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自分の小説を面白くしたい (No: 1)
スレ主 スガヤヒロ 投稿日時:
はじめまして、スガヤヒロと申します。
この度は自分が書いた小説の批評をお願いしたく相談させて頂きました。
「小説家になろう」https://ncode.syosetu.com/n6543ek/
なろう系異世界チート転移ものです。約15万文字の分量になります。「ライトノベル一冊の分」という目標のもと、初めて書きました。
自己評価
・竜頭蛇尾を欠き、場面転換時に大きく話の方向性を変えました。それで主人公のキャラがちょっと出たのですが、構成上、複数の視点で世界観を補完していくので主人公に感情移入しにくかった。
異世界と元の世界を行ききするとい設定上、日常に戻れるように主人個のメンタルがほとんど変質しないストーリーとライトノベル一冊分というペースでの展開がweb小説の文法い合わせられなかった。短く、分かりやすい文。はできてると思います。
あと、設定も甘い自覚があります。
「小説家になろう」では数字という評価の可視化がなされます。
これが結果なのでしょう。
数字では測れないモノを知りたくて投稿させていただきました。
お時間を取らせてしまいますが、批評の程お願います。
カテゴリー: 小説の批評依頼
この質問に返信する!自分の小説を面白くしたいの返信 (No: 2)
投稿者 【本人から削除依頼】 : 1 No: 1の返信
投稿日時:
大変恐れ入りますが、たとえ当該作品と同じハンドル名をお使いでも、作者さんご本人かどうかの確認にはなりません。作者でない方が面白半分にこちらへ紹介した可能性もあります。
お手数ですが、作者さんと証明できるもの、例えばあらすじかキーワードの欄に「ライトノベル作法研究所で相談中」と入れるといった、作者さんでしかできないものをお示し願えないでしょうか。
たぶん「なんだ、本人で間違いないのに」とご不快になられるとは思いますが、万が一のことを危惧するのも、作者さんの不利益を心配してのことですので、よろしくお願いいたします。
自分の小説を面白くしたいの返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
ご指摘あがとうございます。
あらすじの方に「ライトノベル作法研究所で相談中」と記載いたしました。
不慣れなもので、そういった符合などを把握できておらず、お手数おかけしました。
人気回答!自分の小説を面白くしたいの返信 (No: 4)
投稿日時:
まずはプロローグを読んだ感想としては、状況がさっぱり読めない、というのが本心です。
ラスト数行で、「ああ。主人公は何かしらの冒険をして、ヒロインたちを巻き込んで現代に戻ってきてしまった。彼女たちを元の世界へ戻すにはどうしたらよいか」という事なのかな? と理解しました。
ただ、その現状把握が出来るまでがえらい長い。
最初のスイとの問答で現状の把握が出来ることが望ましく、白無垢が出てきた時点でヒロインたちの目的をそれぞれ提示できるのが理想的かと思う。
辛口コメントだと思うけど、正直、プロローグの中盤で飽きる。
でも、「ヒロインたちを元の世界へ還すには」という主旨は目を見張るものがあり、面白いアイディアだと思う。それだけに、プロローグの最後まで読まずブラウザバックしてしまった人には勿体無いと言える。
もちろんそれは、現状と目的を伝えきる前に読者を飽きさせてしまった作者の技量が問われているわけだけども。
それと、背景がまったく見えない。
「襖」「神」「供え物」「布団」と、小道具は出てくるのでそれらに共通する場所をイメージするしかない。
和室かな? 神社の母屋? 供え物ってことは祭殿? そこで布団を敷いて寝てるのかな? どんな状況だ。という具合。
短く、わかりやすい文。これを意識するあまり、必要な情報が抜け落ちているのではないかなと感じます。
通常、「説明から入る物語は良くない」とされますが、物語をまったく知らない読者が必ず「しっかりと読む」のが冒頭ですから、ここに説明を置くのは実は理にかなっています。
無論、状況によりますが、背景の説明をサラッと書いてしまうのには適しています。
というのも、さっさと舞台を描かないと、読者も読んでてイメージが「地に足がつかない」感じでフワフワしてしまうためですね。
会話文は全体的に面白くて、セリフはキャラをよく扱えてると思う。「キャラらしさ」がよく出ていて、なのに「わざとらしさ」は感じない。
白無垢の廓言葉は、「狼と香辛料」あたりから始まって「Fateシリーズ」あたりでも人気キャラになって定番化してる感があるけど、多分に漏れず「可愛い感じ」が良くイメージできます。
でもそういう既存作からの流用という印象はなく、あくまで「この作品のこういうキャラ」と認識できる。
おそらく、所々で「関東人が使う関西弁」みたいに間違いがあるというか、ニュアンスが変な部分があるためでしょう。
でも「わざとらしさ」はなくて、「正しく発音できない子供」のような印象を得る。
