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タイトル:SFで「時間旅行者が危険をおかしてでも見に行きたいと思えるような幻の作品」の設定に困っていますの返信 投稿者: サタン

いまいち何に悩んでるのかわからない。
設定であるなら、「時間旅行者が危険をおかしてでも見に行きたいと思えるような幻の作品」とタイトルの時点で設定できてるはず。
それが具体的にどのような作品であるか、という事に悩んでいるのであれば、まず問題を正しく理解したほうが良いと思う。
まあ、人の創作物に他人が「何が正しいか」を語るなんて私が恥ずかしいのだけど。

とりあえず、「時間旅行者が危険をおかしてでも見に行きたいと思えるような幻の作品」を作りたい。
でも、これは物語的には「時間旅行者が危険をおかしてでも見に行きたいと思えるような何か」であっても問題ない。
それでも物語は成立するはず。
てことは、そもそも「どんな作品?」という部分はどうでもいいハズ。別ものでも話は成立するんだから。
同様に「時間旅行者が」というのも、例えば「逃走中の政治犯が」でもいいし、「戦地で助かる見込みのない一兵卒が」でもいい。
「危険を犯すに値する立場の人物」であれば成立する。
となると、大事なのは「危険をおかしてでも見に行きたいと思える」という部分。
この「思える」というのが曲者で「作品」にも「人物」にもかかってくるから、「そう思えるくらいの作品」と考えるか「その作品にこれほど執着がある人物」と考えるか、ともかく、二通りの考え方が出来る。

「そう思えるくらいの作品」とする場合、「そう思えるくらい素晴らしい作品だ」と感性に訴えないほうが良い。そもそもそれを表現するほどの技術が作者にないためです。
これは個人をバカにしてるんじゃなくて、芸術などの評価や価値などは人それぞれなので、一様に「素晴らしい作品です」と言うのは茶番にしかならないと思うので、これを実現させる技術をもった作者はいないと思う。
だから、感性に訴えるなら「主人公が個人的に執着している」として主人公に感情移入させることで「主人公にとっては素晴らしい作品」という印象にしないと、上手くいかない。
よって、「作品が凄い」タイプの話の場合は、「作品に危険を犯すだけの値打ちがある」と、即物的な金の話にしてしまうのが一番楽。
そうでなくとも、「一般的に価値がわかる尺度」でまとめたほうがよい。
例えるなら、想定してる話とはまったく違うけど、トレジャーハンターが一攫千金を狙って危険を犯してでも狙いに行く。という話なら成立しますよね。

でも、おそらくそうではないと思うので、「主人公が個人的に執着している」という事にしたほうが良いと思う。
つまり、作品にではなく主人公のほうに設定が必要なのではないでしょうか。
例えば、なんらかの映像作品で、主人公は現存のものを途中まで見るけど、データ破損で最後が見れない。どうしても最後が気になる。ただ作品の最後までを見たいという一心で、危険を犯して時間移動する決意をした。とか。
こうした場合、主人公がどうしてそこまで気になったのかって設定が何か欲しいですよね。
作品の設定としては、今現在決まってる事で十分だと思います。

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