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タイトル:神視点での小説の成功例の返信の返信 投稿者: サタン

>「聖書」
>でも全体的に見れば、神視点なんでしょうね。
ごめん。ぶっちゃけ例に出しても読む人いねーだろ、と思って例に出した。実は私も倉庫にあった古いのを半分くらいしか読んでない。
おっしゃる通り視点の概念がない頃の作品なのでハッキリ言って無茶苦茶です。これを神視点だと言うのは難しいでしょう。
単に「視点がない作品は自然と作者視点になりやすく、それは技術としては結果的に神視点に近いものだ」というだけですから。

神視点は神様による一人称視点で書かれた三人称作品だと考えると三人称多視点との違いは見えてきますが、
三人称視点である以上、これは物語の外側にある第三者の視点で語られているという事なので、一元視点も多視点も「その中で誰にスポットを当てているか」という問題でしかないと思っています。
語り部たる第三者を強く意識すれば文章的に、f-logさんが書かれたように「俯瞰で書かれた文章」になり、すなわち登場人物のうち誰の視点にもしないのが純神視点とでも言う作品の特徴だと言えるでしょう。
しかし、それで言うと三人称多視点において「誰の視点でもない場面」というのは往々にしてあるので、これを神視点と定義すると、私の主張である「神視点は古い技術で今は使われていない」は完全な誤りです。

あくまで個人的な解釈ですが、「作者」と「読者」との間に「これどこのカメラ?」とでも言うべき疑問の「視点」が入って、「作者」「キャラクター」「読者」となるのが昨今の技術だと思う。
ようするに視点というのは作者と読者をつなぐインターフェイスなわけですね。
ここに、完全に物語とは関係ない「神」を入れると「作者」「神」「読者」になるわけですが、こうすると作者が直接語れば別にその「神」いらなくね? となるので、近年の「視点」の技術が確立するまでの古い技術が神視点だ、という認識です。
「作者」「視点なし」「読者」という作者の語りで書くものとは別だ、という考え。
もっとも、「視点なし」と「神の視点」はどう違うの? と言われると大きな差はないと思うので(それこそ文章面で些細な違いがある程度だろう。視点のない聖書を神視点の技術として挙げてるし)、いまや多視点を神視点と言う人もいるし、この技術を追うのであれば、「神視点」ではなく「視点を誰にも固定しない三人称」と意識したほうが良いと思う。
……だからそれが神視点だつってんだろ、という話をされてたことはわかるのだけども。

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