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ヒロイックファンタジーに属性相性(三すくみ)を導入して面白くなる可能性はますか? (No: 1)

スレ主 徳永 投稿日時:

ゲームでよく見かける属性相性ですが、Web小説や漫画ではあまり見掛けられず、導入されたとしてもその後あまり使われないまま終わってしまうという印象です。なにか導入してわかりやすく、破綻がなく、かつ面白くする方法は無いでしょうか?

この手のファンタジーの多くはゲームをモデルにしているのだから、ゲーム的な要素を際立たせたい時にはなんとなくで導入してしまいたいというのもありますが、何より、弱者が強者に対抗する術がなければならないと感じたからでもあります。
(例えば一部の魔法使いが強大な権力を持つ社会では非魔法使いは奴隷のような扱いを受け、治安は最悪になると思います。また、異世界に自衛隊などの現代的な勢力が攻めてくるというような作品では魔法使いでも倒せないような魔物を一撃で倒せるような兵器が登場するため、そのままでは魔法使いらを活躍させることができません(させる必要が無いのかも知れませんが)。)

個人的に考えたこととして、属性相性がいまひとつ創作の中で活かせないのは今の属性が相手に有利/不利だからといって戦い方が変わらないからではないでしょうか。氷の剣は火の盾に不利なので、氷の剣を捨てるか、もしくは氷の剣で炎の盾を両断できる程度に腕力を強くするか、という二択の他に、炎の盾を避けて氷の剣で攻撃するとかいう「別の戦い方」が用意されていれば、状況に応じて戦い方が変わるため、属性相性を存在させる意義が出てくると思います。
炎の盾を持つ側にとっても、氷の剣を持つ方がそういう行動を取る可能性が想定できる訳ですから、行動を先読みすることができるし、ともすれば自分に有利な戦いを相手に強制させることもできる訳です。

ただ、実際にはこのような関係はもっと複雑になると思います。ワンパターンになるのを防ぐために、「増殖する敵は闇属性の攻撃で増殖出来なくなる」だとか、そうした「特定の属性を浴びることで誘発される状態異常」のような分かりづらい設定を導入せざるを得ない場合もあるかもしれません。「一部の魔法使いによる非魔法使いの支配」を止めるためには、非魔法使いの側がよほど混み入った条件の能力を持っているのでない限り、一般人が一般人らしく見えない問題も発生してしまうでしょう。
そしてそのように条件をどんどん複雑化させていくにつれ、破綻が目に見えて大きくなっていくように思います。

しかしながら、それでも属性相性は個人的には必要だと考えていて、これらを破綻なく導入している作品や導入の際の発想があれば、ぜひ知りたいと思います。

カテゴリー: 設定(世界観)

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勝ち筋をコントロールする (No: 2)

投稿者 あまくさ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

私はゲームはあまりやらないので(やりたいけど時間がない)、以下トンチンカンなことを言っている可能性がありますが、間違っていたら遠慮なく教えてください。

ゲームの場合、属性相性的なことをルールとして明確に決めないとそもそもプログラムができないでしょうから、必須なのだと思います。
小説の場合は面白くする要素として有効だとは思いますが、必須とまでは言えず、演出としての使い勝手がポイントなんじゃないかな。あまりこだわらずに柔軟に取り入れた方がいいんじゃないかと。
ゆえに、

>導入されたとしてもその後あまり使われないまま終わってしまうという印象です。

ということになるんじゃないかとは思います。

で、そういうのをストーリー作りに活かすとしたら何を目指せばよいかと考えると、

1)ゴールを分かりやすくするために最初に勝利条件を提示する。

2)しかし、1の条件通りに進むだけでは話が面白くならないので、途中でゴールポストを動かしてしまう方が良い。

3)ただし、ゴールポストをただ動かすとご都合主義になるので、一定のルールは必要。

4)条件が変わることによって、(主人公にとって)有利だったことが逆に不利になってしまうというピンチの演出。しかし、前半に何らかの伏線を仕込んだ上で、終盤にその伏線を活かして不利をもう一度有利に反転させる。

こんな感じの流れを作れれば理想的なんじゃないかと。

>何より、弱者が強者に対抗する術がなければならないと感じたからでもあります。

そのためには、主人公と敵対者、それぞれの「勝ち筋(勝利の方程式)」を意識して、主人公の勝ち筋を一度は阻害し、最後は敵対者の勝ち筋を崩す。

そんな要領かなと。

補足 (No: 3)

投稿者 あまくさ : 0 No: 2の返信

投稿日時:

