その主人公を使ってどういう話を構想しているのかによる。設定だけで良いとか悪いとかはない。
『辛い過去』『特別な血筋』『周りと比べて特に劣ってる部分』ってどれも主人公に行動の動機を与えるための仕掛けですよね。でも、そんなものがなくても、ヒロインに一目惚れしたとか、困っている人を見捨てておけないとか、恩人が苦境に立たされているとか、悪い奴らに襲われてムカついたとか、そんな感じで適切な動機を主人公に与えることができれば物語は軌道に乗ります。逆に、つらい過去があってもそれがきっかけで主人公の意思決定に変化が起こらなければそれは無駄な設定ということ。