【読者のコンディション】は物凄く大切な項目かと思います。
胃の弱っている人に満漢全席とか拷問なんよ、お粥とか離乳食とかからじゃないと飲み込めないの。
なので、こうしたら駄作になる、こうしたら駄作回避っていうより『欲している人に適切に提供できる事』の方が大事と思うやで(;´∀`)
ーーーーーーーーーーーーー