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タイトル:テンプレ異世界の必然性を説明するにはどうすればいいか。の返信の返信の返信 投稿者: あまくさ

そもそも転移・転生という現象そのものが現実に存在するものではなく、したがって法則も存在しません。存在しない法則の矛盾を追及する思考は本来は無意味。どこまで行っても思考実験の域を出ません。
存在しないものを存在すると仮定することによってフィクションは成り立っているので、作者が「そういう状態が転移・転生の法則なのだ」と言い切ってしまえば、それが正しいのです。

なので、スレ主様が、

1)フィクション、特にファンタジー設定の何が納得できないのか?

2)納得できない部分があるとして、他に魅力的な部分もあるからよしとするという考えはできないのか?

この二つが気になったのです。

ぶっちゃけファンタジーというのは物語上都合のよい設定をつなぎ合わせることによって作られています。ある程度の理由付けをしようとしている作品も無くはないでしょうが、多くの読者はそんなことはあまり気にしていないのが実態でしょう。

ただし。

少し前に似たような質問に回答したのですが、上記のような状況があるとしても、多くの読者に「これはいくらなんでも変なんじゃないの?」と思われるようなことを書いたらダメなんですね。しかし、それを回避するのはファンタジーの場合、論理ではなく演出と表現力です。

例えば、異世界にハンバーグという食物があったら変だと思う人は多いようです。ハンバーグはハンブルグという地名に由来していて、現実世界のイメージと結びつきすぎているのも理由の一つだと思います。

しかし、それを言ったら異世界に人間そっくりの生物がいたり、地球と似たような太陽があったり、植生が似ていたり、地球から転移してきた人間が普通に生きられる大気があったりすることなど、何もかもが根こそぎ変なんですね。

よくある案件として、なぜ言葉が通じるのかということなどもありますが、こういうのはわりともっともらしい理由付けをひねり出しやすい方です。本当は異世界語で話しているのだけれどテレパシー的な翻訳能力みたいなのが有るとかなんとかにしているのをよく見かけます。
突っ込まれそうなところをいくつか個別に理由付けするという手はありますね。ピンポイントでいくつか説明すると、いかにも全体も考えているような印象を与えるでしょう?

たいていの作品はそんな感じで処理しているのだと思われますが、それではご不満があるのでしょうか?

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