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タイトル:温度差の返信 投稿者: サタン

まず、「温度差を埋める」と言う以上、その温度の「差」は書けてるんでしょうか?
書けてなけりゃ埋めようがないので、現状から一手で改善するようなミラクルは起こりえません。
「冷めてる部員」と「真剣な部員」による温度差でしょ?
だったら、「冷めてる部員」のエピソードはちゃんと書けてる?
おそらく「真剣な部員」のほうがメインだと思うけど、「どれほど真剣か」というエピソードは書けてる?
書けてないんだとしたら、そもそも「埋めるような差が物語にない」ので、どうしようもない事はわかりますよね。
「新入部員は真面目に練習しない」などの設定を書いただけになってない?
あるいは作者の中に「そういうイメージがある」だけになってやいないかな?

漠然と「こういう物語」と考えるのは、最初の取っ掛かりとしては重要な事だけど、ソレを一発で形にすることは難しいので、「こういう物語」を「どういう物語」にするのか分解して考える必要があります。
何度も書いてしまうけど、「温度差」ってことは「暖」と「冷」での「差がある」ってことでしょ。
だったら「暖」について書かなきゃいけないし、「冷」について書かなきゃいけないし、これでようやく「差がある」ということが伝わるわけだから、それが出来た後で「どうにかしよう」って物語が書けるんじゃないかな。
つまり「温度差」を書くなら、
「冷めてる部員」についてのエピソードをまず考える必要があって、
「真剣な部員」についてのエピソードを考える必要があって、
この二つの物語があってようやく「それをどうにかする」という温度差の物語を書けます。

また、主人公側、おそらく「真剣な部員」側は、これまでの物語で「主人公が真剣な理由・事情」などが語られてたりするので省略することもできますし、いちいち書いてたらページが嵩むので基本は「真剣な主人公」というエピソードを事前に作っていたりします。
そうすりゃ「冷めてる部員」の描写から始まってそのまま「温度差」のエピソードに入れるからね。
要するに、「温度差」という問題を扱う前にすでに準備が整ってる構成にするのがプロでは普通です。

プロの作品を例に出したのは、「参考にする」という場合に、どうも作品の外面のイメージだけしか見て無くて、こうした構造など骨組みが見えてないんじゃないかと感じたためです。
そんな参考の仕方じゃ、「これから自分が書こうとしてる事」に完全一致するモノでないと「なんか違うなー」って事が続くと思いますよ。
そんで、実際限りなく近いものがあったとしたら、それはそれで「やばい、同じだ、パクリに思われる」とか思っちゃうわけでしょ。
一致してなけりゃ「違う」と思い、一致してたら「パクリになるかも」なんて思って避ける。
そりゃ参考が見つからないのも当然だと思いませんかね……。

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