> 1.
> "20~30代がターゲットというのは、20~30代が見て/読んで楽しめる要素を散りばめるということです。その上でもっと若い世代にも分からないところがないように作るわけです。"
> と真逆の言い方をすることもできるわけですよね。
さすがに何を読んでるのと言いたくなる、レトリック以前の問題ではないでしょうか。私が「10代向け」で分析しているのは、既存の作品、市場です。そして、10代向けを作って来て、売れてきたのがラノベであるわけですよね。少子化等で市場は縮小するかもしれない、コミックの復活でパイの奪い合いもあるかもしれない。
ですが、「20~30代がターゲットというのは」と言い換えては意味がない。私の論旨は読んでもらってるんでしょうか。10代以上なら分かるのが必須と論じているのが読めるはずです。20~30代ターゲットなら、10代に分かるように書ければいいが、そうでなくても仕方ない=10代切り捨てもあり、になってしまいます。
言ってないことを、あたかも言ったかのように、しかも粗が目立つような論じ方はお控えください。しかし、20~30代ターゲットの分野はありますよね? でしたら、20~30代に受けている分野で論じてください。論じることができないなら、レトリック以前、つまり単なる屁理屈として退けるしかありません。
> 2.
> スレ主が問題提起したのはラノベの読者層の分析の話だったので、作者の都合はこの話題にはまるで無関係かと思いますが……。
需要があれば供給も必須という話をしたのは、供給にも体制、人数が必要だからですよ。需要だけ論じても仕方ない。戦前の日本の補給無視の戦略と酷似しかねません。10代向けならリアリティを持たせて書ける人が多く見込めるでしょ、という話です。
スレ主さんは販売戦略的なことを主張されているわけです。だから、供給も考慮する必要があるという指摘をしたわけで、無関係に見えるようでは、話について来れていないのではないでしょうか。
> 3.(ケータイ小説、ボカロ小説)
これも2に対する返信と被るものがあります。供給体制を作らねば商業的には成り立たないわけです。供給体制を作ったら持続しないといけないんですよ? 流行ったから飛びついたら廃れた、じゃあ編集部解散、編集者は解雇、作者は契約打ち切り、ではまずいではないですか。
にわとりさんのご意見は、需要と供給には体制を整える必要があり、体制には人員がいること(さらには初期投資等々がある)ことが見えていない論でしかありません。
> 4.(ラノベの定義)
別に定義はどうでもいいんです。細かい定義をし出とキリがない(SF定義論争みたいなことになりかねない)。ただ、「ラノベ」という名前からなんとなくイメージはあります。ターゲット年齢層(読んで分かる下限年齢層)は現今ではおおむね中高生とされている。
「ラノベ」だと思って買ってみたら10代にはピンとこず、実は20代以上が喜びそうな内容だった、なんてことがあったら読者への裏切りになります。このスレッドで何度か言われてますが、20代以上にはそれ向きのジャンルもレーベルもあるわけです。20代以上向けの内容なら、そちらに行けばいいわけです。
だから、ラノベに求める必要はないと私は言っているわけです。ついでに申せば、その結果、ラノベが縮小して、ついにラノベというジャンルはなくなるかもしれない。それならそれでよいのです。10代が楽しみを求めなくなるわけではない。代替のものが出ます。作者側とすれば、ラノベで培ったフィクション技術は無駄にはならないでしょう。
> 5.
> 一般的にラノベって親子で回し読みしたり、親に買ってもらったりするものではないように思います。購入者=読者と考えてほぼ差し支えないかと。
そうですよ、小遣いが主なラノベ購入の原資と言っているではないですか。そして、親が許さないものは(大っぴらには)買えないとも言っています。
絵本で例えましょうか? 絵本はよくできたものは大人が感心するものの少数はあるけれど、たいていは幼い子どものために買います。幼い子どもと回し読みなんてしない。親が選ぶけれど(小遣いについての子の自由裁量制限と通じる)、幼子が喜ぶかどうかが基準でしょう?
しかし買っているのは親だ、だから親を対象にした絵本作りをする、のでしょうか? そんな馬鹿げた話はありません。親(ないしは、もっと上の年齢)が喜んでくれてもいいんですけどね。わざと親がつまらなく思うように工夫する必要はどこにもない。ラノベも同様です。