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タイトル:自分の小説を面白くしたいの返信の返信の返信 投稿者: サタン

>そのうえでお聞きしたいのですが、これからどのように書いていけばいいのでしょうか?
このままで良いと思います。
誤解を恐れずハッキリ言ってしまえば、技術については未熟に尽きると言い切れてしまいますが、そんなものは書いてりゃそのうち上達するし、かえって「何もわからない未熟なうちに、手探りでより良いものを探そう」とすると、「良いもの」を書いてても「それの何が良いのか」がわからないので、身につかないし、「悪いもの」を良いと誤解してしまう事も大いにあります。
例えば今回の「短く、わかりやすい文を」というのがコレに当たりますね。
この心がけは大事ですし、ライトノベルにおいては文章の正義と言える言葉だと思います。
でもそれは、「ちゃんと伝わる文章が書けてる」ということが前提、その技術がある人が、次のステップへ行くときに心がけるべきこと。
もちろん、「短い文を書く」ことを続けて「次第に伝わる文章が書けてきた」という成長もあるでしょうから、何が正しいというわけではありません。
ただ、「短く、わかりやすい文」というのは大事だけど、それだけが出来てもダメだって事です。
それというのは、基礎たる技術が未熟なので「わかりやすい文を書いてるハズなのに、なんでわかりにくいと言われるんだろう?」と悩んでしまうことになるし、「短く、わかりやすい文が何故良しとされるのか」を理解していないため、と言えます。
なので、正確に言えば「わかりやすい」というのがどういう事なのか理解してない、と言えてしまいます。

「わかりやすい文」が良いのは当たり前。技術を知らないと、こういう結果を知ってるだけだから、そこへ「何故」と疑問が生まれない。
「みんな地の文を読みたくないのかな?」とありますが、もっと言えば「活字を読みたくない」と言えてしまいます。
小説よりも、漫画、アニメのほうがずっと売上がいいでしょ。文字を読むのは面倒くさいんですよ。
「仕方ないから読んでる」と考えれば、「わかりやすい文が何故良しとされるのか」が見えてくるでしょう。
「わかりやすい文」が何故良いのか、それは「ちゃんと読まなくてもわかるから」です。
流し読みにしても状況がわかる、漫画の絵みたいに、そこへ意識を集中する必要がない。
そうすれば、漫画と同じような感覚で小説が読めるでしょ?
まあ、これは極論ですが、その「なろうで書籍化もした大作」を読んだとき、全文をちゃんと理解するほどしっかり読み込んだんでしょうか? たぶん最初は流し読みにしたり、疲れてきたらやはり流し読みしたりしてたのでは? でも場面は理解できたし、ちゃんと楽しめたのでは?

ですから、一方で演出のためあるいは描写を濃くするため、あえて「わかりにくい、遠回しな文」を書くことだって別に悪ではありません。
「状況がわからない」というシーンは、心理描写で「わかりにくい文章」を書いたほうがよりシーンを適切に表現できますよね。「混乱してる」って事が逆に「伝わりやすい」わけですから。

話がかなり脱線しましたね。
ともかく、特に「これからどう書けば良いのか」と悩むことはありません。
今まで通りに書いていきましょう。技術なんてもんはそのうち身につきます。
感想で書きましたが、アイディアやセリフ回しなど、御作には良いものも沢山あったので、そんなに急ぐ必要はありません。じっくり温めていきましょう。
欲を言えば、その良いものをより良くする方向で創作をしたら良いと思いますが、そう言われたところで「じゃあそれどうすりゃいいの?」となるでしょう。
最初に戻りますが、それがわからないのは技術が身についてないからです。
例えば、セリフの多い人間関係でコメディ寄りのドラマを作るとか、今作のアイディアだけを抽出して別の話を作ってみるとか、あるいはアイディアから別のものを生み出してみるとか、ストーリー性を捨ててみるととか、いろいろありますが、そうした提案をしたところで、おそらく誤解を与えてしまうだけでしょう。
何かヒントになるかもしれないので書きはしましたが、基本的には何も変わらずこれまで通りに書けば良いと思います。

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