ドラコンです。遅ればせながら、「じゃがいも警察」について追記します。
中世ヨーロッパ風異世界に新大陸原産の農産物には違和感があるということでしょうか。「新大陸原産の農産物を出さない」との制限をかけることで、物語に筋が通ったり、深みが出たりする例があります。
『レベル99冒険者によるはじめての領地経営』(藤崎、モンスター文庫)
3巻で、主人公たちの領地を視察に来る王子を、現代日本の料理でおもてなししています。「ケッチャプやウスターソースがあればこんな苦労は」と、赤ワインベースにバター、小麦粉、魚醤、ハチミツでハンバーグのソースを作っています(じゃがいも同様、新大陸原産のトマトは作中の異世界に登場せず)。また、「ジャガイモもトウモロコシもなくポタージュを作るのが難しいと、あれこれ探していたなかで行き当た」って、ブイヤベーススープを作っています。
材料に制限がかかることで、創意工夫が生まれ、話の筋が通り、説得力が増しています。
じゃがいもがダメなら、豆で代用するのも一案です。『レベル99冒険者によるはじめての領地経営』の著者に、豆コロッケやじゃがいもを使わないクリームコロッケ(牛は居るので牛乳は入手可能)を推薦したいですね。それに、同書4巻で主人公が「ジャガイモがないから、フライドポテトがないのが残念だ」と言っていました。これも、揚げ豆で代用できませんかね。
・中東の豆コロッケ「ファラフェル」
http://www.ntv.co.jp/3min/recipe/20150911_2.html
・クリームコロッケのレシピ
https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/e7876f406c31a2b26993c19bba2b4059.html