ゲームと小説・漫画の大きな違いは、インタラクティブ性の有無だと思うんですね。
小説・漫画の場合、キャラに属性相性が設定されていても読者がそれをコントロールしてストーリーに干渉できるわけではないので。
なので、属性相性的な要素を取り入れるにしても、作者側の企みとしてのストーリーを盛り上げるツールと考える方がよいのかなと。
それをさらに一歩進めて考えるなら。
読者が属性相性的な思考になれている場合、作中にそういう要素が分かりやすく設定されていると、「ここは、こうすればいいのに!」」という感情を引き出すことはおそらく可能。
そこで、作者の意図でわざとキャラが有利な手段を取らないようにして読者をじれったがらせたり、こぞという場面で読者が期待したとおりの動きをさせると、「よっしゃあ! それでいいんだよ!」ということになり、読者があたかもストーリーに参加しているような気分を味わってもらうことはできるかもしれません。
ゲームシステム的なファクターを小説に取り入れるなら、そういうところが狙い目じゃないかな。