正直、これはどうしてなのか不思議。真似できるものならしたいが、たぶん意図的にやったらコケるだろうから羨ましい。(……と思ったけど、本編だと廓詞じゃなく京都弁って話になってる。キャラがブレてるような……)
2話まで読んで思ったことは、文章は「主語」を意識しましょう。
Webで一人称の小説だと主人公の口語体が主体になることが多いですが、日本語というのは主語を省略できる言語で、日常的に主語を省略して会話することが多いです。
このため、無意識に一人称の口語体を書くと、主語を省略してしまい、文脈をよく読まないと理解できない(しかし把握してる作者にはスッと読めてしまう)という文章になってしまいます。
しかし毎度主語を書くとくどい事も多いので、あくまで「意識しましょう」という話です。
10話まで読んだ感じ、展開が遅いと思う。
プロローグの時点で「異世界に行きます」ということがわかってるのに、そこへ行くまでに、つまり「本筋が始まる」までに10話、全体の1/4もかかってる。
起承転結の「起」ですから、と言われたらまあそうなんだけど、全体の1/4も読んで「話が見えてこない」というのは展開が遅いとしか言いようがないと思う。
4話目くらいで、10話目の内容をしていても問題ないのでは。
15話まで読んだ感じ、展開が遅いと感じたのは余計な説明(解説)が長いためと理解しました。
竜の話、いつまでやってるんだろう? と思ったのが正直なところ。
「匿って欲しい者がいる」という話題になったら、読者の興味は「追ってる者」「追われてる者」に向かうでしょう。
それをなかなか出さずに2話3話と続けてる。
この流れだと、「追ってる者」「追われてる者」が登場しなければ話が進まないので、この2・3話は話が進行せず停滞している、と判断できます。
もっとシンプルにコンパクトに1話にまとめることが出来るのではないでしょうか。
28話まで読んだ感じ、どうも中盤から視点変更が目につきます。
視点移動する事自体は技術的に間違いではありませんが、「これを説明するためには別視点で書いたほうが楽」という作者の心情が透けて見えるタイプの視点移動だと思います。
「話を盛り上げようとして」のモノではなく、「説明するための」モノになってる。
これの何が悪いのかというと、物語は当然のこと進展するたびに説明しなければならないことが増えていきます。
ということは、話が進むたびに視点移動が増えていくってこと。
そうすると、終盤に近づくにつれて「主人公の一人称」をやる機会が少なくなってきて、主人公の印象が薄くなっていく。
事実、主人公が竜の背から落ちて以降、主人公の出番は視点移動した分は確実に減ってますし、白無垢など一度しか出てこなかった。
視点移動そのものが悪いわけではありませんが、「主人公の一人称」として書き始めたならば、可能な限り「主人公視点」で全てを語るべきだと考えます。
それに、一度「視点移動した」という事実が付くと、「視点主がわかりにくいシーン」が全て「これ誰視点?」となってわかりにくくなる。
なので、そもそも「たびたび視点移動してる」という私の解釈が誤解なのかもしれませんが、それくらいわかりにくい、という事です。
28話は誰かの主観による地の文があるけど、誰の視点なんでしょう。
読み終わりました。
全体的にイメージが難しく、誰が何をしてるのかがよくわからないといった感じで、読了したものの、たぶん私はこの物語を理解できていないと感じます。
既に書きましたが、主語を欠いた文が多くサッと読めない事が原因の一つで、また説明が長く不要な場面なども多いため、本題の「これを読んで!」というものがイマイチつかみにくいためだと思います。
また、プロローグでは「ヒロインたちを元の世界へ還すためには」という主旨が見えるものの、本筋では「そうなった経緯」を話してるだけで、この主旨はやってないって事になります。
すると「スイさんに毎朝お願いされている異世界への帰還。」このあたりの文は消してしまったほうが良いと思う。
それが本題じゃないんだし。
あえて「帰還」をプロローグに置いて回想するという形を取ったのだと思うけど、それが主旨でないなら、狙いを外してると思う。
「帰還」つまり「帰還することが主旨」「元の世界への未練が主旨」「異世界の捉え方が主旨」などなど、「異世界に戻る」ことが関係する主旨にしないと、「行って、暴れて、帰ってきただけ?」という感じになっちゃう。
正直なところ、スガヤヒロさんの自己評価とは全体的に真逆な印象を受けました。
出だしは良かった。プロローグについて指摘はしたけど、掛け合いの台詞回しはとても良かったです。竜頭蛇尾を欠き、とあるけどツカミは悪くないと思う。
ところが話が進むにつれ、作者のガス欠というか、失速感はなかったと思うけど、作者がこの世界観に慣れちゃって、説明が不足してたり、説明したい場所をやたら説明したり、読者の事が頭から抜け落ちている感じがありました。
主人公のキャラは、序盤のほうが出てたと思う。これは視点変更の話でしましたが、中盤から主人公の視点なのか誰の視点なのかわけがわからなかったためです。
