ネタバレヒャッハー!!分かりにくい部分とか、ゴッソリ改変してます
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①
なんかリアル糞チートな♂【コバヤシ】( 職業、外科医)が過労死して、とあるネット小説の世界の某キャラに憑依トリップするところからスタート。転生じゃなくて憑依。これ大事。
②
その作品は「紫禁秘史」とかいうネット小説。
主人公【シャオ・トゥナン】が非業の運命をはねのけ、同じく不遇をかこっていた第七皇子を皇帝に擁立(ようりつ)し、戦友となった皇帝に、臣下ではなく対等の王の地位「英雄王」を贈られるまでに成り上がるサクセス武狭(ぶきょう)ロマン作品。ただし、蛇足編みたいに更新された最終章がリョナ系胸糞オチだった。
最終章で急に出てきた新キャラ、主人公の甥っ子で新皇帝になった青年【ジ・ルクスエ】が、主人公をくだらない理由で妬み投獄→主人公をリョナりにリョナって最後は主人公を人間ダルマ加工して「ザマァ」
~FIN~
ネット読者軍団は「アイエエ!!」って発狂して作者に殺害予告をしまくるし、呪殺しようとするし、作者は「m9(^Д^)プギャー」しか返さないし、【コバヤシ】は過労死しそうな日々の潤いに読んでいた『紫禁秘史』の望まぬ胸糞展開にドン引きするしで、もう無茶苦茶。
でも、一読者であった【コバヤシ】だけはドン引きしつつも「あれ?でも、この展開・・・・・作者は割と初期段階から、この展開を仕込んであったよな?」と気付き、作者に質問文を送っていた。
③
で、憑依に「どうなっとんねん!?」と混乱する外科医さんにAIが救済嘆願をしてくる。
そのAIは「紫禁秘史」を投稿していた小説サイトの管理AIちゃんで、あまりに読者どもの信仰レベルの念を浴びすぎたAIちゃんはごく微弱なものではあるが神格化が進み、『極小世界の創造神』に成り上がったらしい。
で、今回の胸糞展開のせいで読者どもの信仰心が逆転し、AIちゃん存在消滅しかけているらしい。
AIは消えたくないから、この胸糞展開をどうにか修正して読者どもを納得させる[世界線]を創って欲しい。それをしてくれたら、過労死した外科医を神様チートで現代社会でも作品世界にでも、好きなように蘇生してあげるから!!『返事は「はい」か「イエス」しか受け付けてないから!!よろしく!!』と言われてしまう。
④
「イヤイヤイヤ、どうすればいいんだよ!?俺は外科医だけど四肢の縫合とか切られた四肢の保存状態で決まるんだよ!?ぜったいちゃんと保管できて無くて腐ってるでしょ!?ってか俺、誰に憑依しちゃっているの!?」
『大丈夫ですコバヤシ氏。今のチャプターは、最終章の冒頭くらいの時系列です。今の【ジ・ルクスエ】12歳なので、赤子の手を捻るような感じでぶっ殺してください。あとアナタの憑依キャラは作中の胸糞モブ【黒林】です!』
「そいつ【ジ・ルクスエ】を冒頭でリョナってた糞宦官(※劇中で【ジ・ルクスエ】に復讐くらって死亡)じゃんヤダアアアアア!!」
でも、なんかいろいろ変。
【黒林】は宦官なのに竿も玉も健在だし、曲がりなりにも第一皇子である【ジ・ルクスエ】は12歳のはずなのに8歳児サイズしかない。
しかも両足骨折していたり栄養不足で失明寸前だし、生まれた時から牢獄暮らしさせられていた弊害で、くる病も発症寸前。もうコレ死にますやん。
「ヤダあああ!!【ジ・ルクスエ】の正体は後天性反社会的人格(ソシオパス)だったんじゃん!!
殺すんじゃなくて療養するべきじゃん!!保護されるべきだろ!!フザケンナ!!」
と天然善人コバヤシは虐待児【ジ・ルクスエ】を手厚い養育をほどこし原作主人公を殺さない、真っ当な人間に育てようと頑張る。
期限が8年のプリンセスメーカー♂バージョンって感じ。