人によるというか、考え方によるんじゃなかろうか。
例えば最初に簡単なあらすじを考えて、そこに少し肉付けをして小説に近いプロットにして、そっから吟味しつつ整えて執筆する。
つまりスレ主さんが書かれたパターンを両方やるってことも考えられる。
その場合、「簡単なあらすじ」のみは小説に近いプロット整形をする工程を省略していると言えるし、
逆に「小説に近いプロット」のみは最初のアイディア出しの段階で簡潔に要点を洗い出す工程を省略していると言える。
というのも、私はまさに両方やる派なので、作り慣れて出力しなくても脳内だけで問題ないと思えるなら、どちらも、あるいはどちらか片方を別にやらんでもいいだろうと思う。
「簡単に」も「小説に近い」もそれぞれやる目的が違うので、そこを考えればどちらを省略してもいいか判断できるんじゃないかと思う。
すでに少し触れたけど、「簡単に」のほうは「その物語のゴールや中継ポイントを明確にさせること」で、目的をハッキリさせることに意味があると思う。
そこさえ外さなければ想定通りのものは作れるし脱線してもすぐに元に戻せる。そういう本線をしっかり作る(自分に意識させる)工程。
なので、勢いだけでガーっと短時間で書く場合は省略することが多いかな。最初に「コレを書く」と決めてそれがブレないうちに書き上げるわけだから、出力させる必要が薄いし。
「小説に近い形」は、肉付けをして完成品のイメージを固める・整えるような工程で、本番ほどしっかり書いてないから切り貼りしたり思いつきネタを差し込んだりの編集がしやすい。
でも言い換えると、「簡単に」のプロットでだいたいイメージも固まっててある程度形が見えるときは、いちいち下書きを用意する必要はない、と判断して省略することもある。
例えばエロシーン・エロネタなんかは、読者はエロいとこを見たいわけだから、最初からそういうプロットを立ててるし、細かい下書きを作ってストーリーとか余計なところにこだわる必要はないわけで。
念のため、これは目的がエロを書くって明確なのにエロ以外のストーリーに凝る必要はないって意味で、ストーリー性を下に見てるわけではないよ。
どっちか片方しか作れない、どっちを作りますかって聞かれたなら、「簡単に」のほうを選ぶかな。