短い、わかりやすい文。これも主語を欠いているので、あくまで「一文」ではわかりやすいかもしれないけど、連ねた「文章」になると文脈を読み取りにくい事が多く、わかりにくかったです。
そして設定が甘いことに自覚があると書いてありますが、そもそもそれほど設定が重要で設定を利用した物語ではないので、「設定が甘い」という事自体に読者が気づかない、と思います。なので、これはこれで十分だと思います。
そんなわけで、自己評価とはほとんど真逆の感想になってしまいましたが、こんな感じです。
自分の小説を面白くしたいの返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
批評ありがとうございます。
総合評価30代の赤点みたいな作品を読んでいただき、心ぐるしいような、嬉しいような戸惑いを感じています。
そして、丸の少ない答案用紙から間違った設問を拾いあげ、指摘する作業は大変だったと思います。
批評に対しての返信は何を言っても言い訳になりそうで、難しいですね。
それに、長文で批評してくれているのに「ありがとう」だけでは誠意がないので、少し書いていきたいと思います。
最初、主題は不遇な青春を取りもどそうとする主人公が異世界と現代を行き来する。
「犬夜叉」のようなラブコメをやろうとしたのですが、見事に主題から外れました。
長い執筆期間。二か月未満くらいでしょうか? プロット通りに異世界にいって帰ってくる。これは達成させることができたのですが、なろうの流行を取り入れよとしたり、どうすれば評価してもらえるのか? という動機でテコ入れをしていくうちに、主題からそれていった事。
「ラノベ一冊=一巻」と考えていたので主題を展開させる速度が緩やかになり、具体的には存在しない2巻でやればいいという状態に気づかないまま主題が明示されずに物語が進んでいった要因なのかなと思いました。
そして、主語の部分は無意識下の所業ゆえに、指摘されるまで気づきませんでした。
他者に批評されて初めて頭が回り始めることも新たな発見でしたし、自身の作品を頭から足元まで読んでくれた上での批評は得難いものでした。
また、作品を書く原動力を得らた気がします。
改めて、読んでいただきありがとうございます。
自分の小説を面白くしたいの返信 (No: 6)
投稿者 【本人から削除依頼】 : 1 No: 1の返信
投稿日時:
小説のほうへの作者さんご本人の明記、お手数をおかけしまして申し訳ありませんでした。
小説への感想ですが、最後まで読み通すどころか、最初と最後を少し読んだだけで、しかもどうして辛らつな物言いになってしまいます。しかし、正直、誠実に申し上げてはおりますので、失礼の段は深くお詫びし、ご了解をお願いいたします。
まず、文章面での読みにくさが問題となると思います。いかに面白い物語を構想できたとしても、表現方法=文章で読者が戸惑うと、面白さに行き着く前に読了を諦めてしまいかねません。
プロローグですと、例えば以下のような書き方です。
> 俺を大御神と祭り上げてくるこの少女の名前はスイさんと言うのだが、
> 俺の些細な一言一句に一喜一憂するので気を使うのだ。
読点(、)で改行し、次の行で字下げまでしてしまっています。ラノベでは短文&改行、左側(下側)が白いほうが読みやすい。短い文は分かりやすいし、1行の長さが短ければ目を走らせる距離が減って楽。確かにそういう面はありますが、このような無理矢理に改行と字下げを入れることではありません。これでは読みにくさを増してしまいます。
続く部分もです。
> 美少女に起こされるのは大変ありがたいとはいえ。
> ここ三日ほどこんな感じに頭を悩ます朝を迎えている。
こちらは1行目が句点で終わっていますが、普通は読点にすべきでしょう。これも無理矢理に短文化したものでしかなく、読みやすさが損なわれてしまっています。
ラノベは文章が上手くなくていいとよく言われます。それは読みにくいような下手さでもいいということではなく、文章に凝る必要はない、文章の上手さで唸らせる必要はない、といったことだと思います。読みやすく、一読して分かる文章である必要がありますし、そのためのコツを形だけ無理に整えても意味はありません。
念のため、最後の章も読んでみましたが、冒頭とあまり変わらない感じです。もし今のスタイルで書き慣れてしまっているとしたら、意識的に分かりやすさを尊重して書くようにすることが必要となって来るように思います。
1シーンでの描写も、情報を出す順序に難があるように感じられます。例えば出だしからのスイを描写する以下の1行。
> 青緑色の髪のオーガの少女が奏上してくる
流行りではオーガといえど美少女ってあります。だけど、上記では「オーガの少女」としか分かりません。主人公にはよく見えているので読者も姿かたちを想像します。オーガですから、恐ろし気なモンスターを思い浮かべる可能性があります。
(なお、天子に言上する「奏上」を主人公が使っている点、皮肉っぽさがないため、大御神扱いに辟易しているらしい主人公と合わない。主人公が作者の執筆意図を知ってしまっている可能性がある。キャラが作者の意図を知っていると不自然になりがち。)
