すでに終了した公演ならば、主人公たちがそれの反省会をやっているとか。反省を踏まえて次の公演の準備をはじめ、演目のモチーフについて調べているうちにコオロギ賭博に脱線したとか。
いずれにせよ地の文の説明や会話ではなく、主人公の行動やエピソードとしての描写がほしいと感じました。
こちらの案を押し付けるような感じになっていないか心配しながら書いていますが、言いたいのは本作が何の話なのか明確にした方がよいのではということです。
後宮演劇の話?
コオロギ賭博の話?
茶番法廷の顛末を見せる話?
蟲毒と、それにまつわる300年前の悲劇的事件の話?
幽霊騒ぎの話?
中華風世界の蒸気機関車の話?
現状ではどれが御作の本筋なのかがぼやけています。そこをくっきりとさせて「基本色」を明確にした方がよいのではと思ったということで、その中心に据えるのが演劇ではないならそれはそれでよいのです。
ただ、上記のいくつかのうち演劇は、茶番法廷、蟲毒と300年前の事件、幽霊騒ぎに密接に絡むので、物語を一つに束ねる軸に据えるのに最も都合が良いのではないかと考えた次第です。
まだ本編を読了はしていないのですが、これまでの意見交換と粗筋は一応知っているので、ここまででもある程度のイメージは把握できたかなと。そこで取り合えず中間報告をさせていただきました。読者が途中まで読んだ段階でどういう感想を抱くのかも、それなりに重要な情報ではないかとも愚考します。
とまれ、これ以上踏み込むのは読了してからの方がよいので、次の日曜くらいになるかと思いますがノベル道場の方に改めて感想を入れさせていただこうと思います。