キャラクターは
「こういうキャラにしよう」
と思って一応設定はしますが、その際にキャラ作りのハウツーに縛られすぎて、意図的にヘンテコな要素を入れようとするのは、ちょっと待った方がいいですよ。
そういうことをしなければならないのは、もう本当に切羽詰まって、キャラが全く作れない、ストーリーも思いつかない、アイデアがなにもない、しかも時間もない、こういう時だけです。
書いているうちに、このキャラはこうした方がいいなあ、とか、あるいは
おお、なんか知らないけど、このキャラの個性が際立ってきたな、というのがベストです。
まず、ストーリーの流れに逆らわないように、こういうキャラじゃないとこういう話は成り立たないな、というところからキャラを作っていきましょう。
もし、あなたが全くストーリーを作っていないなら、それは順番が逆です。ストーリーも思いつけないような人間が、いくら個性的なキャラクターを思いついても、そのキャラがやることが決まっていないのでは、話が成立しないので。
書いているうちに、このキャラはこんなに性的経験がある破廉恥なやつだったのか、という風に決まっていくのが普通ですよ。はじめにヒロインとして理想的な属性として性的に淡白なキャラにしようとしていても、途中でそれでは成り立たなくなったりします。だから……
まあまあ、具体例を出しますか。その方が分かりやすいですよね。
ダークヒーローものだとします。この主人公は、どのぐらい悪いのか。それは分かりません。しかし、書いていくうちに
「ダークヒーローはその世界に存在を許されているわけだから、当然ダークヒーローを討伐しに来る勇者もどきどもよりもはるかに強くなくてはならないな」
「この世界の揉め事をうまく解決して世界をある意味統治するのであれば、物わかりがよくなくてはならないし、あまり残酷な性格ではやっていけないだろう。残酷なことばかりしていれば、正義の側も本気で挑んでくるから不利になるな」
当たり前と思うかもしれないですが、こういう風にテンプレ的なキャラというのは御しやすく、書きやすいです。また、こういう理論的な枠組みから外れたキャラというのは、使い物になりません。
だから、ギャップなどと言っても結局、一種の
「ルール」
を守っているだけであり、このルールから外れたキャラなんていうものは、そもそも作ることすらできません。
いや、俺はとにかくキャラを物語より先に作りたいのであり、なんなら物語を作らなくても、キャラさえ作れれば満足なんだ、というのであれば……
スマホ太郎、オーバーロード、さすおに、あたりのキャラを研究して、パクってくれば一瞬で完成します。キャラを作るというのは正直独りよがりな行為なので、意味はありません。