少し後でスイについて、ようやく次の描写が出てきます。
> 美少女に起こされるのは大変ありがたいとはいえ。
ここでようやく「美しい」がスイのイメージに付加されるわけです。「美少女」と示すのを遅らせる理由が分かりません。むしろ、(角のある)美少女としておいて、こんなに可愛くても実はオーガ、という描写順序ではないでしょうか。情報提示の順序を間違えているため、目を引きにくくなっています。
読者は単語ごとにイメージを想起して、どういうことなのか想像していくしかありません。最初は白紙状態、そこへ文章から喚起されるイメージを描いて行くわけですね。そういう読者の目を引くポイントや、読者のイメージしやすさに対する配慮がうまく機能していない感じがします。
1シーン内のことに留まりません。このプロローグ全体でも情報提示が読者に興味を持たれるような伝え方になっていません。感覚的にですが、8割くらいが分からないのです。
例えば(誤字脱字を除いても)、
「ジャージ姿のオーガ少女って?」
「いるべき『あちら』って?」「言いづらい事情って?」(なお、言い『ず』らいは誤用)
「スイさんが一喜一憂する事情は?」
「先輩って誰?」
「日本語で話してるみたいだけど言葉の壁って?」
「白金髪の女性って誰? なぜ目をつぶって立ってるの?」
「黒い白無垢? 元オーガって、元って何?」
「採光(光を取り入れること、またはその技法)が差し込む?」(「換気が吹く」みたいな変な感じ)
(……この後もずっとこんな感じなので、ここいらで)
という感じで疑問ばかりが次々と湧いてきます。それらの疑問は全く解消されません。
主人公と(亜人)女性キャラがいて、何か話したり、朝飯だったりするのは分かります。でも、それが目を引くわけではありません。目を引こうとしているものが多すぎます。目を引こうとしている、というのは、上記のように「それは何だろう?」とは思うものの、何なのかは記述していないものです。
目を引いて読み進めたくさせる大事な要素は、確かに「それは何だろう?」という疑問です。冒頭でまだキャラが立つどころか、読者からすると初対面で赤の他人同然のキャラに興味を持たせるには、「何だろう?」は大事です。「全部分かっちゃった」ではキリはいいですが、先を知りたくなりませんよね。
ですが、あれもこれも(下手すると1行ごとに)「何だろう?」では、逆に萎えます。「この話はさっぱり分からない」となって絶望してしまいます。8割は分かるようにしないといけないのです。おおよそ分かる、だけど気になる点(残り2割)がある、という状態ですね。「8割は分かったぞ。それなら後2割もクリアしてやる」と思わせるように書いてくれないと、読み進められません。
それでも本編が始まるらしい「異世界への追憶」の第一節「田舎―引っ越し―」まで読み進めてみました。のっけから名前と年齢です。誰だよ、となりました。作者さんとしては、「プロローグの主人公だよ、一人称だし」と思えるかもしれません。でも読者は作者の心づもりは分かりません。だって書いてないから。
それでも読み進めてみると、プロローグとは全く関係なさそうな状況が描かれています。
> 芝刈りに行くおじいさんも、川に洗濯にいくおばあさんもいない。
という、なぜそんなことを言い出すのか分からない一文が挟まっていたりもする。
> ほとんど初対面の実家は成り上がりの豪農じゃ無理じゃね?
も「成り上がりの豪農」をどうイメージすべきなのかが分からない。その後も、主人公が一人で実家にいる理由が説明されていますが、唐突、かつバラバラに家族の状況だけ出しているため、かえって状況が読み取れなくなっている。
他の家族がどうしているか、この節に必要でしょうか? それで主人公に目が行って、主人公の理解が深まったりするでしょうか? 個人的にはそうならないと思います。とはいえ、このシーンで他の家族がどうしているか、作者として想定することは必要です。問題は何をどこまで描写するか、つまり読者が話を理解するための適切な情報提示に難があるということです。
地の文、すなわち主人公の思考も脈絡なく駄々洩れしている感じがします。一人称なんだから、主人公が思ったことを全て言語化すると自然、とお考えになっておられないでしょうか。そうではありません。地の文の主な役割は状況を示すことです。一人称でも、きちんと語り部の役割を果たさせるべきです。
小説は学校の作文とは大いに異なります。学校の作文ですと、執筆者が何を見聞きして、どう思ったか、きちんと書けることが求められます。物事を正確に他人に伝える練習だからですね。
しかし、今お書きになっているのは小説です。伝えるべきなのは「楽しさ、面白さ」です。正確であることは求められません。読者ごとに細部の想像が違っていても何ら問題ありません。一人の読者が読んでいて混乱しなければOKなのです。
大事なことなので言葉を変えまして。読者がしたいのは、美味しいところだけのつまみ食いです。たらふく食わされたいわけではありません。特に美味しくもない(=面白くもない)ものでお腹いっぱいになりたくはないのです。
