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タイトル:設定を作るうえでおすすめの本(主に科学技術)の返信 投稿者: サタン

>ある道具が登場した際、そのフィクション世界を現実のこの世界基準で考えるかぎり、その世界ではどのような道具や技術が存在可能になってしまうか、ということを考えるための知識です。
つまり道具に対する知識だけでなく理解も必要となってしまうので、各々の分野の専門書を読むしかないと思います。
リボルバーを例にしているけど、このように知りたいことだけピンポイントで書いてある、という本は少ないでしょう。
そんな内容じゃ、その本は単なる雑学本としてしか用をなさないためです。
長ったらしく堅苦しいネタに使えそうもない専門的な技術書などを読んでくなかで、一行二行、リボルバーについて書いてある、という感じです。

そもそも「現実基準で考える」と、ほぼ現実と変わらない世界観になるので、あんまり意味ないような気がします。
銃がある以上は火薬があるわけですが、最初期の銃は中国の火槍という武器で、飛び道具というよりでかい音で威嚇するのがメインの武器でした。
例えば剣と魔法のファンタジー世界に銃があるとしたら、そもそもこの火槍(ないし火薬)の役割は魔法で補えるので、火薬が登場することさえない。火薬の代わりに魔法や魔道具を使ってると設定すると、今度は「形が銃に似てるだけ」の別物なので、「現実」とは加工の行程も変わってくる。魔法なら火皿もいらないわけだし。
現実を参考にするならともかく、その知識を使いすぎれば現実と同じ世界感しか生まれず、無理に変えれば歯車が噛み合わない箇所が出てくるので、「現実的にしよう」とか「リアリティある設定を」と思うほど、現実的ではない結果になります。
魔法も神秘もない世界観だと言う場合、科学よりむしろ歴史書のほうが良い参考になるでしょう。

そのうえで、何らかのネタになりそうな雑学が欲しい、という本でオススメなのは、コンビニの単行本コーナーに置いてある500円くらいの本です。
あれは安いし、専門書と比べると一般人を対象にしてるのでやさしく書いてあるし、目立った面白そうなネタを全面に出して購買意欲を刺激してくる構成なので、ネタとして使えそうな話題がすぐ見つかる。
代わりに、細かいことは書いてないうえぶっちゃけ信頼性が低い内容なので、利用するならコレと決めた話題は別途調べる必要があります。
十数年前に買った、「世界の拷問」とか「組織の雑学」みたいなのは未だに資料として使ってる。「拷問辞典」なんて無いし、軽い刑罰から重い拷問まで載ってるので、すごい役立つ。
ただ、コンビニの入荷はオーナーの発注によるので、場所によっては扱ってなかったりもするし、いつどこでどんな本が手に入るかもわからんため、役立つのが買えるかどうかは完全な運だったりもする。

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