小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

返信する!以下は元記事

タイトル:振り出しにもどして申し訳ないですが 投稿者: あまくさ

>1に関してはスカーが(物語的に)害だけでなく利点もあるキャラだったから悩んでいます。
>エリカとベアトリクスも対になる長所と短所を備えたキャラクターなので、物語的に相性はいいキャラクターです。
>その中に毒にも薬にもならない中途半端なキャラをレギュラーに加えるくらいなら、すでに完成している二人だけでそのまま進めるべきかが悩ましいところです。

>2に関してはベアトリクスの設定が足を引っ張っています。
>補充する場合、落ち度のないキャラクターでないとスカーと同じことを繰り返すだけになります。
>しかし明らかに落ち度のないキャラクターをいじめさせると、今度はベアトリクスのイメージが悪くなってしまいます。
>彼女は理屈自体は筋の通っているキャラにしたいので、作者自身がキャラクターを愛せなくなる展開は避けたいです。

>3に関しては本来なら自分で考えるべき部分なのでしょうけど、一度よい鉱脈を見つけてしまった以上、もっといいものを見つけるのは至難の技なので、苦しんでいます。

答えは明白ではないでしょうか? ご自分で仰っていますよ。

1に関しては、スカーは「利点もあるキャラクター」だったと。
2に関しては、「落ち度のないキャラクターでないとスカーと同じことを繰り返す」ことになるが、落ち度のないキャラクターでスカーの穴を埋めるとベアトリクスのイメージが悪くなると。
3に関しては、スカーを使ったクライマックスは「よい鉱脈」だったと。

これだけ条件が揃っているのに、なぜスカーを復活させないのでしょうか?
話を振り出しに戻してしまうようで大変恐縮なのですが、どうしてスカーをはずさなければいけないのか、もう一度じっくり考えてみることをお勧めしたいです。
前回のスレでマリン・Oさんはスカーを捨てる決心をされたわけですが、あの時のやり取りの中に彼女を捨てるのが妥当だと判断する理由は私には見つけられませんでした。

>毒にも薬にもならない中途半端なキャラをレギュラーに加えるくらいなら、すでに完成している二人だけでそのまま進めるべきか

当然、エリカとベアトリクスを主軸に据えて話を進めるべきでしょう。そして、そのためにもスカーは必要な要素だったのではないですか?

エリカは主役、ベアトリクスは主役級の重要キャラ、スカーは脇役という位置づけなのだと考えられます。脇役は脇役で必要でしょう。脇役が主役や主役級のキャラを喰ってしまってはいけませんが、そういう場合の解決法はその脇役を消してしまうことではなく、重要キャラを喰わないように扱いを調整することです。

>毒にも薬にもならない中途半端なキャラをレギュラーに加えるくらいなら、

つまりスカーは毒にも薬にもなる、中途半端ではない脇役だったということですよね?
その中途半端ではないところが悪目立ちして、主役級を喰ってしまうという「毒」になってしまっていたのではないでしょうか?
しかしそういう毒は使いこなすことを考えた方が絶対いいと思うんだけどなあ。

どう使いこなすかということのヒントを探すなら。

>誘拐事件の被害にあったことがきっかけでスカーがようやく己の無力さに気が付き、それがきっかけでベアトリクスと和解する展開

例えばここ、けっこう重要なポイントかもしれません。スカーが主語になっているのが気になります。ここの主語はベアトリクスであるべきなのでは? だってベアトリクスは主役級の重要キャラなんだから。
上の引用文ではスカーの主体性が前面に出ている印象を受けるんですね。しかし、あくまでベアトリクスの主体性を描くべきです。
そのへんを考慮して、読者に見せるところと見せないところを適切に配置すれば、問題は氷解するのではないかと思えます。

>3に関しては本来なら自分で考えるべき部分なのでしょうけど、一度よい鉱脈を見つけてしまった以上、もっといいものを見つけるのは至難の技なので、苦しんでいます。

これは、ポーカーでせっかくフルハウスができているのに自ら崩してしまったような話です。77755と揃っていたのに5を一枚捨ててしまい、スリーカードに役を落としてしまったのを嘆いているような感じ。別の5を引き当てればフルハウスに戻るけれど、それでは捨てた5にもうしわけない。かと言って、4枚目の7を引いてフォーカードに上げるのは至難の技だと。
しかしこれはポーカーと違って、一度捨てた5をもう一度拾っても誰も文句は言いませんよ。

コメントは4500文字以内。

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

トップページへ 「プロットの作り直しに関して」のスレッドへ

小説の書き方Q&A:創作相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