サタンさんは、おそらく豊富なご経験から読み通してみることがおできのようです。私は一読者を脱することができない経験の浅い者であるため、お示しの作品を読み進めることはできませんでした。理由は上記の通りです(できれば気を取り直してもっと先まで読みたいとは思っていますが、必ず読むと言い切れる自信はありません、すみません)。
それでも申し上げられることがあるとすれば、「一読して8割が分かって、目を引くツカミのイベントを出だしに置いてください」でしょうか。
ストーリーを先取りしたらしいプロローグは不要と思います。主人公の内面語りも不要です。その代り、白無垢キャラメインでイベントを起こせば、目を引けそうな気がします。テンプレ的なものだと、例えば押しかけ女房パターン(現代版でいえば「美少女が空から落ちてきて、いきなり主人公に抱きつく」等)をもっと前面に出すとかでしょうか。
自分の小説を面白くしたいの返信の返信 (No: 7)
投稿日時:
ブルース・クリーンさん、批評ありがとうごいます。
「小説家になろう」でHPの上位ランキングに乗っている小説を見て書いてみたいなと思た口です。
一人称の語り調もその方を参考にしており、その方も読点で改行しておりました。
書籍化もされ私の知る限り270万部を売り上げる作品だったと思います。
なのでwebでは受け入られたスタイルなのなかと、自身の作品に取り入れました。
webで作品を発表する以上webでの文法の方がいいのかなと思っております。
それに加え執筆課程でラノベの作法、文法上の作法。これらも間違ているとは思えず複数の作法を知ってく中で自身の執筆スタイルに揺れている状態が、今の自分なのかな。と。
スマホでも「キャラ文芸」の発展形でキャラに漫画の吹き出しでセリフを喋らせることで物語を読み進めたり、Lineの形式のようにセリフで物語を読み進めるアプリなどもあり、みんな地の文をできることならよみたくないのかな? と私はそうも踏まえたうえで、あのような文体で書き進めたしだいです。
ブルース・クリーンさんやサタンさんのご指摘通りに読みにくかったり、理解する上で齟齬を与えてしまっては意味がありませんので、共通したご指摘を踏まえて考えていきたいところなのですがやはり迷走しています。
お二方はもちろん私についた編集者ではありません。
そのうえでお聞きしたいのですが、これからどのように書いていけばいいのでしょうか?
自分の小説を面白くしたいの返信の返信の返信 (No: 8)
投稿日時:
>そのうえでお聞きしたいのですが、これからどのように書いていけばいいのでしょうか?
このままで良いと思います。
誤解を恐れずハッキリ言ってしまえば、技術については未熟に尽きると言い切れてしまいますが、そんなものは書いてりゃそのうち上達するし、かえって「何もわからない未熟なうちに、手探りでより良いものを探そう」とすると、「良いもの」を書いてても「それの何が良いのか」がわからないので、身につかないし、「悪いもの」を良いと誤解してしまう事も大いにあります。
例えば今回の「短く、わかりやすい文を」というのがコレに当たりますね。
この心がけは大事ですし、ライトノベルにおいては文章の正義と言える言葉だと思います。
でもそれは、「ちゃんと伝わる文章が書けてる」ということが前提、その技術がある人が、次のステップへ行くときに心がけるべきこと。
もちろん、「短い文を書く」ことを続けて「次第に伝わる文章が書けてきた」という成長もあるでしょうから、何が正しいというわけではありません。
ただ、「短く、わかりやすい文」というのは大事だけど、それだけが出来てもダメだって事です。
それというのは、基礎たる技術が未熟なので「わかりやすい文を書いてるハズなのに、なんでわかりにくいと言われるんだろう?」と悩んでしまうことになるし、「短く、わかりやすい文が何故良しとされるのか」を理解していないため、と言えます。
なので、正確に言えば「わかりやすい」というのがどういう事なのか理解してない、と言えてしまいます。
「わかりやすい文」が良いのは当たり前。技術を知らないと、こういう結果を知ってるだけだから、そこへ「何故」と疑問が生まれない。
「みんな地の文を読みたくないのかな?」とありますが、もっと言えば「活字を読みたくない」と言えてしまいます。
小説よりも、漫画、アニメのほうがずっと売上がいいでしょ。文字を読むのは面倒くさいんですよ。
「仕方ないから読んでる」と考えれば、「わかりやすい文が何故良しとされるのか」が見えてくるでしょう。
「わかりやすい文」が何故良いのか、それは「ちゃんと読まなくてもわかるから」です。
流し読みにしても状況がわかる、漫画の絵みたいに、そこへ意識を集中する必要がない。
そうすれば、漫画と同じような感覚で小説が読めるでしょ?
まあ、これは極論ですが、その「なろうで書籍化もした大作」を読んだとき、全文をちゃんと理解するほどしっかり読み込んだんでしょうか? たぶん最初は流し読みにしたり、疲れてきたらやはり流し読みしたりしてたのでは? でも場面は理解できたし、ちゃんと楽しめたのでは?
