子曰
法語之言 能無從乎 改之爲貴
巽與之言 能無説乎 繹之爲貴
説而不繹 從而不改
吾末如之何也已矣
論語にこんな言葉があります。
論語はご存知ですよね? 昔、中国にいた孔子という偉大な思想家のお言葉集です。
ざっくりと意訳すると、こんな感じです。
正論に従って、自分の行いを改めるのは大切なことだ。
気を使われて婉曲に言われたら、ちゃんと真意を考えないといけない。
いい気になって真意を汲み取らず、根本的な間違えを改めようとしない人には、私だって匙を投げるよ。
おわかりでしょうか?
多くの方が言われてるように、壱番合戦 仁さんの作品には、序盤に致命的な問題点が未だにあります。
私が「冒頭はもっと魅力、もしくは展開の速度がないとダメ」と書いた点です。
方言云々は、これの象徴的ポイントに過ぎず、そこだけ直せば良いというものではないのです。
壱番合戦 仁さんの根本的な問題は、これを充分に改善すること無く、さらなる批評を求めている点です。
言っても無意味だ、無駄だ、と感じてる人達から言葉を引き出すのは難しいです。
「ハートがある」なんて、文章には褒めるところがないって婉曲表現です。
こんな言葉でいい気になったらダメなんです。
遠慮なく問題指摘してる人の方が、よっぽど真摯に向き合ってくれてます。
以前私は、他の方の小説でも、壱番合戦 仁さんの作品と同様に序盤のダメ出しをして「読了に至らず」と批評したことがあります。
その方は後日、私の助言を受け入れるところは受け入れ、大幅に改稿、改善した上で再投稿されたので、私も改めて読ませて頂き、読了し、全体通しての批評を差し上げました。
壱番合戦 仁さんの作品も序盤が改善されれば同様に扱うつもりでいますので、皆さんの助言を謙虚に受け止め、言い争うヒマがあるなら改稿に掛かって下さい。