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タイトル:ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信の返信 投稿者: にわとり

>たぶん各々の考えがあるだろうから、レスると白熱すると思うので一度だけ。

 管理人氏に怒られない範囲で白熱するのはむしろいいことだとおもいますよ。べつにわかり合う必要もなくて、白熱した議論が呼び水になっていろいろな意見とその反論が出揃ったら読み応えのあるスレになって楽しいんじゃないですかね。

>ラノベ好きな20代に向けたものを書いたとしても「10代向けの内容」になるってだけの話

 20代向けに書いても結局ラノベで書くべき内容は今と同じ、という言い回しであるならば理解できます。自分も先のコメントで『「20~30代くらいの二次元サブカル好きの男」が求めてるラノベっていうのが結局現在の流行通り、多くのラノベワナビが書いている通りの内容なので具体的にラ研の住人が改善すべきことは何もない』と書きましたし。
 でも、その実際には20代に向けて書かれている今のラノベ表現を『10代向けの内容』と呼んでしまったらそれは嘘になるでしょう。だって20代向けに書いているのだから。それを10代向けと呼称したらどうやっても言葉が矛盾する。
 これは"ラノベ購入者は10代も20代も同じものを求めている"という意味ですらないですよね。それならラノベ購買層は世代によって嗜好が分断されていないので、執筆に際してターゲットの年齢を意識する必要はない("それがラノベであること"だけに気を配って書けばいい)って話になるはずなので。ならば逆に20代の読者だけを意識していれば10代の読者も「20代向けの内容」を求めているから勝手についてきてくれる、という真逆の言い回しだって可能ですよね。いずれも「10代向けの内容」「20代向けの内容」の内実が共有されていない以上、無意味な言葉遊びでしかありません。

>少なくとも私が言ってるのは「ターゲット」と言うよりは「仮想ターゲット」という感じ

 これは用語の定義を混乱させているだけですね。
 元々スレ主氏はこのうえなく明確な意味で『ターゲット』という言葉を用いていました。つまり、購買層における世代的なボリュームゾーンという意味です。なので、スレ主に反論するにしても同意するにしても、このターゲットの定義はちゃんと踏まえなきゃいけない。
 あなたは返信No.4で『購買ターゲット』『読者ターゲット』という用語を持ち出したときもそうでしたが、ターゲットという言葉を再解釈して元発言にない含みを暗にもたせ、ニュアンスをズラしたうえで噛み合わない持論を語っているように見受けられます。
 ターゲットとはメイン購買層であり、すなわちメイン読者層でもあり、仮想の存在では決してない「本屋でラノベを手に取る実在の個々の人々」の集合です。それ以上でもそれ以下でもない。No.1の分析は虚心に文字通り読めばいいだけの話で、つまり何が言いたいんだ的な裏読みは無用でしょう。明示されている言葉以上の含みなんてないですよこれ。

>そうしたアンチの意見ってのは、ただの悪口を除けば割と真っ当な意見もよくある。けど、そんな意見に振り回されたら100%面白くなくなる。何故って、その意見を取り入れたら「今度は10代の意見を無視した展開」になっちゃうからね。

 かりに『そんな意見に振り回されたら100%面白くなくなる』が真実だとして、
1.ノイジーマイノリティ問題
2.顧客が本当に求めているものと顧客の意見は異なる問題
の2つの要因で説明できることのような気がしますね。1は声の大きい少数派(ノイジーマイノリティ)のマニアックで偏った意見に振り回されてしまうことによって、逆に多数派(サイレントマジョリティ)を満足させることができなくなった結果売上が落ち込むという考え方。2は読者も"自分が本当に読みたいもの"を明確に言語化できていないので、そういうシロウトの指示に漫画家が影響されすぎると却って迷走してしまうという話。だいたい自分が読みたいものがそこまではっきりイメージできているなら自分で描いたほうが早いし、展開が自分の思い通りになったらなったで予定調和でつまらないっていうのもあるし。
 まあ、ワンピースのヒット要因を分析するにあたって年齢層による嗜好の差を持ちだす必要を自分はあまり感じないという話です。

>たぶんラノベ作家志望者に「ワンピとハンタどっちが書きたい?」と聞いたら、大多数が「ハンターハンター」って答えるだろうね。
>そこが罠なんだけども。

 言わんとすることはめちゃくちゃわかりますが、ワンピースは10代向けで、ハンターハンターには20代向けのエッセンスも入っているというのはあなたの考える「10代向け」「20代向け」の定義じゃないですか。スレ主はそんな話はしてないわけです。あくまで20代が主に購入するものは20代向けで、10代が主に購入するものは10代向けという至極単純なことしか言っていない。
 スレ主に言わせればワンピースもハンターハンターも、単行本を購入してくれるメインの世代が10代なら10代向けだし、30代なら30代向けという話になるかと思います。実際にワンピースがどの世代に支持されているのかはわからないけれど、もし30代が中心になって本を買っているということになれば「ワンピースは30代向け」かつ「30代の漫画読みはワンピース的なノリの作品を好む」とスレ主は推測するでしょう。まあ実際はそんな単純な話じゃなくて、年齢層による購買力の違いとか、10年単位の長期連載なら若年読者への目配りが後年の主力購買層を育てることになるとかも勘案しないといけないのでしょうけれど。

>「10代向けの作品でなければダメ」という話じゃなくて、「想定読者は10代」という話。
>あくまで基準というか基本の話でしかない。

 いえ、違います。スレ主はXX代向けを購買層からのみ定義しており、具体的にXX代向けの作品とはどんな内容であるかという話を一切していないので、そもそも『10代向けの作品』という言葉自体がこの文脈においては無意味かつ不適切です。あなたが10代向けという言葉で表現しようとしている作品はスレ主によれば20~30代が主力購買層であり、かつ20~30代の主力購買層はあなたの定義による『10代向け』の内容を好むので、ラノベ作家がこれから書いていくべき内容はさほど変わらず、ただ『10代向け』という言い回しのみが実態にそぐわない不適当なものとして浮かび上がるという話。
あなたは10代向け=ラノベ的、20代向け=一般小説的、というような作品のテイストにたいしての先入観をベースに語っているように見えますが、おそらくスレ主にそんな意図はないですよ。『想定読者は10代』というのも正確には「想定読者は"少年少女が主人公でいかにもラノベっぽいやつ"が好きな20~30代」とでも言うべきでしょう。ここで10代という言葉にこだわるから話が噛み合わなくなる。

>正直、「10代」の定義を明確にしたら、言ってることそんな変わらないと思います。

その明確になった定義にたいして『10代』という語句を当てはめるのは適切なのか? と問いたいです。
しかも購買層の話をしているときに全く別定義の『10代』を持ち出して反論したら混乱しか発生しないでしょっていう。

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