噛ませで考えていらしたんですか。それならそれでその方向で突き進んでもいいんですけれど、それにしてはキャラクターのヴィジュアル描写が少々凝っていますね。おそらく、友人さんはそれでちょっと期待してしまったのではないでしょうか(そして私も期待した、単なるザコ以上の扱いに違いないと)。
イメージでぱっと思い浮かんだのは「ガンダム00」に出ていた「ネーナ・トリニティ」ですかね。最後まで無邪気な殺人鬼でしたが、登場時期がやや遅いため、既に視聴者的には他に感情移入すべきキャラが多数できあがっていたため最後までヘイトを溜めまくって散っていったキャラでした。
「軍服」というのが非常に気になりますが、性格うんぬんの前にどこの組織の所属か、とかいった経歴を多少は考えておかないと、小説の場合は特に薄っぺらいキャラになりがちです。そのあたりの立場的なものをいちおう固めたうえで、改心の気配をチラ見せさせるなりさらにヘイトを稼ぐなり作者さんの納得のいく方向へ突き進んでいかれたほうがよろしいかと思われますが。
個人的には、実力に関係なく仕留めようとしてもなんでかしぶとく生き延びそうなイメージがあるんですけれど……そういう意味でも、ある意味すぐに殺すのは惜しい気がしています。