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タイトル:キャラクターの魅力が上手く書けないの返信 投稿者: t

小説にあったドラマを書かないといけません。
これは小説というツールのことをどこまで理解できているか、という奥が深いテーマでもあります。ドラマにもピンキリありますが。初歩的なことでいうと。

出会ってすぐのヒロインが主人公のことをlikeではなくloveの状態で、物語がスタートするものがあります。ヒロインはなぜ最初から主人公のことが好きだったのか、初めて読む読者には理解できません。

また別の作品では、物語が進んでハーレム展開になりました。後で読者から、なぜハーレムになったの? と聞かれたとします。「このような展開がライトノベルの特徴の一つだから自然な流れで……そこまで考えていなかった」だと、当然はなしの中身は薄っぺらいものだったと言わざるを得ません。

その物語には人類を脅かす圧倒的な存在の敵がいる世界だったとします。
冒頭始まってすぐに主人公は授業で敵について勉強します。その間は地の文では設定を羅列しただけです、にもかかわらず、物語は読者が人類の敵の恐ろしさを理解できたと勝手に判断して進んでいきます。地の文で数行書いておしまい、この場合敵の恐ろしさを伝えるもっと上手いやり方はなかったのでしょうか。

例えば地の文で「あの子はなんて可愛いんだ」とでも書けば、それで読者にまで彼女が美少女と伝わるかは分かりません。動物達がたくさん暮らしている豊かな山々がある、そこを主人公が歩いている様子を書いているだけで、読者も同じようにすごい森だと思ってくれるのか……どうなんでしょうか。
どれも結局のところ文章力次第といえなくもないのですが。

物語にとって都合のいいタイミングであらわれて都合よくアドバイスだけ言って去っていく、舞台装置とはそういうものだと解釈しています。
なぜそうなるのかといえば、これが文章ですべてを表現しなければならない小説の特性だからなのと。彼らや設定が、物語にかかわるきっかけだったり動機をきちんと書けているか。必要な無駄、ドラマを絡ませた上手いやり方で”準備”を書けていたかどうかを考えてみるといいのではないでしょうか。

何かのお役に立てば幸いです。

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