ですから、一方で演出のためあるいは描写を濃くするため、あえて「わかりにくい、遠回しな文」を書くことだって別に悪ではありません。
「状況がわからない」というシーンは、心理描写で「わかりにくい文章」を書いたほうがよりシーンを適切に表現できますよね。「混乱してる」って事が逆に「伝わりやすい」わけですから。
話がかなり脱線しましたね。
ともかく、特に「これからどう書けば良いのか」と悩むことはありません。
今まで通りに書いていきましょう。技術なんてもんはそのうち身につきます。
感想で書きましたが、アイディアやセリフ回しなど、御作には良いものも沢山あったので、そんなに急ぐ必要はありません。じっくり温めていきましょう。
欲を言えば、その良いものをより良くする方向で創作をしたら良いと思いますが、そう言われたところで「じゃあそれどうすりゃいいの?」となるでしょう。
最初に戻りますが、それがわからないのは技術が身についてないからです。
例えば、セリフの多い人間関係でコメディ寄りのドラマを作るとか、今作のアイディアだけを抽出して別の話を作ってみるとか、あるいはアイディアから別のものを生み出してみるとか、ストーリー性を捨ててみるととか、いろいろありますが、そうした提案をしたところで、おそらく誤解を与えてしまうだけでしょう。
何かヒントになるかもしれないので書きはしましたが、基本的には何も変わらずこれまで通りに書けば良いと思います。
自分の小説を面白くしたいの返信の返信の返信 (No: 9)
投稿者 【本人から削除依頼】 : 1 No: 7の返信
投稿日時:
また手厳しい言い方になってしまいますが、まだまだ文章技術に改善の余地がある段階で、成功した方(上級者)を形で真似ても無意味です。その前にやるべきことがあるのです。
喩えとしてよく用いられるのがピカソの絵です。まるで幼稚園児のようだとも言われます(実はピカソの一時期の作風らしいですが、それは措いておいて)。だけれど、多くの人に高評価されるのは、写実的な絵を描ける実力を蓄えた上で、あえて崩していったからです。基礎ができている、だから応用ができた、ということですね。
御作に戻りまして、まず前提として「書かれたものが分かりにくい」ということがあるわけです。その原因として、一つには無秩序な改行があると申し上げています。読んで分かるのなら、そのようなことは申し上げません。
分かりやすく、うまく書けたとき、Web小説の特徴を取り入れて成形してもいいです。しかし、今の文章ですと何度も読み直しては書き直す必要があります。推敲という必須の作業ですね。
改行を頻繁に、読点の位置でも改行してしまうと、推敲に手間取ってしまうのです。結果、推敲をあまりやらなくなる。せいぜい1行内の書き直しで済ませたくなる。
それではいけません。今はまだ練習段階だと思ってください。練習に適した文章スタイルにしておく必要があります。
ですので、いったんWeb小説ではないスタイル、すなわち普通の文庫本で書かれているようなスタイルで何度も書いてみて、何度も書き直してみることをお勧めします。模写に適した文章も多々あるはずです。古今の文豪、新聞のコラム、いろいろです。
大事なことですのでくどいようですが、もう一度。文章で何か伝えるための基礎力を磨きましょう。そのための練習は練習しやすい文体を採用しましょう。
自分の小説を面白くしたいの返信 (No: 10)
投稿日時:
お二方の共通して指摘されたのは「わかりやすい文章を書く」という基礎を身に着けることが大事。ということでした。
これ以外にも、それぞれの視点で欠点を指摘して頂いた部分やアドバイスを元に再考し、掲示板を読み返しながら自身の作品を再構成してみようと思います。
重ね重ねありがとうございました。
自分の小説を面白くしたいの返信の返信 (No: 11)
投稿日時:
時間がたってもうこのスレッド見てないかもしれんし、そもそも自分なりに答えを出した以上は他人が横からとやかく言うのもどーかと思うのですが……
見てないならそれでいいか、と書いてしまおうと思います。
まず、私が指摘したのは厳密には「わかりやすい文章」ということではないです。
「文章」は日本語作成の基礎、すなわち「主語述語の関係」と「単文・複文・重文の区別とその理解・認識」さえわかってりゃ、基本的に何も問題ないです。
そういうシンプルで正しい文章が、一番「わかりやすい文章」です。
あくまで「文章」は、の話ね。
(これは数ヶ月か半年も気をつけてりゃすぐ身につくでしょう。数日か数週間でコツは理解できると思う)
ただ、私は前の返信で「状況がわからない場面」という例を挙げて、「わかりにくい文を書くことが伝わりやすくなる」と書きましたが、これわかりましたかね?
「わかりにくい文章を書くことが、わかりやすい文章を書いている例もある」って一見矛盾したことを言ってるわけですが、要するに、「文章」というそれ単体の話じゃなくて、「そのシーンで言いたいことが伝わりやすい」ということが、小説において「わかりやすい文章」ということです。
だから、文章の話ではあるんだけど、これは「その文章でどう表現するのか」という表現の話なんですよ。
つまり正確には「わかりやすい文章」ではなく「わかりやすい表現」という事。
流し読みしてても言いたいことはなんとなく伝わってくるって文章あるでしょ?
