返信一覧の表示
序盤に情報量を絞るには何をすればいいか (No: 1)
スレ主 αβ 投稿日時:
説明を最小限にし、印象的なシーンを散りばめる場合に、挿入すべき説明とは何でしょうか。
雰囲気的に、たとえばFLASH作品「Nightmare City」あるいは(単一の楽曲としての)ボカロ曲「カゲロウデイズ」のような雰囲気の小説が作りたいです。
ただこれらの映像/音楽は小説にするにあたってなんらかの理由で追加の情報が必要となることと思います。
たとえばNightmare Cityは、ビル街を走る二人の猫を中心に、倒すべき敵、周囲の漠然としたバトルロワイヤル的な雰囲気を提示し、最後は二人が分かれるという展開でした。
これを小説で描写する場合はおそらく、少なくとも主人公の目的, 事件の起こっている具体的な場所, 主人公の目的を描写する必要があるかと思います。
これらの「追加の状況」をどれだけ詳細に描かなければならないのか(どれだけなら仄めかすにとどめたり、そもそも描写しなかったりできるのか)、もしくは追加の状況を描かなくてよいようにするにはどうすればいいのか、ということが疑問です。
カテゴリー: 文章・描写
この質問に返信する!序盤に情報量を絞るには何をすればいいかの返信 (No: 2)
投稿日時:
>これを小説で描写する場合はおそらく、少なくとも主人公の目的, 事件の起こっている具体的な場所, 主人公の目的を描写する必要があるかと思います。
本当の冒頭、読み始めの数行~1ページ程度であれば、すべて省略可。そもそも冒頭にそんなにあれこれ詰め込むのは不可能です。
ただし、絶対に必須と言えることが1点。
それは、
◎読者に興味を持たせること。
これです。
あなたが有名作家であれば、冒頭・序盤が多少退屈でも通用します。「この作家なら読み進めれば面白くなる」という信用が確立しているからです。
しかし、デビュー前の無名作家の場合、読者は「どうせ、大したことないんだろう」という先入観を持ちながら読み始めるものだと肝に銘じた方がよいです。なので、冒頭で興味を引かなければ先を読んでもらえません。
よって、冒頭は一にも二にも印象的なワンシーンをひねり出します。それに成功すれば、読者は続く数ページくらいは読んでくれると期待できます。
続く数ページには、
>少なくとも主人公の目的, 事件の起こっている具体的な場所
なるべく、これらは提示できるといいですね。(断片的に仄めかす程度でよい)
というのは、小説はアニメなどと違って文章だけなので、早めに基本的なイメージを鮮明にしておかないと読者としては「何を読まされているのか、いつまでたってもつかみ所がない」という状態になってしまうんです。
ただし、これも数ページ程度では詳細には説明できないので、イメージの断片でよいのだと考えています。ですから、ボカロの表現はむしろ参考になるのではないでしょうか?
特に重要なのは、主人公の目的以前に、そもそも誰が主人公なのか、です。これがはっきりしないと、読者はどこにフォーカスして読めばよいのかつかみづらく、読みにくいんですね。
群像劇的な構成の作品も有るにはありますが、読みやすさという点では主人公が最初から出ずっぱりの構成の方が有利ではあります。
事件が起こっている具体的な場所については、説明はできるだけ避けて、脇役の服装とか町並みとか何らかのアイテムなどを使って、すぱっとイメージ的に伝えるのがよいかと。
最初の数ページがこんな要領でうまく書けていれば、さらに先を読んでもらえるようになります。
そうなって初めて、詳しい背景やら主人公の目的やらについては、ストーリーを追いながら少しずつ盛り込んでいくということが可能になります。詳細はそのくらい費やしてゆっくり伝えていく方がベター。
方法としては、詳細を伝えるには地の文の説明も必要にはなってきますが、なるべく少なめにして主人公の行動、他キャラのリアクション、エピソードなどを使って具体的に表現していくのがよいと思います。
補足 (No: 3)
投稿日時:
冒頭の印象的なワンシーンは、繰り返しますが印象的であることが第一。
くわえて欲を言えば、ストーリーの核心に関連する要素を含んでいると、なおよいかなと思います。
そういうエピソードなら先の展開につなげやすいということが、まず一つ。
それと、核心的な要素は作者としても力を入れている作品のウリだと思うんですね。そういうのを冒頭に入れられれば、かっこうの伏線にもなります。
例えば「最初に死体をころがせ」とよく言われますが、どうせならその死体の状況に犯人の動機やトリックを示すヒントが隠されていることも重要です。
ヒントや伏線は見え見えだともちろんダメですが、うまくぼかしてチラ見せできれば、適度な謎にもなります。
「これは、何かの伏線だな?」と読者に気付かせるまではOKなんです。伏線なのは分かるけれど、なんの伏線かは分からない。
読者は「分かりそうで分からない」ということにぶつかると、分かるまで読んでみたいという気持ちになるものです。
すなわち伏線は、単に先の展開を準備するためだけではなく、それ自体が読者に興味を持たせる演出にもなるんです。
ちなみに余談ですが。
「伏線未回収はNG」と言われる理由もこれです。伏線に気づいた読者は「これはなんの伏線だろう? わくわく」と思い、自分なりにも考えながら明かされるまで読み進め、答え合わせをしてみたいと期待します。
ミステリなんてジャンルはそういうのの典型で、「自分でも考えて答え合わせがしたい」という読者心理によって成立していると言っても過言ではありません。
伏線未回収は、読者のそういう期待感をすっぽかしてしまうので、非常にまずいんです。
序盤に情報量を絞るには何をすればいいかの返信 (No: 4)
投稿日時:
具体的というか、言葉選びのセンスが問われそう。
ビルを「ビルディング」と書くか、「墓石のように規則的に乱立する摩天楼( ビルヂング)」と書くかで、もう違うやん?ワインを葡萄酒みたいな?
世界をだらしなく描写するより、一撃で概念を叩き込めるような言葉選びをしたら?
サイバーパンクの原本とかノワール系とか読んでなさそう
主人公vs世界 (No: 5)
投稿日時:
一休的に新キャラ、オリキャラを蛮々出せば徳者は創刊図から世界樹を想像します。
昔の『ダンダム』やら『ウマシカマンコ』は主人公、誰だよ…という位に毎話、毎話敵に倒され、主人公が交代します。
余計な情報を搾るにはバストアップで世界艦やら設定臭を見せたいなら、尻をローアングルから舐めるように主人公を写します。
リアル好きて世界漢がよく忘れられる『金玉』も冒頭は影の薄い眼鏡がゴニョゴニョ言っいるせいだと言われたいます。
主人公の30メール内で終わるラノベはジャンルの壁をボーダーレスします。
とある作家の続編はジャンルは違うがやっていることは前の作品と同じジャネーカ!!!、みたいなことは多いです。