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タイトル:序盤に情報量を絞るには何をすればいいかの返信 投稿者: あまくさ

>これを小説で描写する場合はおそらく、少なくとも主人公の目的, 事件の起こっている具体的な場所, 主人公の目的を描写する必要があるかと思います。

本当の冒頭、読み始めの数行~1ページ程度であれば、すべて省略可。そもそも冒頭にそんなにあれこれ詰め込むのは不可能です。
ただし、絶対に必須と言えることが1点。
それは、

◎読者に興味を持たせること。

これです。

あなたが有名作家であれば、冒頭・序盤が多少退屈でも通用します。「この作家なら読み進めれば面白くなる」という信用が確立しているからです。
しかし、デビュー前の無名作家の場合、読者は「どうせ、大したことないんだろう」という先入観を持ちながら読み始めるものだと肝に銘じた方がよいです。なので、冒頭で興味を引かなければ先を読んでもらえません。

よって、冒頭は一にも二にも印象的なワンシーンをひねり出します。それに成功すれば、読者は続く数ページくらいは読んでくれると期待できます。

続く数ページには、

>少なくとも主人公の目的, 事件の起こっている具体的な場所

なるべく、これらは提示できるといいですね。(断片的に仄めかす程度でよい)
というのは、小説はアニメなどと違って文章だけなので、早めに基本的なイメージを鮮明にしておかないと読者としては「何を読まされているのか、いつまでたってもつかみ所がない」という状態になってしまうんです。

ただし、これも数ページ程度では詳細には説明できないので、イメージの断片でよいのだと考えています。ですから、ボカロの表現はむしろ参考になるのではないでしょうか?

特に重要なのは、主人公の目的以前に、そもそも誰が主人公なのか、です。これがはっきりしないと、読者はどこにフォーカスして読めばよいのかつかみづらく、読みにくいんですね。
群像劇的な構成の作品も有るにはありますが、読みやすさという点では主人公が最初から出ずっぱりの構成の方が有利ではあります。

事件が起こっている具体的な場所については、説明はできるだけ避けて、脇役の服装とか町並みとか何らかのアイテムなどを使って、すぱっとイメージ的に伝えるのがよいかと。

最初の数ページがこんな要領でうまく書けていれば、さらに先を読んでもらえるようになります。
そうなって初めて、詳しい背景やら主人公の目的やらについては、ストーリーを追いながら少しずつ盛り込んでいくということが可能になります。詳細はそのくらい費やしてゆっくり伝えていく方がベター。
方法としては、詳細を伝えるには地の文の説明も必要にはなってきますが、なるべく少なめにして主人公の行動、他キャラのリアクション、エピソードなどを使って具体的に表現していくのがよいと思います。

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