例えば御作のプロローグは、「寝起きの主人公の元に次々と美女がやってくる」という場面なので、これを表現できてりゃ問題ないし、それが「わかりやすければ」問題ないんです。
(ただ、序盤なのでもっと「この物語の目的」や「どういう内容の話か」というのが伝わってきたほうが良いですね)
たとえ「わかりにくい文章」であったとしても、「この「作者が言いたいこと」の表現がわかりやすければ」それで問題ないわけです。
もちろん、「表現のわかりやすさ」を得るためには「文章のわかりやすさ」も関係してくるので、まったく見当違いな話をしてるわけでもありません。「わかりやすい文章」それはとても大事なことです。
でも、ここで言ってるのは「シーンの主旨が伝わりやすい事」を指して「わかりやすさ」と言ってるので、文章の話ではないんです。
それと、関係ない事だけども、
書き慣れてない人が長編小説を書こうとしたら、早くて半年か一年くらいグダグダかかってしまうのが普通だと思う。
それを二ヶ月未満で書き上げたというのは、才能と言っていいレベルで良いものを持ってると思うし、おそらく執筆中はいろいろ展開に悩んだり迷ったりしたのだろうとは思いますが、読んでてその迷いが感じられませんでした。決めた事をまっすぐ迷いなく書き切ってるという印象です。
内容について感想で触れてなかったので、ついでに書いておくと、内容はヒネリなく王道な展開だと思いましたが、正直これ自体は賞賛すべきことです。
書き慣れてない人が変にヒネるとまずまとまらないし、わけがわからない陳腐なものになってしまう。
「ちゃんとまとまってる」というこれだけで、長編処女作とは思えない完成度があります。
アイディアは良いと書きはしましたが、それをちゃんと形にする作家たる能力はとても良いものを持ってると感じます。
ただ惜しむらくは、それを整える技術が未熟に過ぎたという点で、モノ自体は良いです。
スガヤヒロさんなら、あと一年、2・3作品も書けば新人賞で上位か中堅くらいに残ることは容易いでしょう。
なので、繰り返しますが、特に悩む必要はないです。変わらず、このまま前に進む事(すなわち次回作のこと)だけ考えましょう。
自分の小説を面白くしたいの返信の返信 (No: 12)
投稿者 【本人から削除依頼】 : 1 No: 10の返信
投稿日時:
サタンさんも仰るようにもうこのスレッドを見ておられないかもしれません。しかし、私からも、もう少し申し上げるべきことが出てきましたので、2点ほど補足してみたいと思います。
1.2人会話劇を書く力は相当ある
もう少し読み進めてみまして、先の感想は決めつけて言い過ぎた面があると気が付きました。まず、その点をお詫びします。具体的には以下のようなことです。
例えば、「白無垢、来訪」で、主人公と白無垢だけになったシーンでは、読んでいてさほど混乱しません。結構、すっとイメージが湧きます。地の文での主人公の思考駄々洩れは変わっていないのに、です。それ以前の部分の分かりにくさがなんだったんだろうと思えるほどです。
何が差か考えてみますと、シーンに関わるキャラ数があります。おそらく、3人以上のキャラで進行させると、キャラの言動・行動が制御しきれなくなるのではないかと思います。たとえキャラの出し方が電話だけであっても、ですね。
3人以上の場合は、プロローグ「帰還」では、例えばサブキャラ同士(サブヒロイン同士?)の会話劇部分では、どれが誰の台詞や行動なのかなどで、分かりにくいものがありました。
当面は、2人会話劇を中心にシーンを組み立てるようにしてはどうでしょうか。サタンさんが仰ることをリフレーズするようですが、書く量に応じて慣れてきて、慣れてくると使いこなせるようになります。
今でも2人会話劇はなかなかやれている感じです。もう少し慣れてくると、書いていて楽なのに、読者からはよく分かると言われるようになるはずです。そうしたら、サブキャラ2人の会話劇を主人公視点で書いてみる。それも習熟したら、3人同時に絡む会話劇へ進む。
なお、2人と3人はたった1人の違いですが、キャラ同士の絡み方の複雑さは段違いになります。キャラA・Bの2人だとキャラの絡ませ方は1種類です。A-Bですね。
キャラA・B・Cの3人になると、A-B、A-C、B-C、A-[B,C]、B-[A,C]、C-[A,B]と、少なくとも6種類に増えます。
(4人、5人と増えていくと、あり得るパターン数はさらに急増する。幾何学的にいえば、多角形の各頂点からの辺や対角線の選び方の合計みたいなもの。)
3人同時に絡むシーンを作る際、2人から1人増えただけなのに、複雑さ(の可能性)が一気に増えることは注意しておくべきだと思います。
2.守破離で考えると今のスタイルで量をこなすべきかも
何の話を始めたんだ、みたいな感じですが、守破離は芸事や武道の上達過程でよく言われることで、文章技術の向上にも当てはまると思っています。ご存じかもしれませんが、守破離とは以下のような能力開発過程のことです。文章技術に特化して簡潔に説明してみます。