ゲームと小説・漫画の大きな違いは、インタラクティブ性の有無だと思うんですね。
小説・漫画の場合、キャラに属性相性が設定されていても読者がそれをコントロールしてストーリーに干渉できるわけではないので。
なので、属性相性的な要素を取り入れるにしても、作者側の企みとしてのストーリーを盛り上げるツールと考える方がよいのかなと。

それをさらに一歩進めて考えるなら。

読者が属性相性的な思考になれている場合、作中にそういう要素が分かりやすく設定されていると、「ここは、こうすればいいのに!」」という感情を引き出すことはおそらく可能。
そこで、作者の意図でわざとキャラが有利な手段を取らないようにして読者をじれったがらせたり、こぞという場面で読者が期待したとおりの動きをさせると、「よっしゃあ! それでいいんだよ!」ということになり、読者があたかもストーリーに参加しているような気分を味わってもらうことはできるかもしれません。

ゲームシステム的なファクターを小説に取り入れるなら、そういうところが狙い目じゃないかな。

ヒロイックファンタジーに属性相性(三すくみ)を導入して面白くなる可能性はますか?の返信 (No: 4)

投稿者 サタン : 1 No: 1の返信

投稿日時:

えええ、そうかな。三すくみは割りとよく見る設定だと思うけど、でも確かに三すくみを押し出した戦闘描写は少ないような気はする。
いや、確かに少ないな。
なんでだろ。
相性が悪いとか相性が良いとかって状況はよくあるけど、そこまで、なのが多いよね。
本当に「三すくみ」だと状況が動かないからかな。
三すくみの設定があったとしても一対一の戦いだと「相性」の話になっちゃうし、これはよくある戦闘描写だと思う。
あるいは、「異能」っていう能力のカテゴライズが難しい道具が流行っちゃったからかな。
水は火に強くて~みたいな三すくみにするための3つのカテゴリーを作りにくい、独特な能力があると三すくみにしようがないし。
まあ、結局わかりずらいからかな……

そういう わかりやすさ を度外視すれば、例えば漫画ハンターハンターでは「強化系で絶大なパワーがあるウボォーギンだが、負けるとすれば操作系か具現化系だ」って相性問題が語られてる。この台詞から推察するに「操作系は条件を満たさないといけないから放出系とか近寄らせない戦術に弱い」し「放出系は接近されると弱いから強化系には相性が悪い」とか、三すくみが読み取れる。
このレベルで参考例を探せば多いと思うけど、作品として戦闘描写はどう扱ってるかと考えるとやっぱ「相性」の問題で終わってて、「三すくみ」としては描写されてないように思える。

じゃあ、「三すくみ」を押し出す戦闘描写はどうだろうかと考えると、前述したけど三すくみだとそもそも三者ともに動けない状態だから、状況が動かない。
一対一対一の状態だから戦闘シーン自体書くのが難しい。
とはいえ、それを一対一の状況にして書くとなると、スレ主さんが例を挙げてくれてるけど、こうなるとそもそもそれは「相性」の問題であって、三すくみを強調できてない。

うーん……

面白い試みだと思うけど、簡単に思考してみただけの結論としては、「三すくみ」を取り入れても扱いきれない。それを戦闘描写で全面に出すことは物理的に難しいかもしれない。何か解決するアイディアがあれば、でも割りとまだ道具が足らない気がする。という感じ。
一回の戦闘シーンだけなら、敵1が敵2に倒されると自分が不利相性と戦うことになるから、敵1は敵だけど守ることもあるし、守ったそばから敵1に不意を付かれそうになるがーーっていうごちゃごちゃの面白い戦闘シーンが書けそうかな。読者にはすっごい伝わりにくくて自己満足の戦闘シーンになりそうだけど。
だから、もし私がやるんであれば、「三すくみ」という設定がある上で、戦闘描写は「相性」を強調したものにする、という程度になっちゃうかな。
よくあるバトルものだけどその「相性」に注目して一歩踏み込んだっていう作品になる、そんな可能性はありそうだと思う。

>条件をどんどん複雑化させていくにつれ、破綻が目に見えて大きくなっていくように思います。
いやいや。複雑化させる必要はないよ。
「近づかれると弱いからインファイトが得意な属性に弱い」とか、そういう設定にしておけば、つまり「相性が悪い理由」をちゃんと定義しておけば、「近づかれると弱い」というのは「近づけさせなければ相性不利でも戦える」わけで、相性の他に力量もちゃんと書ける。
で、その「近づくための方法」または「近づけさせない方法」をあの手この手で多く考えればいいだけ。
例えば、「炎は水に弱い」と考えたとして何故炎は水に弱いのかを「燃焼物を覆って燃やせなくするため」とかちゃんと考えておけば、「じゃあ水をかけられても燃焼物を絶えず供給し続けられれば良い」って解決策が思いつくじゃん? 逆に「どうすれば燃焼物を無くせるか」と対抗策も考えられるじゃん。
こう考えると条件を複雑化してるわけではないので、どんだけ考えても破綻することはなくなるよ。

