狂言回しと言えばそうかもしれんけど、そこまでしっかりした役でもないっていうか。
私が初めて 進行役 の概念を知ったのは、赤松健の漫画ラブひなで巻末の作者コメにて「紺野みつねは話の進行役なので~」って書かれてて、そう言われて読み返すと確かにそのキャラは話題を強制的に物語の正規ルートに乗せる言動が多くて、役者ではなく司会者って感じで、なるほどと思った。
次に、またしても漫画なんだけどエンジェル伝説って漫画で、作者コメントで「アイディアだけの漫画だったけど、黒田清吉が登場したことで形になった。困ったら黒田を出してる」みたいなこと書いてあって、それを知って読んでみると確かにそのキャラが登場したことで物語の方向性が定まってて、以降もごちゃごちゃな展開になっても黒田が出てくると方向性がビシッと定まってるのよね。
で、すぐに進行役を取り入れたわけじゃないけど、書いてるうちに「そういうキャラがいると楽」ってことに気が付いて、ああこれが進行役かと思った感じ。
当時、自分の中では凄い 気付き だったんだけど、知って既存作を読むとだいたいそういうキャラがいるから、もっと早く誰か教えてくれよ!と思ったもんス。
個人的に楽なのは 空気読まないキャラ が扱いやすくてオススメよ。
キャラの会話が長すぎて、どっかで切ったほうが良いなーってときは、特に何も考えず適量かなと思った場所で「話は聞かせてもらった!!」とか「そんなことよりも!」って、不在だったのにいきなり割って入って来ても違和感ないし。ついでに残念キャラなら「わかったわかった、新作ケーキをくれてやるから」とか「買ったばかりのゲームがあるぞ」とか「人気漫画の新刊が」とか言っとけば「わーい!」で簡単に退場させられる。
狂言回しというより、部分部分で物語の進行を制御できるキャラ、って感じ。