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タイトル:僕の作品読み返してみましたが、作者の僕が見ても問題点まみれで糞つまんないです。の返信 投稿者: あまくさ

ずいぶん卑下されていますが、そこまでひどくはないですよ。作品の根幹の部分はそのままで、表面的なところを手直ししただけでも改善の余地はあると思います。

10日くらい前に前編の途中までざっと読み、それから後編の粗筋を拝見しました。今日あらためて「白の章」の肆あたりまで読み直したところです。

冒頭の方言は私も得策ではないと思います。沖縄出身の親子の会話ならあんなものなのかもしれませんが、書き出し早々から読者に不要な負担をかけてしまうのが問題。そもそも主人公を沖縄出身者にする必要もないような気がしますが、そこにこだわりたいならリーダビリティを損なわない工夫が何か必要じゃないかと。

そこから「白の章」肆までの展開は悪くはないと思いますよ。壱2の井上先生登場シーンや、「問題」にかこつけて要石の説明をする工夫は私はわりと好きです。

ただ。

ここも含めて全体に、ちょっと駆け足気味の感があります。実はそれが最大の難点じゃないかと。
井上先生の初出シーンにしても、一呼吸おいてタメをつくってから登場させるケレンがほしいんですね。
要石の問題も、無造作にすいすい書きすぎるため読者には置いてきぼり感が生じてしまいます。
ここは先生が仕掛けているわけですから、それを受ける主人公側のリアクションが必要です。いきなり「面白い問題が」と言われても、何のことか分からないですよね? それは主人公も読者も同じ。なので、一瞬でいいから当惑して「いきなり何を?」というリアクションを入れてやると、主人公と読者の心情が一致してくるわけです。
そういうふうにして主人公と読者に二人三脚をさせる呼吸が、御作には全体に不足しています。

前にも書いたと思いますが、 竹牟礼さんの作品には物語のエッセンスのようなものは感じますよ。今のところ技術が追い付いていないという部分は散見されますが、「こういうことをやりたい」というイメージが蜃気楼のように仄見えるんですね。
諦めずに理想を追いかけてほしいと思います。

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