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タイトル:夢の中の返信 投稿者: 玄翁

 目の前で女が笑っている。
 見覚えのある顔だった。
「どうしたのよ? ケンイチ」
 周りの光景も記憶にあった。真夏の日差しが容赦なく照りつける田舎道の真ん中で、俺たちは立っていた。アスファルトの道路から陽炎が昇り立つほどの陽気に包まれているのに、俺も女も汗一つかいていなかった。
 いや、あの日のことは鮮明に覚えている。元々汗っかきの俺はシャツまですっかり汗だくになっていたのだ。それなのに、今の俺は暑さすら感じていなかった。
 そして彼女の方は暑さなど微塵も感じさせない様子でさわやかにたたずんでいて、そこだけはあの日と全く変わらなかった。
 何かがおかしい。ありふれた光景なのに現実感だけが無かった。疑念が頭を巡りつつも、俺はどうしても目の前の女に語りかけずにはいられなかった。
「なあお前、ユミコなのか?」
「何言ってるのよ。おかしいわねえ、ケンイチ」
 女は相変わらず優しげに微笑んでいた。
「だってお前」
 俺は続く言葉を口にするのをためらった。
「死んだはずじゃないか」
 次の瞬間、俺は目を覚ます。
 寒々としたアパートの一室で、一人布団にくるまっていた。

どうでしょうか?
私なりに夢の中のシーンを表現してみました。

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