もう一度話をシンプルにもどすと。
10代向けに書いた作品が20代に受けてしまったという状況があったとして、その場合の「10代向け」というのは供給側の意図。「20代が買った」というのは需要側の消費行動の結果なんですよね。完全には一致しないのが当然だし、理想として一致する方が望ましいとしても、一致のさせ方には二通りあるはず。すなわち、意図の方に引き寄せるか、結果の方に引き寄せるか。
10代向けに書いたつもりなのにそうならなかったのを構想ミスと考えて、あらためてどうすれば10代に受けるのか検討しなおすか。あるいは20代向けに方針転換するか。どちらもアリのはずだと思うのですが、スレ主様にはより資金力のある層をターゲットにしぼるのが正しい戦略だという主張があるため、20代優先論ありきみたいな話になってしまっているように見えてしまいます。分析内容そのものが正しいか間違っているかではなく、一方しか選択肢がないような言い方に違和感をもつだけ。
どっちでやるにしても書き手の勝手だと思うし、それは書き手が読者を無視するということではありません。読者のこともよく考えた上で書き手の意図をどう位置づけるかぐらいは選択する自由があるでしょ、と言っているだけなんだから。
まあスレ主様の提言が、単にここの書き手が構想段階で10代・20代の需要のあり方を見誤っているようだから、そこを考え直したらどうか、というだけの話なら異論はないのですが。