・守:1つのスタイルで習熟して基礎力を養う。決して他のスタイルによそ見しない(よそ見すると混乱して上達が止まる)。
・破:守で得た基礎力を使って、いろんなスタイルからそれぞれの特長を盗む。
・離:破で総合的に力がついたら、自分だけのオリジナルスタイルで書いていく。
今は「守」を行うべきだと思われます。文章スタイルでいえば、サタンさんは「今のスタイルで次々と新しい作品を書こう」での上達をお勧めのようです。私からは「一つの作品を推敲を重ねてうまく仕上げよう」と申し上げています。
全く異なるアプローチです。これは、例えば読書で「乱読と精読、どちらもやったほうがいいよね」といったこととは全く違います。むしろ逆で「混ぜるな、危険」です。今のスタイルと推敲しやすいスタイル、どちらもやってみよう、は危険です。
サタンさんが仰るように、技術力がまだ発展途上で、スタイルの違いを明確に見極めきれない恐れがあるからです。そうなると、上達どころか混乱してくる恐れがあります。すると、どちらも中途半端のままになってしまう。
仮に「今のスタイル」「推敲しやすいスタイル」の二択だとして、どちらか一つを選んで、選ばなかったほうは少なくとも当面は捨てる必要があります(当然ですが、練習法の選択肢が相いれない三つ以上の場合も、ただ一つに絞る)。選ぶ基準は「書いていて楽、あるいは気分がいいほう」です。よくある上達のコツ「苦手分野を克服せよ」は、この件に関しては不要です。楽しむために書こうとしているのに、嫌なものに取り組むとめげますから。
通常の段落形式を使ったご質問文及び返信文だと、読みにくさはありません。その点も考慮して、推敲しやすいスタイルをお勧めしてみた面があります。しかし、もともとの執筆開始の動機は、Web小説を読んで、同じように書いてみたくなったわけであり、文面からもポジティブに拘りたい気持ちが伝わってきます。
モチベで考えるなら、サタンさんのご意見「このままどんどん書こう」を採用されるべきかもしれません。なんといっても、モチベ≒書きたい≒書いていて楽しい、は大事です。当面は趣味でもあるわけですから、書くことが楽しいのが正義でもある。また、コツ「継続は力なり」はこの件でも真理です。継続を支えてくれるのはモチベですよね。
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さらに補足。
実は「短文&改行」にも推敲しやすい面があったりします。テキストエディタやワープロソフト特有のことですが、「行≒文の入れ替えが簡単にできる」ということです。
先に申し上げた情報提示の順番については、これが如実に効きます。カット&ペーストでできてしまうからですね。段落で字下げ&改行の従来スタイルだと、これがちょっと面倒くさい。
さらに、「文ごとに番号を振って、各文の役割とつながりを考えて文章を分析してみる」という、面倒くさいながらも極めて強力な推敲手法も、「短文&改行」スタイルではやりやすい。従来スタイルだと、いったん文ごとに改行を入れないといけませんから面倒くさい。
普通のやり方の推敲では従来スタイルがやりやすくはありますが、今の短文&改行≒Web小説スタイルも、やりようはあるということになります。
なお、「短文&改行」スタイルにも明確な段落があります。既にお使いですが、地の文の空行です。段落としてはちょっとどうかなという空行もありますので、「地の文の空行は意味内容の切れ目」と意識して、空行を使いこなしてみてはどうかと思います。
自分の小説を面白くしたいの返信 (No: 13)
投稿日時:
サタンさん、ブルース・クリーンさん。
何度も丁寧にアドバイスしていただきありがとうございます。
以前のアドバイスを受け、さっそく別な書き出しから3000文字ほど書いてみたいたりと、お二方が示してくださった方向性を模索していました。
私の読み手のして生理感から逸脱した書き方。あるいは書いてる時のリズムのテンポが悪く感じるといってもいかもしれません。
できあがりの淡泊な文章に物語やキャラクターから距離を感じてしまい、首をひねっていたところでした。これまでの読書数が極端に少ないのもあるかもしれません。森見登美彦さんを参考に読み返したり、模写してる時にはそんなことないのですが。
お二方のアドバイスを受け、概要を感じとして把握できても、技術として昇華できるほど咀嚼できていないのが現状です。ですので、読み返しながらやっていこうかと考えていました。私の未熟な小説から抽出した粗を除去するためアドバイスが文面として残ることは通常ありませんから。身近な人やweb上の読者も1か0しか教えてもらえない現状、大変ありがたいことです。
お二方に、あらたに返信して頂いた内容を読むに、共通して「これまでのスタイル」の上に、技術を積み上げていくことがと説かれていました。そのうえで、歪ながらも光るものを感じ取って頂き、自分のこれまでの方向性を信じていけそうです。
厳しい意見も自分なりに咀嚼し、頂いたアドバイスを元に思案しながら書いていこうと思います。
長々と失礼しました。