ヒロイックファンタジーに属性相性(三すくみ)を導入して面白くなる可能性はますか?の返信 (No: 5)

投稿者 迷える狼 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

ん~、ぶっちゃけた話、最近なろう系って言われているのって、圧倒的火力で属性なんか関係無しにぶっ飛ばしちゃうからなあ。

どうせ、火水風土とか属性出しても、「無属性でドーン」だから同じこっちゃだと思うわw

私は、自分で出す以上は属性の法則は守りますよ。

人気回答!ヒロイックファンタジーに属性相性(三すくみ)を導入して面白くなる可能性はますか?の返信 (No: 6)

投稿者 ごたんだ : 3 No: 1の返信

投稿日時:

ゴミ人間なんか良い例…火増加、雷半減という半端なチートと愛称を持っていても四侯レベルだと冷凍医師に藪でしかない。

防御的チートなら質感出せる映像や音は強いが文体だと…

まだ書き手の山賊精でも議論してメタル塡める方が優越な議論が出来るので無いかと…

ヒロインファンタジーに属性相性(三すくみ)を導入して面白くなる可能性はますか?の返信 (No: 7)

投稿者 ごたんだ : 2 No: 1の返信

投稿日時:

10年暗い未来の作品に『新らしい強さとは、何か』みたいなテーマで水属性やら土属性が暴走するベジータにされ、最後には『俺』属性にアルティメットする疝気当籤なる作品が、ガガガSP…

仮面ライダー00もメダル同士の相性にフューチャーする展開があったとか…

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タイトル:ヒロイックファンタジーに属性相性(三すくみ)を導入して面白くなる可能性はますか? 投稿者: 徳永

ゲームでよく見かける属性相性ですが、Web小説や漫画ではあまり見掛けられず、導入されたとしてもその後あまり使われないまま終わってしまうという印象です。なにか導入してわかりやすく、破綻がなく、かつ面白くする方法は無いでしょうか?

この手のファンタジーの多くはゲームをモデルにしているのだから、ゲーム的な要素を際立たせたい時にはなんとなくで導入してしまいたいというのもありますが、何より、弱者が強者に対抗する術がなければならないと感じたからでもあります。
(例えば一部の魔法使いが強大な権力を持つ社会では非魔法使いは奴隷のような扱いを受け、治安は最悪になると思います。また、異世界に自衛隊などの現代的な勢力が攻めてくるというような作品では魔法使いでも倒せないような魔物を一撃で倒せるような兵器が登場するため、そのままでは魔法使いらを活躍させることができません(させる必要が無いのかも知れませんが)。)

個人的に考えたこととして、属性相性がいまひとつ創作の中で活かせないのは今の属性が相手に有利/不利だからといって戦い方が変わらないからではないでしょうか。氷の剣は火の盾に不利なので、氷の剣を捨てるか、もしくは氷の剣で炎の盾を両断できる程度に腕力を強くするか、という二択の他に、炎の盾を避けて氷の剣で攻撃するとかいう「別の戦い方」が用意されていれば、状況に応じて戦い方が変わるため、属性相性を存在させる意義が出てくると思います。
炎の盾を持つ側にとっても、氷の剣を持つ方がそういう行動を取る可能性が想定できる訳ですから、行動を先読みすることができるし、ともすれば自分に有利な戦いを相手に強制させることもできる訳です。

ただ、実際にはこのような関係はもっと複雑になると思います。ワンパターンになるのを防ぐために、「増殖する敵は闇属性の攻撃で増殖出来なくなる」だとか、そうした「特定の属性を浴びることで誘発される状態異常」のような分かりづらい設定を導入せざるを得ない場合もあるかもしれません。「一部の魔法使いによる非魔法使いの支配」を止めるためには、非魔法使いの側がよほど混み入った条件の能力を持っているのでない限り、一般人が一般人らしく見えない問題も発生してしまうでしょう。
そしてそのように条件をどんどん複雑化させていくにつれ、破綻が目に見えて大きくなっていくように思います。

しかしながら、それでも属性相性は個人的には必要だと考えていて、これらを破綻なく導入している作品や導入の際の発想があれば、ぜひ知りたいと思います。

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